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バス代わりの飛行機

Tipps für Flugreisen

JL707:NRT-BKK エコノミー(その2)

oneworld

写真を撮るため、たいてい優先搭乗を利用してガラガラのキャビンに乗り込むのですが、今回はいつもと勝手が違います。大勢の客が座って出発を待っています。JALの場合、相当気合を入れないとキャビン一番乗りは無理です。

 B787の内装は進歩的。例えばこれ。

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考えてみたら、機内表示は地上で使われるピクトグラムが良いに決まっています。なせ今まで文字表示ばかりだったのでしょうか。このピクトグラムは日本で考案されたそうで、今や世界中で使われていますが、航空機での利用はずいぶん遅れています。

 トイレの案内もピクトグラム。地上の感覚に近くなりました。

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エコノミーの座席は薄型、JALの灰色シートです。清潔感があるRecaro製で、姿勢よく腰掛けていると疲れないシートです。

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「前のシートの背で圧迫感を感じるが、膝まわりは狭くない」という絶妙のシートピッチ。圧迫感にはモニター画面の大きさも影響しているように思えます。

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窓の外が暗いのは夜だからなのではなく、電子カーテンが最暗になっているため。透明にすると、鶴丸が目に入ります。

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「中も外もJALばかり」と言う感覚が新鮮です。さすが第2ターミナルです。

 

いつドアが閉まったかわかりませんが、プッシュバックがあったのは、出発予定時刻の5分後。ほぼ時間通りです。ただし滑走路が混んでいて、離陸まで40分かかりました。成田の離陸ラッシュ。滑走している時に背後の機体を数えると、10機ばかり並んでいました。「羽田国際化による成田の地盤低下」は、プロパガンダだったようです。

 

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やはり新しく開発された飛行機は気分いいですね。次はA350。鶴丸A350を早く見たいものです。

 

南東に向け飛行を続け、2,400 mまで上昇、その後南西に方向を変え、シートベルト着用のサインが消えます。

 

飲み物+あられのサービスが始まります。白ワインは、Colombard+Chardonnay, 2014, Côtes de Gascogne, IGP, Yvon Mauという代物。

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このラベルは2014の下に黒字でいろいろ入っているのですが、背景とのコントラストが小さく、読むのは無理です。表示項目は法律で規制されているので、これは大問題なのです。悪意は無く、単純なミスだと思いますが、どうしてこんなワインが出回っているのか不思議です。もちろんJALのせいではなく、生産者の問題。

 それはさておき、ワインは瓶詰めからの時間が少し足りないようです。もう数ヶ月すると落ち着きそうです。

 その後は夕食。

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皿の数が多く、メインの量が少ないのが特徴です。赤ワインはYvon Mau, Merlot 2013, Vin de Pays de l'Audeだったでしょうか。白と同じ作り手です。Chaptalisationはしていないのでしょうが、「強い」Merlotです。

 この赤はMinervoisに似ているのでした。Audeの人たちって、何を作ってもそんな感じになってしまうのですね。

サラダドレッシングとディップソースはオリジナル。(株)ケイパック製ということですが、成分表示がありません。

 ミネラルウォーターは「摩周湖」という名の弟子屈産の水。ふくよかな軟水で、醸造用水にも良いかもと思いました。

 

ハーゲンダッツも配られます。香港ベースの某航空会社のビジネスクラスの定番より、2回りは小さく、中は凍っていません。

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席数に対してクルーの人数が多いらしく、他社の国際線の倍の頻度で回ってきます。飲み物の配給に関しても多いのは当然、ゴミ回収のために数回巡回に来ました。

 この機材、前半分がビジネスクラスで2-2-2配置の7列(42席)。後半分がエコノミークラスで2-4-2配置の19列(144席)です。JALの787-8には、エコノミーのシートピッチに2種類ありますが、これは狭い方のようです。フライトの時間帯と距離を考えると、この程度のエコノミーで十分です。気楽に乗れますし。

 

客層は、①日本とタイの老若男女の個人旅行客、②日本の得体の知れない個人客、③外国人女性ー日本人男性のカップルなどです。タイ人クルーも数人乗っており、私の列の担当もタイ人でした。日本語はJALのサービスとして及第点です。

 

台湾にさしかかる頃、食事が一段落したようで、キャビンの照明が変わります。

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このフライト、台湾上空に差し掛かる直前に南側に迂回、ちょうど島を避けるように飛び続けます。

 さらに照明は暗くなります。

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エンターテイメントはMAGIC V。JAL自身がMAGICという名称に飽きてきたのか、表立って使われることが少なくなりました。そろそろIFEのインターフェイスには新風が必要です。

 リモコンが東洋人の指には、使いやすいサイズです。

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指先が太い西洋人にはやや使いにくいかもしれませんが、タッチスクリーン式ですから、困ることは無いでしょう。

 プログラムの紹介は日本語だらけ。

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落語があることも日本の航空会社ならでは。クラシック音楽4チャンネルはともかく、マンガ35タイトルに特徴を感じます。日本語の勉強に良い環境です。

 

22:40から23:25までキャビンは暗くなっていました。その間にトイレの様子を見てきました。エコノミーのキャビンには中央に4つあるだけで、壁側にある2室が大きく、中央2室は少し小さめとなっていますが、他の航空会社のトイレに比べれば、小さい方でも余裕があります。面白いのは水洗。

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便器の蓋を閉めてから、感応センサーに手をかざせと指示されていますが、この順番を守らなくても、自動的に蓋が閉まり、水洗が行われます。

 

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23:45ごろにはDa Nangに到達、いよいよインドシナ半島です。このまま何事もなく天使の都に到着かと思っていたら、パンと飲み物が配られます。

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サービスはかなり多いのでした。そういえば、機内手荷物の収納もクルーが手伝ってくれます。(労災適用=サービスコストです。)エコノミーのシートはSkywiderではありませんが、少しばかり料金が高くても納得がいくと思います。

 

到着は若干遅れ、22:44に着陸。外気温31℃。到着ゲートはG2。22:52でした。空港での出来事といい、機内サービスといい、JALを満喫できました。