PECHEDENFERのブログ

Le rayon d'action illimité. D'une véritable ruche bourdonnante.

15: divers

BA のイノベーション

BA の 3月 5日プレスリリースから。BA は 70億 GBP の投資の一環として 600項目にも及ぶ新規構想を明らかにし、あらゆる面で変わります。ウェブサイトとアプリの改革、機内メッセージングサービス、短距離路線の新シートや長距離路線のファーストスイート導…

バルカン半島のフラッグキャリア

珍しい航空会社に搭乗してみたいという人に読んでいただきたいと思います。 北マケドニアの航空会社は現在ありません。コソボには Kosovo Airlines が存在していますが、現在機材を持たず運航しておりません。モルドバにも A319 と A320 を小規模運航 (計 5…

ワンワールドの 25周年

oneworld が1999年 2月 1日に結成されて今年で25年になりました。彼らのサイトでも特設ページを設けています。 oneworld Reaches A 25-Year Milestone With Nearly 9B Flown | oneworld 創始メンバーの American Airlines (AA), British Airways (BA), Catha…

2024:新年の表明

新年には修行方針を宣言する皆さんが多いのですが、私の旅は修行などと到底言えないユルユル。こうした記事を書く資格はありません。代わりに 搭乗や FFP 利用について今年の方針 をテーマにします。本来 年頭に書くべきですが、1月も終わりになってしまいま…

FFP:脱アライアンスと自社会員優遇の傾向(その3)

Air France-KLM は? Lufthansa グループ、BA-IB と共に欧州三極をなす AF-KLM。スターアライアンス、ワンワールドでは創始者たちが方向転換を行い、自社(や自社に近い会社)と会員の結合を強め、脱アライアンスを進めています。一方スカイチームの AF と K…

FFP:脱アライアンスと自社会員優遇の傾向(その2)

UA は Lufthansa と共にスターアライアンス創始者です。UA はその FFP、MileagePlus に金額制を導入、結果的にスターアライアンス提携各社との間に壁を作り、自社利用優遇、アライアンス排除に傾きました。同じ頃 Lufthansa は Miles & More 拡大と新加盟会…

FFP:脱アライアンスと自社会員優遇の傾向(その1)

ある者は露骨に、ある者は巧妙にです。 航空連合は、加盟会社の FFP の大きな部分(特典マイル獲得、特典航空券の提供、搭乗実績の記録、会員の優待)を共通化しました。多くの二社間提携を締結せずに、多社間で共通プラットフォームを構築すると経営効率は…

2024年始動

あけましておめでとうございます

2023年のまとめと2024年の大雑把な展望

謹んで今年の活動報告をいたします。 搭乗はパンデミック後 (私の意識では2022年春以降)、すっかり地味になりました。マイレージプログラムへの取り組みは停滞。欧州のプログラムはアメリカ三大手ほど変わっておらず、自分の活動や関わりも思ったより維持で…

航空会社ステイタスは買う時代 (その 3), der die Zauberkappe trägt

新しい潮流により世の中が変動する時、破滅的な変化が見えにくい形で進行していることはよくあります。Zauberkappe (魔法の頭巾) を被っていて誰にも見えない悪ガキのようです。 ステイタスとは名前? 仮定の話をします。情報技術が発達し、受けられるサービ…

航空会社ステイタスは買う時代 (その 2):改造か新設か

既存プログラムに「ステイタス購入」を導入した会社 徹底しているのはアメリカン航空でしょう。「デルタ航空が始祖となった」特典用マイルの支払金額基準は、他の北米大手も次々採用。一番遅かったのがアメリカン航空ですが、彼らは同時に会員ステイタス基準…

航空会社ステイタスは買う時代 (その 1):XP 単価 3.4€ ?

XP 単価 よく知られるように AF-KLM に搭乗する時、フライングブルーの XP が購入できます。正確にはフライトで消費する SAF を客が負担すると、会社はその貢献に応じて XP で報います。3つのオプションのうち、一番 SAF を負担する場合は (10 € のSAF 購入…

会員資格 vs 都度払い:JMB 会員が JAL に搭乗する場合

先日の記事では、上位資格がある会員とその時支払いが多い客とで、(キャビンサービス以外の付帯) サービスにどれだけ差があるか Flying Blue で検証してみました。 会員資格と都度払いの比較:フライングブルーを手に AF に搭乗する場合 - PECHEDENFERのブロ…

FB:ライフタイムプラチナ獲得には好機のはずだが

10月、11月と立て続けに改悪が発表された Flying Blue。しかし一部の人にはとんでもないチャンスが生まれました。 千載一遇のチャンスが到来 2024年11月1日以降、プラチナ (PLT) 会員更新時の XP 繰越に上限 (=300 XP) が設けられます。この改悪は今月にアナ…

会員資格 vs 都度払い:フライングブルーを手に AF に搭乗する場合

その時支払いが多い客と利用実績が良い客とでは、どちらへのサービスを手厚くするか?これはマイレージプログラムを新設、改訂する場合、サービス提供者は丁寧に検討するはずです。サービスの受け手である会員の方が、鈍感なのは考えてみれば不思議です。実…

JAL 新ステイタスプログラム 2月の予想の答え合わせ

2月に2つの記事で JAL の新しいステイタスプログラムに関して、予想を行いました。 JALの新ステイタスプログラムを予想する(その1) - PECHEDENFERのブログ JALの新ステイタスプログラムを予想する(その2) - PECHEDENFERのブログ 自分は自動的に参加する…

BA エグゼクティブクラブ遠隔利用 tips (2)

本ブログの開始時、British Airways (BA) の会員プログラム Executive Club (EC) を利用する日本人は少なかったようですが、今ではすっかり市民権を得て日本語の情報も増えました。私も散発的に記事を書きますが、遡って整理することは自分自身にも有用です…

リストラクチュアリング

確かに北米では、COVID 流行以前から料金値上げとサービス低下の兆しはありました。航空会社が提供する周辺サービスの話です。しかしそれが汎世界的になっていることが今では実感できます。以前のように旅行しようとすると、いろいろな壁にぶつかりますから…

世界都市ランキングと空港ランキング

森記念財団の都市戦略研究所は、世界都市総合力ランキング(Global Power City Index)を毎年発表しています。 世界の都市総合力ランキング(GPCI) | 森記念財団 都市戦略研究所 これは森ビル傘下にある研究所が作成する世界都市ランキング。不動産業を行う…

一里塚はかつて利用したカードへの復帰

個人的な話です。海外に出るようになり約1年経過しましたが、COVID 以前の情熱はなく、フットワークも重いままです。理由は SFC や JGC の「解脱」と同じ。ブリティッシュエアウエイズ BA のライフタイムゴールド GFL 獲得は COVID 中だったので、顕在化し…

真ん中席(その2)

エコノミークラスの真ん中席をめぐるお話を続けます。 会員特典の隣席ブロックに関する注意 チェックイン作業における隣席ブロックを上級会員の特典として航空会社が提供したとしても、これを謳うことはありません。おそらく大きな理由は、客室現場でシート…

航空機、航空会社のコラボ時計

航空機や航空会社をモチーフにした腕時計は、頻繁に企画されます。最近でも B747 の製造終了を記念して、スイスの Breitling がクロノグラフを発売しました。 Breitling Navitimer B01 Boeing 747 Release Info | Hypebeast このメーカーは航空機がアナログ…

JGC・SFC の海外版(その1)

一定期間中、フライト利用時に様々な特典が受けられるという有償サービスは、多くの航空会社が展開しています。この種の商品はだいたいサービスのセットを前金で販売、利用回数不問が普通です。フライトを利用しないと無駄金を支払うことになります。代表例…

エーゲ航空の現状

2022年末にエーゲ航空を利用してみて、気がついたことをまとめました。 ドイツーギリシャ輸送が命綱? エーゲ航空のラウンジで待っていて気が付いたのですが、ドイツ便が出発する前に混み、出発するとガラガラになります。路線を調べるとアテネ発の定期便は…

雨で外に出るのも面倒なので、疑似新年の決意2023

COVID による生活や習慣の断絶、空白は、「昨日と同じ今日を過ごしていた」人たちには、自身を振り返ることになったはずです。組織運営や社会の在り方に関しても、いろいろと見直しがあったのも同じメカニズム。 テーマを旅行とするブログとしては、改めて基…

2023年

あけましておめでとうございます。雨のコンコルドでした。 今年はどうなりますか。

2022年の総括

フライトの数 国内線 24本(ほとんど HND-ITM、他は HND-CTS、HND-UKB) 国際線 22本(Aegean, Air France, JAL, Turkish, KLM) 50にも達しません。以前は国際線だけで 30フライトを超えていました。2022年はパンデミックからの回復の年で、まだ業界が本調…

英国の航空会社、空港、その他のトップページの現状

9月19日11:00(GST)からエリザベスIIの葬儀が行われます。現在英国内がどうなっているのかは、外国人なら気になるところ。以下に20ものスクリーンショットを掲載しますが、弔意を表していたページだけ取り上げています。つまり9月17日現在のイギリスの気分…

9月の JAL のキャンペーンから

ラウンジビーフカレーの販売 何回目か分かりませんが、COVIDで影響 (国際線大量運休による需要減) を受ける関連企業の救済。JAL 国際線ラウンジで好評を博しているビーフカレーを一般販売します。 いつもの通り、JALカードで決済した時の「マイルがたまりま…

SAFへの取り組み:Lufthansaの場合

酷暑となった2022の欧州。南欧から中欧まで、「今まで生きてきた中で最も暑い夏」だった人ばかりのはず。フランスでは最高気温に関する大半の記録が更新された模様です。 こうなるとうるさくなるのは、温暖化ガス排出削減の声。もはや政治的にかなり危険な状…