バス代わりの飛行機

Tipps für Flugreisen

AF274:CDG-HND ビジネス(空港で)

この便はCDGのTerminal 2E、Kサテライトから出発することが多いようです。2Eはサテライトが3つありますが、Kはセキュリティチェックに直結の建物。巨大ターミナルのデメリットは現れません。AFが一番良い所を占めるのは、当然ですね。

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Sky Priorityのチェックインカウンターは、Zone6-7 ですが、いつのまにやら城壁ができています。9月に来た時は無かったので、唖然としました。

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入り口でのチェックが、さらにdiscothèqueに似てきました。

 本拠地は余裕ですね。張り付いている人の数が全く違います。AFは自社会員にフレンドリーな対応をします。さらにCDGのスタッフもなぜかフレンドリー。ヨーロッパ的な田舎くささを感じます。他の航空会社を使うとストレスがたまるようにできています。本拠地がその航空会社を優先するのは、CDGに限りません。

 

このオブジェは年末年始用でしょうか。恒久的なものでしょうか。

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このままチェックインしようものなら、服装を理由に搭乗拒否されること間違いなしという人たちがいます。特に真ん中の人。

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Acces No.1から制限区域内へ移動しましたが、一般レーンも混んでいるわけではありません。10年前はチェックインとセキュリティの長い列を勘定に入れて、時間の計算が必要でしたが、今やAFを使う限り、いらいらするほど並ぶことは稀です。

 

Terminal 2Fが金属の梁を強調した建築に対し、2EのKサテライトは木目と光の加減に拘ったようです。朝昼夕夜と違った表情を見せますが、ここは長距離便の発着用。大抵の搭乗客はどれか一つの表情しか経験できません。

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建築の最中に全体が崩壊、4人の犠牲者を出して工期が延びたというエピソードは、あまり語られることが無くなりました。

 このサテライト、商業施設もほどほどの節度を保っています。セキュリティを通過すると左手にSalon d'Air France、右手にSalon Premierがあります。JALのファーストクラス利用者は、Salon d'AIr France内の「特別な」セクションを利用します。が、日本語の新聞が多く置いてある以外は、食料や飲料を含め、サービスは同じです。しかもその空間は狭いので、特権者よりも隔離者にならないかと心配です。

 この2つの概念は社会的な意味が正反対ですが、境界は曖昧です。

 どこでも自社顧客が一番。提携会社顧客は不自由が無いようにもてなす程度です。最近はこの種の囲い込みが激しいのかもしれません。今日のメジャーな航空会社は、 他の航空連合や提携関係にない会社との競争に加え、同じ航空連合や提携会社との競争の二段階になっていることがはっきり見えます。

 

oneworldのEmerald会員は、JALでチェックインする時はファーストクラスのカウンターの利用が保証されています。しかし、もし「どこに並んだらよいか教えてほしい」と係員に聞くと、ビジネスクラスカウンターを案内されるはずです。JGCの扱いを相対的に上げたいのですね。私はJALのブランド戦略にも協力したいので、素直に案内に従いますが、いろいろと難しい調整を含んでいそうです。

 

さてブランド戦略で負けるはずがないフランス。AFのSalonsも頑張っています。高級路線で行くほど金があるわけないので、デザインで差別化するのでした。

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もっともこの程度は、昨今では公立学校のレベルです。

 ワインはChâteau Camensac 2008が目立つぐらいで、後はほどほどです。このワインは若い時には地味です。そのため低評価、低価格です。それで空港の「タダ酒」になるわけです。しかし30年ぐらいは平気で成長し、それなりの感動を与えるワインになります。確かに今の段階ではこの2008に魅力を感じる人は少ないでしょう。しかし、10年後、20年後には花開いて別物になっている可能性が高いのがCru Classéの面白いところです。

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免税店でFaiveleyのNuit-Saint-Georges, Clos de la Maréchale 2002とLatricières-Chambertin 2003が意外に安かったので購入し、ゲートに向かいます。

 

JLとのコードシェア便。日本語をしゃべる乗務員がいないとのことです。

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TXLからCDGまで乗ってきたAF1735便もドイツ語をしゃべるクルーが居なかった(安全の注意ドイツ語バージョンは録音の再生)ので、いよいよ日本語もドイツ語並みの扱いかと思っていましたが、このAF274では日本語のライブ機内放送がありました。確かに一人は乗っていて、私もトイレでお会いしました。ところで東京行で独伊西語って、どういう意味があるのでしょう。

 

地上ではSNCFとDBが共同事業を拡大する一方で、独仏語に堪能な乗務員をずいぶん揃えています。こういっては失礼ですが、歴史的に鉄道員は地域密着型で、外国語はおろか、世界地図も良く呑み込めていない連中が多かったはずです。そこそこbilangueが増えているところをみると、この2国の数十年にわたる努力が実を結びつつあるようです。問題は航空業界。もともと多言語がベースなので、もはや改めて配慮する必要はないという判断でしょうか。コスト削減の一環かもしれません。