PECHEDENFERのブログ

Le rayon d'action illimité. D'une véritable ruche bourdonnante.

CX581:CTS-HKG ビジネス

4ヶ月ぶりのCathay Pacific。今年初の搭乗は北海道から。CXのいろいろな便に搭乗したかっただけです。羊が食べたいとか、雲丹が食べたいとか、そんな不純な動機はありません。

 

国際線に乗る気満々ですから、羽田から札幌の移動はあっという間です。この新千歳空港はなかなか面白く、国内線ターミナルと国際線ターミナルを結ぶ通路に入っているテナントがユニークです。小さな子供がいる家庭だと、旅行と関係なく空港に遊びに来そうです。Steiffのミュージアム(?)は見ものですが、その他のテナントも他ではなかなか見られません。

 

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MarcoPoloのDiamond会員のためだけのチェックインカウンターがありました。First class check-inではなく、oneworld Emeraldは利用できません!何でもかんでも共通化されると没個性へつながります。自社会員だけの特別扱いは悪くないと思います。

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待合スペースに限りがあるのか、セキュリティを通れるのは出発のおおよそ2時間前からです。店舗の中では、中国資本になって久しいLAOXが幅を利かせています。ラウンジ派には、Royal Loungeがあります。クレジットカードラウンジと航空会社ラウンジに空間が分けられ、運営は一緒という形態をとっています。ここも充実しているとは言いがたいので、早く出国しても仕方がありません。CTSに早くついた場合は国内線ターミナルで時間をつぶすのが正解です。

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ずいぶん前に予約したので、すっかり忘れていましたが、ジャンボの2階席でした。

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しかも席は一番前、対面はいない80Kです。

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一番奥のシートで、頭上に荷物入れがありません。スクリーンの裏側が収納スペースとして使えます。

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ただし、機内持込み可のトロリーでも入りません。そこで通路の逆側の荷物入れを使わせていただきます。

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TGのB747-400の2階席では、収納できなかったトロリーケースもCXではすっぽり入ります。航空会社によって収納スペースがこんなに違うとは意外です。

 TGは、搭乗前に2階席の客に注意を喚起すべきでしょう。

 

80K席が特等席かというと、そうでもありません。離着陸時はカメラに監視されています。このドアの先は操縦席ですから仕方ありません。

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巡航中、目の前はこんな感じになります。6畳一間のアパートのような感じです。

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ISMは挨拶ついでに目の前の足置きに座って、3分以上お話をしていく熱心さ。フィリピン人でした。金服SPはとても愛想が良く、個々のクルーのサービスはきびきびしており、本日のチームは最高でした。出発も時間通り、HKG到着は1時間早く、19:43でした。(定刻20:45)

 

ChampagneはHenriot, Blanc de Blancs。

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白ワインは昨年後半のリストと同じChalonnaisとNZのSauvignon Blanc。赤は入れ替わりました。BordeauxはChâteau Cantelaudette, Cuvée Prestige Graves de Vayres 2011。樽の使い方が上手なMerlot 100%。バランスの良いワイン。やや肉付きが足りなく、力強く抜けが良いあたりに砂地を感じます。AustraliaのShirazは試しませんでした。

 

l'Entréeは、鴨とマスタード入りマヨネーズということです。相変わらずアヒルカモのようです。

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他にトレイに載っていた皿は、そば、生野菜を中心にしたサラダ、ガーリックトーストと常連の顔ぶれです。メインの豚は、もちろん「中華料理」。

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チーズまで白(Chanlonnais)と赤(Bordeaux)をたっぷり残しておいたのが正解でした。

 今日はFourme d'Ambertの熟成具合が最高でした。そういえばAuvergneのワインは今日のBordeauxみたいな感じがします。しばし至福の時です。アジアの空では、適度に熟成したチーズには出会うのは珍しいので。

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この後は、もちろん

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ふたを開けると中ふたに5~10分待つように注意書きがあります。こんなイラスト、いつ入ったのでしょうか。11月には無かったように記憶しています。

 その後、息を付く間もなく、FPが持ってきたのがこれ。

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アンケートは、11月の4搭乗でも2回行っています。こんなにしょっちゅう行うものなのか?とも思いましたが、断る理由もないので、せっせと行います。前回日本語で苦労したので、今回は英語版を持ってきてもらいました。

 

アンケートに書いた内容は、もしかすると一人ひとりの顧客管理に使われているかもしれません。顧客の要望を記録するという方向で使っているようですが...。それをうかがわせる発言をISMがちらっとしたので。「何でそんなことを言い出すのか?この間書いたアンケート以外にはその理由が見つからない」という類の推理で、確信はありません。

 

アンケートが終わる頃には大隅諸島の西を飛んでいます。

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気が付いたら、1時間弱うたた寝していて、気が付いたら台湾を過ぎていました。夕暮れ時。春の光です。

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今日はいびきをかく人がおらず、静かなキャビンでした。珍しいことがあるものです。

 乗り換え案内は地味。ManilaとPerthだけ。北海道スキー旅行に行った帰りなのでしょう。

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定時か、それより早く到着することに加え、機内サービスがきびきびしていると、非常に優秀な航空会社に見えます。今回はまさにそうでした。クルーは始終にこやかで、世界一の航空会社にふさわしいフライトでした。