PECHEDENFERのブログ

Le rayon d'action illimité. D'une véritable ruche bourdonnante.

TG641:NRT-BKK ビジネス(その1)

このTG641便は、予約時の機材がA380でした。それが運休になり、どうしたものかと気をもんでいたら、787で復活しました。さらに輸送力増強という理由でA380にするとTGのステートメントがあり、「元通り」とほっとしていたら、実際にはいろいろな機材が来ています。一昨日、乱気流で11名の負傷者を出したTG641はA340。本日は747でした。機材の変更がベトナム航空並みになっています。

 

成田空港のチェックインは、Star Allianceの巣窟 Terminal 1。共用のファーストクラス用のカウンター群(B)、ビジネスクラス用カウンター群(C)が並んで設置されているのですが、区別されていません。

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ビジネスクラスもここでチェックインします。さらに隣の隣のカウンター(D)を先頭とするANAの客の長大な列がかぶさっており、どこに行けばよいのか、一瞬迷いました。ANAビジネスクラスも繁盛しています。

 ちなみにこのファーストクラスチェックインのコーナーでは、向かって右側の島がLHとその仲間たち、左側がアジア系の会社と分かれ、ファーストとビジネスクラスの客+Star Alliance GOLD会員をさばいています。

 Star Allianceはあまり使わないので、戸惑います。東京在住のGOLD会員のくせして、このアウェイ感。そもそもの原因は、エーゲ航空GOLDが容易すぎたことにあります。

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出発は10時45分で、2時間半前にカウンターが開くタイ航空。1年半ぶりの搭乗です。

 チェックインはすんなり済み、窓側をアサインしてもらいます。

 後ろを振り向くと、Star Allianceの5ッ星。タイ航空はこの星の一つでした。格好良いし、なんとなく緩さを感じさせるこの航空会社を見直します。

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セキュリティと出国審査は空いており、通過はすぐです。46番ゲートから出発ということで、相変わらずターミナルの端です。延々と通路を歩いていくと、ANAがいっぱいです。外国気分です。

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途中で見えるTGの747。ってあそこは46番ゲート。この時点で機材を知ります。

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少々がっかりですが、747搭乗の機会も貴重になる一方ですから、気を取り直してANAラウンジのシャワーへ直行。東京向け冬服をバンコク向け夏服に替えることが目的です。このラウンジを使う理由は、ゲートが近いこと以外にはありません。

 最近サボり気味だったブログをアップします。今回は、飲まず、食わず、観察せずです。飯台には群ができていましたが、PCコーナーは静かで空いていました。9時台だったので、ラウンジ利用者の皆さんは朝食をとっていたのでしょうか。

 

やっぱり46番ゲートは747です。

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搭乗すると2階席に案内されます。2-2のシート配置。2階の窓席は余裕のある収納が脇にあることと、エンジンが遠くて静かなことから、なかなか快適な空間です。久しぶりの747の2階ビジネスクラス

 とても丁寧な離着陸でした。タイ人と思われる機長は、がんばって日本語でもアナウンスをしていました。大量航空輸送時代。人の交流が盛んになると、英語の寡占化だけが進むと予想されていましたが、多言語化への流れは確実に太くなっています。

 

古さを隠せないライフラットシート。正面壁のイラストはバンコクなのか、尖塔が印象的な都市のシルエット。秀逸です。

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この空間、Londonの地下鉄の断面を思い出させます。

 

IFEの液晶画面は古さを感じさせるサイズ。特に不満はありませんが、解像度は一昔前のものです。ヘッドホンは、ノイズキャンセリングなのかどうかよくわかりませんでした。故障していたようです。

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最近ビジネスクラスは毛布ではなく、布団が多いのですが、TGも上質なものを提供します。持ち帰る客も多いのではないかと心配になります。

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日本人乗務員は1階にいました。おそらくビジネスとファーストを担当していたと思いますが、2階キャビンはタイ人乗務員だけに見えました。

 

久しぶりに手にする機内誌Sawasdeeで、まずチェックするのは路線図。TGはStar Alliance各社と共同運航をしていますが、メリハリがあります。NHとは幅広く提携してますが、OZとは3便だけです。航空連合を超えて、JLとも相当数のコードシェア便を持ちます。

 

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Antananarivo(マダガスカル)にもTGのコードシェア便が飛んでいることになっています。いったい運航会社はどこかと一覧表で探したところ、Air Madagascar(MD)でした。Star Allianceに加盟している南アフリカ航空(SA)ではないのでした。MDがAFとコードシェアしていることは知っていたし、Suvarnabhumiでもよく見かけるMDですが、TGとも提携していたとは驚きです。

 

長くなったので、感動の(?)機内食は別記事で。