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フライングブルーの上級会員資格を金で買う?(その3)

クレジットカードの年会費以外には、航空券払い戻し手数料だけでフライングブルー(FB)上級資格が獲得できるFBアメックス。ここに嘘はなかったとしても、航空券代を投資資金に回すことを考えると、多少の機会喪失であることがわかります。一方で、エールフランス(AF)は第4四半期の数字を繕えます。

 

アメリカの航空会社のFFPのように、マイルを買って上級資格を得るより、常時ファーストで移動した方が安あがりなのでは?となる負担ではないのですが、少し考えてしまいます。

 

さて、裏技のことは別にして、FBアメックスゴールドカードとFBアメックスプラチナカードでは、FB上級資格を得るための搭乗回数の一部がカバーできるようになりました。全部は無理でも一部はお金で何とかなるのですね。

 

ゴールドカードで4フライト、プラチナカードで 8フライトの搭乗回数実績が毎年付帯するようになりました。

 

日本におけるSPGアメックスカードとシステムが似ていますが、これは客にもAFにも良い改革ではないでしょうか。

 

FB シル バー会員の基準は、1-12月に(国際線)15回以上の搭乗実績です。FBアメックスのゴールドカードやプラチナカードは、資格獲得のために強力なサポー トになります。シルバー特典でAFの経費を増やしそうなのは、受託荷物の追加ですが、上級会員になった途端、荷物を増やす客は多くないでしょう。

 

FBシルバー会員は、ヨーロッパの多くの空港で、チェックインや搭乗、荷物の受取りなど多くの場面で優先扱いされるので、動きやすくなります。スカイプライオリティから優先保安検査だけを除いたような扱いです。さらにスキポール空港(AMS)では優先保安検査もOKだとのことですから、スカイプライオリティと変わりません。

 

同種の航空券が他社より安いから仕方ないのですが、KLMのチケットには空港混雑が「自動付帯」します。地上係員を減らして人件費を抑制しているのです。FBシルバーがあると混雑の大部分は避けられます。

 

専用保安検査の通過やラウンジ利用客の増大は、経費を膨らませそうですが、これらの特典はFBゴールド、FBプラチナに付帯します。これらの会員レベルは、それぞれ年間30回、60回の搭乗回数を必要とします。4フライトはもちろん、8フライトでも底上げとしては、やや弱いでしょうか。

 

AF-KLMは、ライン川-ボーデン湖-アドリア海を結ぶ線の西側のヨーロッパでは、圧倒的な路線網を持ちます。この地域の域内移動が多い客には、FBシルバーでもそこそこ重宝するはずです。(この線の東側の「西ヨーロッパ」と「北ヨーロッパ」は、LHを中心とするスターアライアンスの勢力圏。)

 

日本ではデルタ・スカイマイル・アメックス・ゴールドという年会費だけでゴールドメダリヨンが付帯、継続できるクレジットカードがあり、このカードを作る方が簡単です。同じスカイチームのAF-KLMでも、上級会員としてそこそこの扱いを受けられるでしょう。日本人でFBアメックスを作る方は、AF-KLMをよく使い(しかし、<30回/年)、顧客としてのアイデンティティを確認したい人でしょうか。