バス代わりの飛行機

Tipps für Flugreisen

BA7:LHR-HND エコノミー転じてプレミアムエコノミー

LHRはBAの母港。Terminal 5を専用利用していますが、それ以外にも、

Terminal 1(AMM, GYD, BEY, CAI, HAJ, LUX, LYS, MRS, RTM便)と

Terminal 3(BCN, BUD, GIB, HEL, LIS, PRG, VIE, WAW便)

に発着便があります。

 

今回は、BCN-LHR便とLHR-HND便を乗継ぎました。すなわち到着がTerminal 3で出発がTerminal 5。覚悟が必要なパターンです。面倒な乗継なのです。移動はシャトルバスですが、2つのターミナルはかなり離れており、移動に10分はかかります。しかもバスが7分に1本しかありません。さらに、この国らしく行列ができます。2本目バスには乗れず、3本目にかろうじて乗れました。

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Terminal 5に着くと搭乗券のチェック、セキュリティチェックがあり、それぞれ長蛇の列ができています。セキュリティでfast trackが機能していません。

 

一人でも列を作ろうとするイギリス人。LHRは、イギリスにおける「列の文化」を体験する場です。入国しなくても英国文化の真髄を味わえるなんて、なんてすばらしいことでしょう。

 結局、乗継ぎに1時間かかりました。すべての列をクリアするとすでに搭乗が始まっています。ラウンジにも寄らず、免税品も買わず、搭乗ゲートへ向かいます。

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実はTerminal 5の搭乗券確認の時、「World Traveller Plusに席が変更されたよ」と、搭乗券が交換されています。予約のWorld Traveller、要は長距離エコノミークラスが、プレミアムエコノミーに化けました。事前予約した席はWorld Travellerのキャビンで一番前でした。それがWorld Traveller Plusのキャビンの一番後ろに変更、間にトイレを挟んだだけの移動でした。

 

今回の航空券はTokyo-Barcelonaの往復。往路AY2便+帰路BA2便という構成。BAのサイトで予約したものです。内訳は全てエコノミークラスだったのが、

 

AY74 (economy)   → (機内にてcomfort席を60€で「買った」)

AY3269 (economy)  → (Business Classにupgrade)

BA477 (Euro Traveller) → (Club Europeにupgrade)

BA7 (World Traveller) → (World Traveller Plusにupgrade)

 

と全便で予約と異なるシートに座ることになりました。シートの事前指定が意味を成していません。4便でupgradeが3回は高インボラ率です。確かにどの便も高い搭乗率だったのですが、oneworldはインボラが本当に多発します。航空券は11万円台だったので、全部で12万円台で収まっています。結果的には、格安?

 

World Economy Plusは10年以上前からあり、おそらく先駆的な試みだったのでしょうが、当時のままのシートで気分は高揚しません。ただしクッションの刺繍は凝っており、良いデザイン。毛布は比較的厚手。

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右側のビニール袋には、アメニティとヘッドホンが入っています。ノイズキャンセリング機能はありません。ジャケットも安っぽいヘッドホンですが、音は普通です。ただし長時間装着していると耳の付け根が痛くなり、我慢が必要になります。私は、こういうところに英国を感じます。

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もちろんIFEも古いタイプで画面は小さく、他社に比べると見劣りします。

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AFは5年ぐらい前、LHは昨年末にプレミアムエコノミーを導入しました。(日本便は今年1月からですね。)BAよりだいぶ遅れているのですが、現在では機材が新しい分、商品力は上です。BAもA380は新しいキャビンになっているようですし、順次置換えるはずです。

 

飲み物とスナックが配られます。白ワインはスペイン産2種、フランス産1種もあります。グラスでサービスされます。

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このプレッツェルはナッツフリーの工場で生産されているとの注意書き。その記述に続き、大きな袋の商品はUKのスーパーで手に入ると書いてあるのは、なかなかよい宣伝です。しかしこんなものより本物のBretzelを出してくれたら、BAの機内食の評価も上がるでしょうに。

 

現代の長距離便では、何はともあれ、満腹にさせておけば乗客は静かになるだろうという発想が主流です。保安上、乗客がおとなしくしていることはきわめて重要なので、BAも同じ手順を踏みます。

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「和食」の牛と「印度飯」の鳥との選択でしたが、和食牛は品切れ、自動的にチキンになります。ミネラルウォーターがハイランドのもの。スコッチ用の水はそのまま飲んでも割といけます。

 

食事が終わっても、まだSweden領にいました。ずいぶん早いサービス展開です。

 

昼出発で夜が早く明けるパターンですから、あまり眠くはありません。ビジネスとプレミアムエコノミーのキャビンの照明は落とされます。エコノミーは明るいままです。暗くなっても、トイレの前の席。しょっちゅう聞こえる「流す音」が子守唄では、おちついて寝られません。

 

英語圏はやはりこれ。機内誌High Lifeの使用前、使用後の広告が面白かったのでワンショット。

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これを見ていて思い出したのですが、AFの機内誌には長らく、大きなサイズの専門店の広告が出ています。モデルがいつも同じです。

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この種のモデル(mannequin ronde)は、日本語ではなんと言うのでしょうか。

 

つらい思いをして痩せることと、そのまま似合うファッションを探すこと。共に結構なビジネスの種になっていますが、前者が盛んなのは英語圏、後者が盛んなのはラテン系諸国。結局肥満率には大差ないので、趣味の違いでしょうか。

 

機内の1割以上は日本人搭乗客のようでした。それに対し、日本語クルーは1名だけ。高度な日本語を操る人でしたが、明快な外国語アクセントがあります。この人数は、例えばAir Franceに比較すると圧倒的に少ないのです。しかしLHRで、機内へのバス移動で、日本語の会話に聞き耳を立てていると、イギリス大好きみたいな人が多いようでした。BAでは特に日本人用サービスは必要ないでしょう。楽ですね。BAは。

 

再度キャビンが明るくなったのは、到着2時間前です。日本海に進入する頃に食事(朝食)が出ます。

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English breakfastを選択すると、こんなものが食べられます。右側の飲み物は紅茶です。

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到着は予定通り7時20分ごろとなりました。千葉市の上空で進路を変え、そのまま東京湾を真西に横断。再び進路を変えA滑走路に北西から進入します。ターンテーブルで私の預入手荷物は、4番目に出てきました。

 

この便、到着日が1日普通に使えます。効率がよい良い便です。BAは、YやPYに座っている客に個別挨拶なぞしません。それは良いことです。出迎えと見送りはほとんど全員出動、機長が出てくることもあるほど挨拶好きなのもプラスです。

 

今回の大きな問題は、World Travellerが経験できなかったことです。

 BAを選んだ理由は、航空券が安かったこともありますが、未経験のWorld Travellerに搭乗したかったためです。エグゼクティブクラブで真面目に会員をやるつもりになっているので、BAのいろいろな側面を知っておきたいのですね。それが、しばらく目的達成の見通しは立たなくなりました。