PECHEDENFERのブログ

Le rayon d'action illimité. D'une véritable ruche bourdonnante.

ガイドブックあれこれ (国内編)

航空会社の上級会員資格も良いのですが、それ以上に旅を楽にするのはガイドブック。空港から外に出ない弾丸旅行を除き、旅行ガイドはあった方がよいでしょう。様々なシリーズができては、消え去っています。最近の傾向として、滞在日数で適当な本が異なるようです。最近使ったシリーズから。

 

(1) 地球の歩き方 (ダイヤモンド社)

短期~中期の滞在向け。別格のロングセラー。たいていの旅行者に必要十分な情報量を持っていて、日本語で書かれている本として、まず手に取る人が多いと思います。持ち運びにはやや大ぶりで、写真を減らした方が良いようにも思えます。今後次々、電子化されるようなので少し楽になるでしょう。しかも冊子の一部分の購入が可能になるようです。個人旅行、体験を重視する方針は変わりませんが、バックパッカー向けのガイドではなくなっています。そのためか、世界中で空白地帯が多くなっています。

 

(2) タビトモ (JTBパブリッシング)

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2~3日の滞在向け。都市観光用のガイドブックで、持ち運びに適当なサイズです。写真が多く視覚的にわかりやすいのは日本のガイドの良い点です。戦略的な値付けがされており、結構売れているのではないでしょうか。アジアの都市が多いのがシリーズの特徴です。基礎知識の記述は最小限ですが、必要なことは大体わかります。観光地そのものの案内より、買い物、飲み食い、宿泊の情報が充実しています。

 

(3) ララチッタ (JTBパブリッシング)

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2日~1週間の滞在向け。こちらも都市観光用のガイドブックですが、タビトモと値段が一緒、観光地そのものの案内より、買い物、飲み食い、宿泊の情報が充実しているのは同じ。タビトモより大版で、片手で使うのが難しい分、持ち運びでは劣ります。世界中の有名観光都市が取り上げられています。ヨーロッパが少し多いでしょうか。基礎情報は若干足りない気がします。地球の歩き方でその国の基本的な情報を下調べしておいて、このガイドを持って行くというような使い方がされるのでしょうか。

 

(4) TRAVEL♥STYLE Passport (成美堂出版)

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これも2日~1週間の滞在向け。地図が大雑把でわかりやすい、という不思議な本。地図を読むのが苦手な人向け。文よりも絵や図で説明がされていて、直感に訴ええる感じの編集方針のようです。小物のショッピングやスパ・エステの紹介が多い等の特徴があります。ということで、明らかに女性観光客を意識して作ってあります。ところがうわべとは裏腹に、使い勝手は非常に良く、イスタンブール近郊線路線図など、必要としている情報は網羅されています。かなり使えるガイドでした。トルコ、アンコールワット、バリ、シンガポール、ソウル、ハワイのガイドがあります。