成田空港のCathay Pacificのラウンジが、「しょぼい」と評判が良くないことは知っています。今回は成田に着くまでJALラウンジのカレーと決めていたのですが、有坂氏の選んだワインが6月に来た時と同じモノであることを思い出して、簡単に変心してしまいました。Qantasラウンジへ行ってもChandonが置いてありそうで、これもがっかりになる可能性が大きく、今回は誘導されるままCathay Pacificのラウンジへ行きます。
有坂氏も大御所になっているので、どこまで本人の探してきたワインかわかりませんが、全くブレを感じません。JALのファーストクラスラウンジにあるワインは価格的には大したことがないだけに、かえって印象深いものがありました。
東京の住民には、Chandonは某イオン系スーパーマーケットで赤、白、泡、桃泡とおなじみです。Qantasに行っても、新しい出会いがない可能性が高いのです。
出国すると、目の前のエレベーターがラウンジへの入り口です。香港国際空港のThe Wing並みに便利です。
First Class LoungeとBusiness Class Loungeではないことに注意。とにかく上階に上がります。
さてCathayのラウンジ、サンドイッチ4種、巻き寿司2種、稲荷寿司、カップめん3種、バナナの他、少々のスナックがある程度でした。それでもワインは赤2種、白2種揃っています。
ついでにいうとこのTatiaraのChardonnayというAustraliaワインも某スーパーマーケットの常連です。Chandonを避けてきたのに、同じような面構えに出会いました。
Argentineの赤はCabernet Sauvignonで典型的な味わい。バーベキューなどにピッタリですが、日本人の味覚には酸が足りなく、糖度が高いのではないでしょうか。他の3つは日常ワインとして優れものです。Baron de Paris という名前は、Le Baronという著名discothèqueを連想させますが、Merlot+Syrahという非典型的な組合せの印象に残らないワインでした。Spainワインは冷涼な気候がうかがわれ、興味深い一本でした。しかしここには赤ワインに合いそうな食物がありません。白3種、赤1種の方が良いのではとも思います。
Cathay らしく長いカウンター。窓から滑走路が見えたら、評判も悪くはなかったでしょう。ししおどしを据えた屋上庭園があれば、外国人がここを陣取るかもしれません。
こんなものまでコーポレートカラー。こだわるところには徹底的にこだわりを見せます。
十分な数の人が働いています。食べ物、飲み物の管理と掃除は行き届いています。せっかくだからカップめんを食べてみました。
味は、食べ終わった瞬間に忘れてしまいました。調理もインスタント、忘却もインスタント。これはCathay Pacificで運んできているのでしょうか?