バス代わりの飛行機

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スターアライアンス・ゴールドの黒馬

Star Alliance Gold会員になり、続けるための要件が緩いマイレージプログラム(FFP)について、11月に記事にしました。対象はMiles+Bonus, Miles and Smiles, Asiana Clubでした。

2015年版スターアライアンス・ゴールド達成、維持しやすいFFP - バス代わりの飛行機

会員になっているAegean Airlines(A3)のMiles+Bonusの制度変更を機に、他にもっと楽なFFPは無いかと探したことをまとめたものです。

 

しかし見落としがありました。Egyptair(MS)のFFP、Egyptair Plusです。

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(1) このプログラムの会員レベルは次の通り。

・Blue

・Silver(Star Alliance Silver)

・Golden(Star Alliance Gold)

・Platinum(Star Alliance Gold)

 

Blueは入会直後のレベルで説明不要でしょう。Silver会員になるためには、

30,000 miles以上のフライト

の搭乗です。MSまたはStar Alliance各社のフライトで有効、期間は不問です。維持は

2年以内に15,000 miles以上または16セクターのフライト

の搭乗です。大韓航空のMorning Calmと同じく、到達には通算マイル、更新には所定期間内の搭乗実績です。

 

Golden会員になるためには、

Silver会員が2年以内に30,000 miles以上のフライト

に搭乗します。更新には

2年以内に30,000 miles以上または32セクターのフライト

が必要です。SilverもGoldenも共に到達日から起算した2年間が問われます。

 

この条件、強烈に緩いのではないでしょうか。15,000 miles/年ですから。Miles+BonusのGold会員更新に関する「1年以内+A3の4搭乗+12,000 milesのフライト」には、わずかに及びません。しかしこのMiles+Bonusの条件は、定期的にギリシャに行かない限り該当しません。また毎年12,000 milesと2年に30,000 milesでは、後者の方が楽と言う人も多いはずです。 Egyptair Plusは、Miles+Bonus, Miles and Smiles, Asiana Clubより簡単にStar Alliance Goldが獲得、維持できると言ってよいと思います。

 集中的に搭乗するなら、到達条件でAsiana Clubが少し楽です。

 

ちなみにEgyptair PlusのPlatinum会員は生涯資格で、1,000,000 milesの搭乗が必要です。

 

(2) Egyptairの搭乗時のマイル積算率は、以下の通り。

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気前が良いFFPと言ってよいでしょう。

 

ところが大きな問題があります。Star Alliance加盟各社の積算率は、Egyptairのサイトではわかりません。この部分をはっきりさせないと最終的な結論は出せません。

コメントを頂き、この部分は削除します。調べてみました。(4月28日)

 

(3) どの程度マイルが加算されるか試しに調べてみました。

 MSは、近所では北京(PEK)、バンコク(BKK)、ジャカルタ(CGK)に就航しています。料金を調べてみたら、25%~50%加算される料金(Bestoffer)と100%加算の料金(Gooddeal)の差が大きくありません。以下は全てGooddealの価格です。季節変動は小さいようでした。

 

BKK-CDG往復:15万円 13,050 miles

CGK-CDG往復:15万円 15,114 miles

PEK-CDG往復:15万円 13,374 miles

JFK-BKK往復:27万円 20,286 miles

JFK-CGK往復:25万円 22,350 miles

 

すべてカイロ(CAI)経由です。毎年Jakarta-Parisを一回往復するだけで、Golden会員の維持ができます。

 

ここから先は仮定になりますが、もしTGのQ/Hクラスで100%加算されるなら、

HND/NRT-BKK往復:6~6.5万円ぐらい 5,778 miles

ですので、年間3回のバンコク旅行で更新です。Miles+Bonus会員だと毎年4往復ではGold会員を維持できないので、この点かなり楽になります。

 またANAの国内線が加算されるなら、毎年国内線8往復で更新可能です。Egyptairに照会するか、搭乗してみないとわかりませんが、これら2つのケースは無茶な仮定ではなく、大いにありうる話です。

 

(4) FFPとしての「性能」は、Miles+Bonusと同等というところです。長所は、

・マイルは年間20,000 milesまで購入可能で、最大限購入すると575 USD

・上級会員ボーナスマイル(Silver 20 %, Golden 30 %, Platinum 40%

・特典航空券は片道発券可能

一方、短所は

・マイルの有効期限が獲得後36月(Miles & Smilesと同じ)

でしょうか。

 保有機材数66。就航都市78は、北米、極東、インドネシア南アフリカに拡がっています。この点に関しては、A3を遥かに凌ぎます。しかしTKやOZに比べると見劣りします。かつて成田と関空にも就航していましたが、2013年に撤退しました。

 

(5) 特典航空券に変える場合、必要マイルは普通~良いというレベルです。ブロック制で、日本は中央アジア・極東(China, Taiwan, Guam, Hong Kong, Indonesia, Japan, Korea, Singapore)に入ります。このブロック内では

economy class 30,000 miles

business class 45,000 miles

first class 60,000 miles

が往復に必要なマイルです。インドネシア旅行には一番有利なFFPでしょう。シンガポール往復も悪くありません。

EGYPTAIR Plus

 

(6) 情報不足です。ウェブサイトでの情報発信も足りません。Flyertalkでもあまり話題にならないFFPですが、情報発信が足りない点は、会員から指摘されていました。会員アカウント中で示される情報量も乏しいとのことです。

 Statusmatcherも2件の記録があるだけでした。2014年12月の1件(LH M&M FF → Egyptair Silver)は受諾、2013年8月のmatch可能性問合せの1件は、negativeです。

 

Star Alliance各社の搭乗時のマイル積算率の一覧は、Egyptairに頼めばもらえるでしょうか。Egyptair Plusのページからわかります。(下記コメントのご指摘通りです。)

 

一方で、会員カードの郵送について、妙に詳しいのが不思議です。MSの現地支社がある国に居住する場合はそこから届き、ない国に居住する場合は、現地の提携会社から届くとか、申し込みから4週間以内に届くとかあります。この辺はエジプト人の感覚なのでしょうか。