さて、先日のDL285の帰りの便となります。香港発券になった理由は、ちょっとした天候のいたずらです。
機材は同じB767。2-3-2の配置。広すぎない狭すぎないこの空間が好きです。新しいインテリアデザインの影響もあり、シャープで、色彩のバランスが優れているように感じられます。
後ろを向くと、キャビン最後部にDELTAのロゴが浮かび上がります。仕切り壁にある企業ロゴをエコノミーのキャビンで見るのは初めてです。現代的なオフィスのような感じです。デルタのキャビンは全体的に清潔感がただよい、落ち着くけれどだらけない微妙なバランスをうまく実現しています。
良くできた個人用スクリーン。これがIFEのホームページ。
表示部のすぐ下の中央付近をタッチすると、下の画面になります。
個人用照明や呼び出しボタンをタッチスクリーンで操作します。シートリクライニングは電動ではないので、 パネルにはありません。
さて今日の飛行時間は3時間50分。成田の離陸後、しばらく気流が悪く、ベルト着用のサインが消えた時には、伊勢湾を過ぎていました。奈良県上空に入ったあたりで、ぺーパータオルの配布が始まります。
回収は和歌山市上空。続いて幼児食が配られ、機内カートが出てきた時には徳島県に入っていました。さて機内食は、chicken&riceか、pork&riceだったので、「豚と米」を選んだら、カツ丼でした。ミニカツ丼。米がやや水分を過剰に含んでいますが、普通のカツ丼をかなり再現しています。卵の生加減もOKです。三つ葉まで載っています。一方、生野菜サラダは量で満足させるようです。
何やら一点豪華主義ですが、満足度は低くありません。往きもそうだったのですが、機内食の構成が上手です。
バターではなく、48%植物油を含んだスプレッドなのは、アメリカ的です。食器をとにかく軽視するのもアメリカ文化だとして尊重する気になれば、気になりません。
玄界灘上空で、食べ終えたトレイなどを回収に来ます。機内duty free shoppingを中止したことは、この便でもアナウンスがありました。その後香港のLanding Cardが配布されますが、それが終わろうとする頃、強いturbulenceが始まり、ベルト着用サイン点灯、そのままキャビンは消灯となりました。あと2時間20分も飛行時間が残っています。
ベルト着用サインはあまり消えることがありませんでした。飛行時間が残り35分になってコクピットからアナウンスがあり、キャビンが明るくなります。その時にはすでに降下が始まっていました。
がすぐにまた暗くなり、着陸します。
46番ゲートでした。
香港人の家族連れが多く、にぎやかなフライトでした。
このNRT-HKG便がなくなってしまうのは本当に残念です。