PECHEDENFERのブログ

Le rayon d'action illimité. D'une véritable ruche bourdonnante.

AF6259:BOD-ORYエコノミー

派手なBordeaux空港Hall Aです。ヤシの木?リゾート地の空港のようです。しかもここは出発レベル。となると、人寄せのための装飾に他なりませんが、これから始まる旅を彩るにはこのぐらいあっても良いのかなとも思えてきます。

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搭乗はHall Bなので、この派手なロビーに別れを告げなくてはなりません。

 

22, 23, 25, 26番ゲートは、フランス国内線専用のようで、セキュリティも独立しています。とはいってもほとんどパリ便です。首都への集中度は日本の比ではありません。

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セキュリティを通過した後のスペースは十分。

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Air Franceの機内誌が大量に置いてあり、搭乗客が持って行って良いのはパリの空港と同じですが、Le Monde(一般誌), Le Figaro(一般誌), Les Echos(経済新聞), L'Équipe(スポーツ誌), Sud Ouest(地方誌), The New York Times(英文誌)も「Servez-vous」状態です。

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新聞は待合ホールにあったり、搭乗橋の中にあったりしますが、とにかくレガシーキャリアLCCに比べて料金が高い分、こういうサービスが充実しています。AFの場合、機内で必ずスナック、Viennoiserieまたはサンドイッチが出るようです。一方、日本では普通のクッションや毛布が機内にありません。(少しは登載しているかもしれません。)客が期待するサービスは東西で違います。

 

私も恩恵にあやかり、今日のお供を選びます。

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字が小さく、読むのに時間がかかるおかげで待ち時間、フライトと退屈しませんでした。

この新聞は優等生なのですが、長大な記事がずらずら並ぶので、活字中毒者でないと購読しないのではないでしょうか。しかし普段は20 minutesを読んでいるのに、空港ではLe Mondeを手に取る人は多いでしょう。皆、本音ではLe Mondeを読みたいのでしょうか。よくわかりません。とにかくこの現状はしばらく続くでしょうから、空港はLe Mondeの良い顧客でありつづけるでしょう。

 

定期的に「荷物はいつも身近に。誰のものかわからない荷物は破壊されます。」という放送が入りますが、自分がそれに近い目に合うとは想像していませんでした。荷物を椅子に置いて、2分程度離れていたら無くなっています。近くにいたオジさんが、地上係員が今から出る便へ持って行ったと教えてくれます。追いかけようと、待合ホールから搭乗橋へ行こうとしても、ガラス扉がロックされています。思わず口をついて出た言葉が"Merde!"こういう時は現地語が出ますね。

 

搭乗客に該当者がいないのは当然で、荷物と一緒に地上係員が戻ります。「うちのんや」という私に対して、地上係員は諭すように注意します。私はもちろん平謝りです。荷物から離れた私が悪いのは明らかですから。

 

Air Franceは保安と顧客への対応をうまくバランスしています。言葉使いはまともですし、信用に足る会社です。また事を教えてくれたオジさんにも感謝です。フランス人は、困っている人にはとても親切です。

 

往路と同じA321。かなり混んでいましたが、F席の私の隣は、D, E共に空席だったので楽な旅行でした。ブロックされたわけではないと思います。

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A320型の良い所は、機体が人の感覚に近づくことですね。コンテナを入れる時は、何が起きているか、振動でわかります。

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また大型機は、滑走路に進入してから加速を始めるまでに一度止まるのですが、A321になるとこれがありません。コーナーリングをこなしてしてから急加速という感じが好きです。

 

朝飯代わりのpain au chocolat。単純にun caféを頼んだはずですが、expressoになっています。これも気を利かせたのでしょうか?湯が足りなかったのでしょうか?

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朝日が強すぎて、うまく撮れませんでしたが、La Dordogne(上の川)とLa Garonne(下の川)に挟まれるEntre-deux-Mersです。

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青リンゴの精ともいうべき香りを持つ白ワインを大量に産出しますが、60~70年代まで赤ワインが中心でした。時代に合わせて栽培する作物を変えるのはいずこも同じ。この地域は、うまく変身できました。

 

飛行は順調で、定時到着でした。

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