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エーゲ航空 マイルズ&ボーナスの制度変更

極端に簡単にスターアライアンス・ゴールド会員になれ、32年に1度スターアライアンスの便に搭乗するだけで資格が維持できるというMiles and Bonus(M & B)は、エーゲ航空FFPです。そのM & Bから重大なアナウンスがありました。プログラムの大きな改革です。

 

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2014年11月24日より適用されると見られますが、新制度の概要は正式発表されています。

http://www.newmilesandbonus.com/en/

 

現行制度での上級会員資格の到達と維持に関する条件は、以下の通りです。

・最後のマイル積算から、1年以内にそのマイルを含めて4,000マイルを積算したらブルー会員(スターアライアンス・シルバー会員、*S)。M & B入会時に1,000マイルが自動的に付与されるが、運用上これも積算される。

・ブルー会員到達後、1年以内に16,000マイルを積算したら、ゴールド会員(スターアライアンス・ゴールド会員、*G)。

・上級会員資格は無期限。ただし23年間マイルの積算が無いとM & Bのアカウントが凍結され、さらに1年間動きが無いとこのアカウントは消滅。M & B会員資格の消滅。

 

上級会員が事実上の生涯資格だったことに加え、1年以内での通算20,000マイルの積算でゴールド会員到達という運用を行っていたことから、他のFFPに比べ、段違いに上級会員になりやすいプログラムでした。それも終わりになりそうです。

 

新制度のあらましは以下の通りです。

 

(1) 会員資格

入会するとブルー会員です。任意の1年間に資格マイルを24,000 miles貯めると、シルバー会員になります。ただしエーゲ航空オリンピック航空を含む。以下同様。)2搭乗が含まれていると、資格マイル12,000 milesの積算でシルバー会員になります。シルバー会員は*Sになります。

 シルバー会員が任意の1年間に資格マイルを48,000 miles貯めると、ゴールド会員になります。ただしエーゲ航空4搭乗が含まれていると、資格マイルは24,000 milesの積算でゴールド会員です。ゴールド会員は*Gになります。

 現在と同じ3段階の会員レベルですが、白・青・金が青・銀・金に変わります。Q & Aを読むと、一段階づつしか会員資格は上がらないようです。

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 (2) 会員資格の維持

シルバー会員が資格取得後(または資格維持確定後)1年以内に資格マイルを16,000 miles積算すると、その時点から1年間会員レベルが維持されます。エーゲ航空2搭乗が含まれていると、この積算は8,000 milesで構いません。ゴールド会員が会員レベルを維持するためには、資格取得後(または資格維持確定後)1年以内に資格マイルを24,000 miles積算するか、エーゲ航空4搭乗を含む資格マイル12,000 milesを積算する必要があります。

 文字通り理解するとあまりやさしくありません。多くのFFPは2年周期です。すなわち、ある基準日から1年以内にマイルなり搭乗回数を満たすと会員レベルが維持されますが、その維持される期間は基準日から2年間です。M & Bの新制度は、マルコポーロクラブの会員資格期間と同じ形式になっています。

 なおゴールド会員がその資格を維持できない場合、次の1年間はシルバー会員になります。シルバー会員がその資格を維持できない場合は、ブルー会員になると明記されています。この点は、マルコポーロクラブと異なります。

 

マイル数から判断すると、到達も維持も相変わらずスターアライアンスで最も容易なレベルですが、期間に関していうと他のFFPより厳しくなっています。2点を総合すると、すぐ近所にあるトルコ航空のMiles & Smilesの場合とあまり変わらず、上級会員資格の維持には同程度の頻度の搭乗が要求されます。

 

(3) 現在の上級会員への移行措置

ブルー会員(*S)11月24日以降、ブルー会員へ移行します。新ブルー会員はスターアライアンスでは上級会員ではないので、これは格下げです。もし過去1年間の搭乗実績が新制度のシルバー会員の維持基準を上回る場合は、シルバー会員に移行します。

 現在のゴールド会員は、2014年11月24日新制度のゴールド会員へ移行します。

 

(4) 発表されている新特典

フライトに直接関係ない提携会社のサービスを除くと、現在のM & Bの上級会員にはスターアライアンス各社の共通特典しかありません。新制度では、以下のように航空会社のFFPらしい上級会員特典が新設されます。

・資格マイルの購入

エーゲ航空利用時の積算特典マイルのボーナス(シルバーが10%, ゴールドが20%)

・席の確保(ゴールド)

・シートのアップグレード(シルバーが年2回、ゴールドが年4回)

・シルバー会員のエーゲ航空ラウンジの利用(年4回)

複数人によるアカウントの共有(特典マイルに関する部分のみ)

・Happy Miles

アテネ国際航空での駐車場の優待

 

以上4項目にまとめてみましたが、どう見ても大改革になります。私も含めたM & Bの現会員にとっては一大事です。

 

現在のゴールド会員が会員レベルを維持したいならば、来年の11月23日までに12,000 milesスターアライアンスで飛ばなくてはなりません。なおかつ、その中にはエーゲ航空の利用が4回含まれる必要があります。さもないと24,000 milesの搭乗が必要です。それを達成しても、達成日から1年以内に同じ搭乗実績が必要となります。この繰り返しです。ある程度スターアライアンスを利用しないと維持はおぼつきません。

 同じ*Gで比較すると、トルコ航空のElite会員は2年間に37,500 milesで次の1年間、会員レベルが維持できます。毎年18,750 miles飛んでいればよいわけです。M & Bと同じレベルです。一方、トルコ航空の自社路線網は比較にならないほど広大です。

 また、今ゴールド会員を目指してマイルを積算している方は、新制度の会員に比べると不利になるわけではないのですが、目標が遠くなりました。

 

なお、搭乗によって得られる特典マイルには、変更はないとのことです。一方、特典航空券の発券に必要なマイル数には、少し変更があります。ただしエーゲ航空の特典航空券に関してだけで、スターアライアンス各社の特典航空券の予約に関しては、現行のマイル数から変更はありません。

 

会員維持するためには、スターアライアンス利用の年間計画を立てる必要が出てきました。ヨーロッパにあまり行かないゴールド会員は一気に大変になるし、行く会員も東欧や南欧へ向かうことが増えます。個人的には、乗る気が起きるスターアライアンスの加盟会社を開拓しないといけません。さてどうしたものでしょうか。