KULの現代的なサテライトターミナル。十字型をしており、中央がジャングルです。こう書くと得体の知れない空港のように聞こえますが、本当だから仕方ありません。
案内図の左上に鉄道のようなものが描かれていますが、ターミナル間連絡シャトルSkytrainです。MHの大型ラウンジは、そのSkytrainの駅の上にあります。
サテライトターミナルの方が建物新しく、ショッピングエリアも充実しています。画廊なんかもあります。ラウンジも大きいので、ここで時間をつぶすこととします。この撮影場所から上階に上がるには、相当大回りが必要です。十字架の交差点付近にエスカレーターやシースルーエレベーターがあります。
大きなラウンジで、oneworldのEmeraldとSapphire会員も利用できます。
中の様子は、
イスラム国家ですから、アルコールは制限されています。無いわけではありません。小さなバーカウンターを設け、注文式にしただけですが、それでも消費されるアルコールは激減します。
電池が切れるまでPCを叩いていただけでした。電源アダプターを持っていなかったので、電池切れは作業の終了を意味します。マレーシアのコンセント/プラグはBF型なのでした。今回は持ってくるのを忘れましたが、あんなに大きなプラグのアダプタを持ち運ぶのは負担です。
シャトルに乗って、母屋に戻ります。途中、誘導路の下をくぐりますが、ちょうど目の前をA380が横切るところでした。
母屋にも、ゲートH2-H11の方へ行くとMHラウンジがあります。入ってすぐに水が流れる池があったりと、工夫があるラウンジですが、出発ゲートはG10。正反対の方向の一番奥です。はしごするほどラウンジ好きではないので、ここは素通り。
待合室の前のセキュリティを通過します。なぜかフランス語をしゃべる人が大勢います。大勢の個人客で、団体ではありません。おかげで気分はすっかりフランス。彼らが嫌いというわけではありませんが、異国情緒が霧散します。
男女別にセキュリティが設けられました。アナウンスもあったのですが、ヨーロッパ系の客は混乱していました。ここはイスラム教の国、セキュリティゲートで、ブザーが鳴るとどうなるか、考えれば気がつきそうなものですが…。英語が聞き取れなかった可能性もあります。
この待合室はカーペットの模様が特徴的です。
例によって、子供連れ→ビジネスクラス(+FFP上級会員)→一般搭乗の順です。今日の席は1C。
やたらと前の壁が遠いシートでした。隣は大柄な男性でしたが、膝の位置を見れば距離がわかります。搭乗時には、この空間に機内カートが置いてある始末。それでも余裕で1Aから通路に出られるのでした。
なお個人モニターはありません。足置きもなく座席はリクライニングだけです。もちろん電動ではありません。
B737-800ですが、かなり古いタイプのビジネスクラスでした。2-2のシート配置で4列がビジネスクラスです。2席空席がありました。
この便には、日本語をそこそこ話すマレー人の(おそらく)パーサーがいました。KUL-BKK線に話者がいるとは、日本語も国際的になったものです。一般に客室乗務員は、自分の知っている言葉が使えるとなると、プロ根性にスイッチが入るようです。この人もサービスに勢いがありました。
ただし、狭いところであくせく準備をしていて、前方トイレは使えない時間が長かったのはいたし方ありません。
9:10発のこの便、2人まだ搭乗しないというアナウンスがあったものの、9:18には動き出しました。
ワインリストがありません。最初に飲み物を聞かれますが、何があるか訊くと教えてくれます。ソフトドリンクもアルコールも羅列。ワインとシャンペインがあることしか情報が得られません。「白ワイン」と頼み、何を注いで来るか楽しみにしていたら、出てきたのは、力強いけれど上品なSauvignon Blancです。この品種は白ブドウの中では、多分一番当てやすいでしょう。
食事のメニューはMH784/785用となっていて、前者KUL→BKK便ではBrunch、後者BKK→KUL便ではLunchとなっています。オムレツも気が乗らなかったので、マレー風の料理を選択。
何だか見栄えが悪いのですが、かなりまともな食事。意外に辛いのでした。Présidentのバターが輝いています。写真はありませんが、この他に油脂が全然足らないCroissantがもらえました。
ちょうど1時間でサービス終了、片付け終了。後は何もありません。映像のIFEも無いので、みんなうたた寝しています。しかしBKK時間の9:50(KUL時間10:50)には着陸の準備をするよう機長アナウンスが入ります。10:02にはベルト着用のサインの点灯。10:11には着陸しました。ほぼ時間通りの到着。バンコクに戻ってきました。