さてハノイでは、沖止め+バス移動が多いようです。ビジネスクラスとエコノミークラスで別のバスに搭乗です。小さなバスに7人乗車して、飛行機に向かいます。
16席あるビジネスクラスには私を含めて3人の乗客がいました。つまりスカイプライオリティ利用のエコノミーの乗客は4人ということになります。資料によると、このA321のエコノミーは168席。搭乗率は50~60%ぐらいでしょうか。ハノイでのスカイチーム上級会員の割合はこんなものです。
成田でもハノイでもスカイプライオリティのチェックでは、デルタ航空のカードを持つ日本人を見かけました。(というか、全部日本人では?)あのアメックスのカードのおかげでしょうか。成田ではアメックスのカード自体を提示している方もいました。一般的に言えば、日本人は節度があり、このような形で上級顧客にしても他の客から文句が出る可能性は小さいだろうし、日本で不利なスカイチーム各社に乗客が誘導されるし、アメックス(とデルタ航空)は結構な年会費がとれるしと、大変よい商品なのではないかと思います。
座席はキャセイのリージョナルのような感じでした。個別のモニターはありません。1時間ちょっとのフライトですが、しっかりした昼食が出ました。
牛はもも肉の薄切りでオーストラリア産でしょうか。歯ごたえがしっかりしています。赤ワインを使ったソースです。平麺はデュラムセモリナのパスタでした。麺食いの国ですので、とんでもなく外れた興味深いモノ(一部が固いとか麺同士が癒着して全体が固まっているとか)は出ません。デザートはベトナム風。ワインはグラスで出てきたので、銘柄はチェックしていませんが、オーストラリアのシラーズだと思われます。
キャビンに3人ですので、1人のCAが担当してくれました。
ベトナム航空では、あちこちにロゴやらマークやらが入ります。
こういう所は格好いいと思います。CAのユニフォームといい、ぬかりなく準備しているのです。サービスの現場は、マジメかつ丁寧ですが、エコノミーと同様で、笑顔が少なく、印象に残りません。しかしながら、従業員の国際化はすぐ進行するでしょうし、他社のノウハウを持った人間が現場でも増えれば、変化はすぐ起こるでしょう。ベトナム航空の無愛想な素朴さも今のうちだけなら、急いで体験しておくべきかも知れません。