バス代わりの飛行機

Tipps für Flugreisen

CI17:NRT-TPEエコノミー

バスのように考えてよさそうな便の一つです。飛行時間は2時間半ぐらいなのですから、さらりとエコノミーで行くのが正解ですね。2~3時間、バス、列車あるいは車で移動する時にフルフラットのシートを所望したり、移動の最中で飲食の質にこだわる人がいないのと同様、搭乗キャビンにこだわる必要はないでしょう。

 ここは成田空港。チェックインなどの地上業務はJALが行います。チャイナエアライン(華航)がSkyTeamなのにTerminal 2を使う理由です。

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ところが面白いことに、ケータリングはDelta航空が仲介しているようで、DeltaのトラックがTerminal 2で仕事をする光景が見られます。JALやCathayに囲まれ、なんとなく居心地の悪そうなトラックです。

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これは本日のCI17便。74番搭乗口に付けているB747-400です。75番搭乗口の待合ホールからの撮影です。置いていかれないように適当な時間に上階に昇り、隣のゲートの待合ホールに降ります。Terminal 2の構造は、ゲートを間違えた場合や変更があった場合は、昇降が面倒です。

 

機内で最初に行うことは、写真を撮ることでも、靴を脱ぐことでもなく、安全の確認。

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さてB747ですから、3-4-3の配列。座席はRecaro製です。内装は新しくて清潔感があります。もちろん座席は、姿勢よく腰かけている限り、疲れにくく、快適です。

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搭乗客は大部分が台湾の方のようでした。日本人クルーもいましたが、日本語はアナウンスで聞いたぐらいです。

 CI17はHNL-NRT-TPEという経路をたどりますが、機内に持ち込まれた買い物の袋を観察すると搭乗客の多くは日本から乗っているようです。

 中華系、子供が多いと2つの要素が重なり、とても賑やかなキャビンでしたが、18:30発、21:00着だったので気になりません。むしろ機内から台湾の気分が味わえ、良好です。IFEは新しく、使いやすいものでした。洋画はDelta航空とほとんど同じでしたが、共同契約しているのでしょうか。地図関係のソフトはDeltaと少し違います。

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台湾語のCDアルバムが相当あります。当たり前ですが他社にない特徴です。

 

さて飛行時間が短いので、ドリンクサービスなしにいきなり機内食が配られます。チキンを頼むと鳥丼が出てきました。原価が高そうな機内食です。

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もも肉半分が形を保って載っています。食べやすいように切れ目が入れてあります。味付けは生姜風味の醤油ベースですが、全く辛くなく、ほんわかした味わいです。刻み卵や丸ごと入ったシイタケに趣味を感じます。オードブルも茹でエビ、ホタテ刺身と、実は豪華なのでした。(冷凍ホタテは意外と高価ですね。一部凍っているなどということもありませんでした。機内食で出すには勇気がいる食品ですが。)温めてあるパンは2個目ももらえます。全体の量は普通です。

 ワインはボトルからなみなみと注がれ、渡されます。白をもらいましたが、銘柄は確認できませんでした。明らかにChardonnay主体。瓜を思わせる香りと、荒々しさが感じられないことから、イタリアのようです。イタリアだとするとChardonnay 100%でしょう。見立てはともかく、エコノミーのワインとしては1ランク以上、上のものを出しています。呼称や銘柄が問題になるレベル、料理との相性が問題になるレベルのワインです。

 総括すると機内食は、非常にレベルが高いのでした。

 機内食が行き渡ると、クルーは一斉に緑茶、ウーロン茶、コーヒーを配って回ります。「xxxx嗎?」があちこちで同時に聞こえます。活気があって、この雰囲気は中国文化ならでは。「乗った時からもう台湾 チャイナエアライン」に偽りはありません。

 

豊後水道に達する頃には、飲食のサービスは終わって、片付けを始めています。

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その後に免税品の販売があったのですが、かなり盛況でした。近頃、免税品販売に全く反応のないフライトが多いので、これも好印象です。

 

華航は1994年の名古屋での事故の対応でもめたせいか、日本では評判がよくありません。その後も大事故が数年に一度起きています。何となく危ない航空会社のイメージは根拠なしとも言えないのですが、2002年以降大した事故はありません。本当に危ないかどうか、素人には判断できませんが、最近は質的に転換したとのうわさもあります。旅行が楽しめないぐらい心配だと問題ですが、大部分の方は気にするレベルではないように思います。

 サービスについても、笑顔が少ないこと以外は問題ありません。IFEを含め、機内の日本語環境は最高レベルです。

 ビジネスクラスが安いという理由で、モントリオール条約非加盟国で海外発券するような risk taker ならば、華航のチケットの価格は魅力的なはずですが、何故か前者を勧める人は多くて、後者を勧める人は少ないのですね。不思議なことです。