Paris-Bologna間の輸送密度は小さいはずと、何となく予感はあったのですが、案の定Terminal 2Gからの出発。おそらくCharles-de-Gaulle空港で最も辺鄙な所にあるターミナルです。一年ぶりです。Terminal 2Fの出発レベルからN2という空港内シャトルバスを使います。牧歌的な雰囲気が漂い、ピクニックに来たみたいです。
Air France（AF）のStuttgart, Gothenburg, Ljubljana, Bilbao, Bremen, Torino, Nürnberg, Bologna, Oslo, Hannover, Vigo, Genova, Veronaなどの欧州便とPau, Rennes, Clermont-Ferrand, Mulhouse/Baselなどの国内線以外には、LuxairのLuxembourg便があるだけです。大部分の空港コードがわかりません。旅客量が小さい路線用のAFグループのターミナルと言ってよいでしょう。建物は安普請。LCC用に建てたのではないかと思います。
ターミナルの運用は時代とともに推移するので、将来はLCC用になるかもしれません。
前回来た時は早朝で、ホールは満杯でしたが、今回は10時台。ガラガラでした。チェックインホールには、Relay（雑誌、新聞）とPaul（パン屋）以外には飲料やスナックの自動販売機があるだけですが、WiFiは他のターミナルと同様に使えます。
セキュリティを通過して上階に上がると、すべてのゲートの共同の待合ホールになっています。ここは混雑しています。香水、アルコールなどの免税店、鞄やファッション小物を扱うBUY PARIS Collection、Relay、軽食をとれるBARが並んでいます。PS3も2台あります。天井が建築予算を物語ります。
倉庫か掘立小屋のようなこんな建物にも、AFのラウンジはあります。
G21~G40というゲートがあります。ゲートは出発の20分前にわかりますが、これが搭乗開始時間になります。Heathrowを真似したのでしょうか。ホールから共通の入口を通ってゲートに向かいます。通路に新聞が８種類ぐらい置いてあります。ゲート近くには並ぶ程度のスペースしかありません。なお搭乗開始10分後が最終搭乗案内、15分後がゲート閉鎖です。問題は早めに搭乗が開始したり、搭乗が遅れたりすることで、掲示には常に注意が必要です。結局G23というゲートでした。ここから建物を出て徒歩で機材へ向かいます。
本日の便はHOP!の運航で、機材はEmbraer 190。100人乗りだったはずです。写真でわかるとおり、搭乗用の外付け階段か、梯子がないと登機できません。
内部は2－2の座席配列で、革シート。リクライニング機能がなく、少し背もたれが倒れ気味ですが、前後の間隔は十分あります。満席のようでした。
スケジュールの上で90分ほどのフライトですから、国内便とサービス内容に違いはありません。給仕されたモノは、ソフトドリンクとスナックだけです。HOP!キャンディはありません。前の方には、シートの仕様が同じビジネスクラスが８席あり、そちらはもう少しヘビーでしょう。
Libérationが本日のお供。フランスの新聞は誤植が多いのですが、これは派手な誤植でした。baiserではなくて、baisserでしょう？本文中でも同じ綴りだったので、こう発言したということでしょうか。考えにくいことですが。
出発が遅れたため、15分ほどの遅れでBolognaに到着。ターミナルビルまでは200 m程度離れていたため、バスで移動しました。歩いた方が早いはずですが、距離が長いといなくなってしまう人が出やすいので、バスとなります。
気温は25℃。Parisは15℃ぐらいでしたから、上着を脱いで手にする人が多く見られます。イタリアの空ですね。
