バス代わりの飛行機

Tipps für Flugreisen

SK984:NRT-CPH エコノミー(その2)

ほとんど予告どおりの搭乗開始。ただし搭乗終了はかなり早く、出発予定時刻より10分ほど早くドアが閉まります。A340は2-4-2のシート配置。

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私の前はプレミアムエコノミーでした。そのため、この先頭1列は足元が広いのでした。

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普通のエコノミーのシートの足元は、お世辞にも広いとはいえません。搭乗率は90%ぐらいでした。

 私は窓側ブロック最前列の通路側でしたが、隣はスタアラゴールドなんて聞いたこともないように見える単独旅行者でした。しかし最近は普通の顔をした常識人がSFCを持っていても、なんら不思議ありません。ということで、間違っても「ご同輩」というような態度をとらないよう気をつけます。

 一方で結構な人数のツアーが入っています。こういう人たちには、SFCは湘南、JGCはガラスです。濃い客、薄い客を乗せて、エコノミーの搭乗率は90%ぐらいでした。

 

この航空会社の一番大きな特長は、エコノミーのキャビンでも雑誌が数多く置いてあることでしょう。エコノミー用のトイレは中央に4つ(+最後尾に一つ。ビジネスは別。)ありますが、トイレスペースとエコキャビン前半分を仕切る壁にマガジンラックがあります。

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これはすばらしいと思っていると、足をすくわれます。日本語の雑誌はありません。それどころかほとんどデンマーク語の雑誌ですデンマーク語のビジネストラベラーなんて初めて見ます。

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英語よりデンマーク語が得意な日本人には、喜ばしい環境でしょう。これは皮肉です。

 

飲食のサービスは、コールドドリンクから始まります。とりあえずChampagneも選べます。

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右の雑誌は、唯一手にすることができた英語誌です。

 

やや間延び気味に感じるサービスですが、機内食が出てきます。配膳に合わせてのコールドドリンクのサービスはありません。

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メインの選択もありません。しょうが風味の鳥だけです。PYは魚か鳥の選択があったようです。パンは北欧風でかなりのレベル。温めてあります。

 

2時間も経つとサービスは終わります。「間延び気味」は気のせいで、「自然な」が正しい表現だったようです。窓を閉めるような指示もなく、客に任されています。典型的な欧州便で昼間のフライト。機内は普通に明るいのですが、信じられないほど静かです。日本就航便を持つ欧州のキャリアはBA, AF, LHを除くと、日本人添乗員付きのツアーがお得意様。そして欧州へアレンジドツアーで出かける客は、経済的に余裕のある高齢者(>65歳。エコノミーでも平気なのですから、「体力的にも余裕がある」とも付け加える必要があります。)が多いのでした。それがこの静けさの一助となっています。

 

この便では読書が進みます。確かに多くの日本人乗客は、少し~真剣に固い本を読んでいます。私は思い切り柔らかい本しか用意してなかったので、恥を忍んで読んでいました。

 

機内誌でSASの状況をチェックします。長距離便は

アジア:成田、上海、北京、香港

オセアニア:無

アフリカ:グランカナリア

北米:NY、ワシントンDC、シカゴ、ヒューストン、サンフランシスコ

南米:無

で、残りは近距離(欧州+テルアビブ、アランヤ)です。長距離でも拠点になるような都市では、何とか維持するようにがんばっている感じです。北欧3国が組んでもこのぐらい。世の中はなかなか厳しいようです。もっとも無理して破綻するより、簡単に接する北欧文化が維持される方が望ましいのは、言うまでもありません。

 

第二の食事の頃、この付近を飛んでいます。

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まだ到着まで4時間半もあります。配られたものはサンドイッチか、鮭の”rice cake”でした。私はサンドイッチを選択。

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何を食べたか、すぐ忘れてしまうのも正しく北欧風。

 実は足りない人のために、アルコールを含むドリンクとスナックの販売があります。後ろの席に座っていた北欧人と思しき老人は、赤ワインを4本(フルボトル一本分)は飲んでいました。そのうち眠りに落ちていましたが、通路に赤ワインの付いたコップが転がっていました。少々アルコール量は多いものの、害を及ぼすわけではありません。国籍や文化に対しての色眼鏡は、必要悪だと感じます。

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フィンエアも「足りない場合は、販売します」という形式でしたが、SKでは第二の食事が早すぎます。何だか変だと思っていたら、到着1時間半前に第三の食事が出ました。

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盛付けは雑な感じですが、量はまずまずです。パンは相変わらず上質です。ゲルマン系なら、パンの真ん中を水平に切って、バターを「載せ」、チキンを刻んだものをはさんで食べるだろうなと思いつつ、私は別々に食べてしまいます。

 

やはりスカンジナビアです。食べ物が豊富です。強迫観念に近いものを感じます。

実施のところ、オスロなどでは外食が恐ろしく高く、ホテルの朝食ビュッフェの方が量も質も良く感じます。宿泊料が外食より安いのにもかかわらずです。やむを得なくそこにいる人たちは、飢えてはならないという社会的な感覚を感じます。実際そういう考え方があるとしか思えない法律があります。

 

機内食、フィンエアは控えめですが、スカンジナビア航空はたっぷり出ます。混同しないように覚えておかないといけません。「北欧だ」と一緒にしてはいけない良い例です。

血は混ざるので素材は見分けがつかないものの、しゃべる言葉はぜんぜん違うし、外観も違うし、実際に接すれば発想や人生観なども違うことがよくわかるのですが、遠い日本から見ると一緒にしがちです。これは反省しなくてなりません。

 

問題なくCPHに到着。着陸は丁寧でした。

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C34ゲート。30分早い到着でした。日本人は大切な客であることが分かります。

 

私の通路を担当したクルーは、デンマーク語話者(=たぶんデンマーク人)だけでした。にこやかで好感持てました。明らかにゲルマンですが、受ける感じがドイツ人とはかなり違います。