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シドニーにスカイチームラウンジがオープン

SkyTeamは高級感をまとう航空会社が少ない連合です。加盟会社が設置するラウンジも少ない気がします。加盟会社の本拠地には、それなりのラウンジがある場合がほとんどですが、出先の一大国際空港で存在感に乏しい状況は、早急に改善すべきなのでしょう。

 

そこで数年前から、共通ラウンジの開設が行われています。SkyTeam Exclusive Loungeという名前になりました。その性格上、Star Allianceとoneworldハブ空港に設けられています。

 最初はLondon(LHR)。ここはoneworldのハブであると共に、世界的にプレステージャスなので都合が良かったのでしょう。続いてIstanbul(IST)。Star Allianceの重要なハブであると共に、東洋と西洋の結節点として重要な場所です。

 

その後どうなるか注目していたら、Sydney(SYD)で開業しました。

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3月5日、Terminal 1、pier Bに784 平方メートル、150席という中規模ラウンジがオープンしました。Buffetに隣接するWine barは、利き酒コーナー風。地元の農作物をPRすることになるのでしょう。道の駅のようです。

ここでdégustationして、気に入ったら免税店で購入するというパターンだと最高です。

 

日本では影が薄いSkyTeamオセアニアではさらに存在感がありません。域内を拠点にしている会社は一社も加盟していないからです。それでもSYDは、CI(TPE, AKL)、MU(PEK, NKG, PVG)、CZ(CAN)、DL(LAX)、KE(ICN)、VN(SGN)の6社、10目的地、週80便が就航する域内最大の拠点となっています。

 SkyTeamのサイトで、このラウンジの各コーナーのパノラマが見られます。

SkyTeam Lounge - Virtual Tour

あちこちガラス張りで、外の様子が見えますが、窓の外はほとんど全てoneworldの機材です。oneworld塗装の機材まで見えます。ライバルの宣伝をしています。

 

多くの日本人にとって、このラウンジを利用するのに手っ取り早い方法は、たぶん例のデルタアメックスカードを作って、CI(TPE経由)やKE(ICN経由)のSydney旅行でしょう。しかし、東京からのQantasの直行便が安く、こういうまどろっこしいことをする人は少ないでしょう。少し残念ですが、その他の都市からだと、CI, KEの乗継ぎも選択肢に上がるかもしれません。

 もっとも考えてみれば、ロンドンに行くのにAFやKL(あるいはKE)を利用したり、イスタンブールに行くのにKEやSUを使う人はあまりいません。日本在住だと使いにくいのがSkyTeam Exclusive Loungeでした。

 

SkyTeamのManaging Director、Michael Wisbrun氏によると、SkyTeamラウンジは今後「2015年中に北京、香港、ドバイに開設する」とのことです。HKGはSkyTeamが11社、42目的地という乗入があるにもかかわらず、Loungeは間借りばかりのKE, CIだけのようです。念のため検索してみたら、やはり出てきません。設置はもっと早くても良かったと思います。

 DXBは中東のイメージリーダーで、SkyTeamが弱いところ(EmiratesのパートナーはKEだけ)。また航空連合としてAlitaliaに触手を伸ばすEtihadを牽制する意味があるのでしょう。ISTから大して離れていないのに設置されます。

 良く解せないのがPEK。ここはCZ(中国南方航空)の拠点でもある空港です。今までと異なるパターンのラウンジ開設です。中国でさらに存在感が欲しいのでしょうか。SkyTeamラウンジは、あわよくば成田にできるかと思っていましたが、これで少し遠ざかったように思われます。成田の第1ターミナル北ウイングは、地味に忘れ去られていくような感じです。成田のSky Clubは悪くないものの、少し残念です。