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今エール・フランスで欧州に行く10の理由

さてBAの次はAFの応援です。つくづく節操の無い私は、この犬猿の仲の2国のnational flag carrierを連続して推します。L'OMの応援の後に、l'OLを応援するようです。

 驚くべきことですが、この2社はコードシェア便を持ちます。下手人はJAL。極東は遠すぎなのか、歴史的な対立軸もぶれてきます。AFもBAも一緒にされるのはいやでしょうが、こんな遠い世界では気にならないようです。

 嫌英フランス人も嫌仏イギリス人も日本語は読めないだろうという勝手な解釈の元、私も並べて記事にしてしまいます。

 

日本でのAFは、昼便と夜便があるとか、本数が多いとか客観的に優れているところもあります。が、あくまでFlying Blue会員による「Air Franceを選ぶ理由」。主観が中心です。

 

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1) 機内は擬似フランス(日→仏間)

扉をくぐった瞬間から、フランス気分。それで嬉しくなる人は、

・目的地がフランス

・フランスが好き

を2つとも満たす場合でしょう。しかし、切実な理由で搭乗する人でも、

・言葉と頭の切替えが素早くできる

点でAFは優れています。彼らの言葉遣いはまともだし、担当クルーが日本人でなければなお良いでしょう。ぬるま湯の日本社会から、野生が残る大陸へ行くのですから、心の準備は速いほど良いと思います。

 

2) CDGでの有料サービスの充実

日本便はCharles de Gaulle空港(CDG)着発です。この空港はAF最大の拠点。いろいろなサービスが充実しています。空港職員扱いで空港を移動できるアテンドサービス、充実したラウンジサービス、空港-市内間の各種移動サービスが有料で提供されます。

 CDGからの移動には、シャトルバス、予約タクシー、予約ハイヤーはもちろんのこと、定期便が無い空港へのプライベートジェットも用意されています。最後のサービスはAFのファーストクラス客だけが対象ですが、とにかく揃っています。

 予約タクシーのサービス(Driving Blue)は、出口ゲートで名前を書いた札を持った運転手が待ってくれます。CDGで出迎えがあるなんて、プチVIPです。なおCDGの場合、一般タクシーと比較してそれほど高くなるわけではありません。

 

3) 無料新聞が充実

活字中毒者にはたまりません。無料で配布される新聞が日仏間で最低4紙あったはずです。一般紙のLe Monde、Le Figaro、経済紙のLes Echos、スポーツ紙のL'Equipeは置いてあります。東京側でこれだけあるのです。欧州便は空港によりますが、これより多いこともあります。普段は20 Minutesでも、AF搭乗時にはLe Mondeなんて客が多いようです。週末だとテレビ番組一覧付で重宝します。

 仏語が読めなくても、ノミの市で買ったお土産を包むために新聞をもらいましょう。渡された人の気分を考えると、良い演出になります。

 

4) 空港にうず高く積まれた機内誌

CDGのAFのターミナルや、AFラウンジなどには機内誌がたっぷり置いてあり、いつでも持って行ってかまいません。少し重いのですが、視覚的に優れているし、AF, ADP, SkyTeam, Flying Blueに関する新情報を得るのに役立ちます。仏英の2語で書かれています。

 

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5) 豊富な食糧(日仏間)

機内食の間に食糧が置かれたコーナーが店開きしますが、大量に搭載しているらしく、まず切れていることがありません。機内食も十分量があるので、おなかが空くこともないと思いますが、とりあえず安心できます。エコノミー客のコーナーにも、シャンパンのボトルが置いてありました。

 

6) 基本に忠実な機内食(日仏間)

野菜の火の通し方が絶妙、チーズの熟成を外さない、ワインの供出温度はばっちりと、文句が出やすいところはまず大丈夫です。バターもきちんとPrésidentのものを出します。アルデンテを大きく過ぎたパスタも正しくフランス風。当たり前のことがしっかり出来るのがAF。この点においては、アジアの航空会社は歯が立たないでしょう。加えて盛り合わせが華麗だったりします。

 慣れない西洋料理を出すからいけないのですが…。

 

7) 妙に気合が入った特別機内食(仏→日間)

戒律食や糖尿病食で選択肢が多いという話ではありません。ガストロノミーの話です。フランス発長距離便では、いろいろな企画品を味わえます。例えばエコノミークラスだと追加料金12€~28€で、通常の機内食に替えて

Menu Tradition

Menu "une sélection Lenôtre"

Menu Italia

Menu Océan

の4つのセットから選べるMenu à la Carteという商品があります。ちょっとした出費ですが、価値あるお金の使い方です。キャビンでは他のサービスも優先扱いになり、飲み物、朝食などまで一番に持ってきてくれます。

 一方ビジネスクラスでは、このところミシュランの星持ちシェフ、Régis Marcon, Michel Roth, Joël Robuchon, Guy Martinなどが監修した料理を用意しています。それぞれのシェフの個性が感じられる料理になっているはずです。

 体験が限られるので、一般化には抵抗があります。ひとつだけ経験から。

AF274:CDG-HND ビジネス(機内で) - バス代わりの飛行機

実はこういう企画を馬鹿にしており、搭乗記では批判的に書いたのですが、日々忘れられない皿になっています。その時はよく出来ているとしか感じなくても、日に日に印象が強くなっていく料理。一流シェフの料理に良くありますね。これをきっかけにレストランにも行ってしまうという客もいるはずで、それは監修者にも嬉しいはず。

 

たかが機内食にこの気合の入れ様、フランスの威信がかかっているという自負があるようです。

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8) 日本語をしゃべるクルーが多い(欧州便)

日仏間のフライトではありません。欧州便です。すなわち出発地にも到着地にも縁遠い言語をしゃべるのです。なぜか頻繁に出会います。エールフランスのクルーは多言語化しており、好き勝手な言語を勉強しているようですが、日本語はかなりメジャーな言語なのでした。話し相手をしてあげると良いと思います。

 

9) お手紙を書くとご返事

機内誌に「原稿用紙」がついています。少し前ですが、機内食に感動、機内で書いて、クルーに渡したことがありました。すると後日郵送で返事が届きました。賞賛を受けた時用の返事テンプレートがあるようでしたが、そうだとしても大したものです。

 

10) イメージが高得点

このキャリアー、イメージは最高ではないでしょうか。実力は良くわからなくても、何か良い気がします。実際には1)から9)に書いたように実力もあります。念のため。

 「エールフランスでパリに行って...」と「アナでデュッセルドルフに飛んでから…」とではだいぶ雰囲気が違います。欧州へ行く自分がどう見えるかを意識した時、AFほど無難な会社はありません。