PECHEDENFERのブログ

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エーゲ航空Miles+Bonus、ゴールド会員更新

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エーゲ航空マイレージプログラム、Miles+Bonus。このプログラム、当初は2万マイル加算でゴールド会員になり、その更新条件は無かった(=終身会員状態だった)のですが、昨年11月に変わりました。今では上級会員資格は1年が基本。そしてその1年間に

・有効なエーゲ航空4搭乗を含む搭乗で資格マイルを12,000 miles加算

・資格マイルを24,000 miles加算

のどちらかを満たさないと会員資格が下がり、シルバー会員になります。2015年11月23日がマイル積算期限のA3*G会員は世界中にいるはずです。

有効な搭乗=資格マイルが得られる搭乗。更新に係わる搭乗は、会員資格変更あるいは更新後から1年以内に行われる必要があります。暦年あるいは会員毎に定まった1年間になされる搭乗で、次年度の会員資格が決まるプログラム(BAもAFもこのタイプ)より、厳しいのでした。

 

Miles+Bonusのゴールド会員は、同時にStar AllianceのGold会員。Star Allianceの標準的なマイレージプログラムは、この会員ティアに年間50,000 miles程度の搭乗を要求しています。それと比べると、Miles+Bonusはまだまだ楽チンなプログラムです。エーゲ航空は地域航空会社なので、ギリシャの近所まで行かないと利用できません。しかしその点が問題にならない会員だったら、ゴールド会員資格の更新はたった12,000 milesです。

 

SASの格安エコノミーの利用では、Eurobonusへ加算する場合と同じく、Miles+Bonusに100%加算されます。先日の利用では、搭乗後3営業日で加算されました。

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この最後の加算があったとたん、ゴールド会員更新に必要な残りのマイルがゼロとなりました。

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これで会員資格の期限が、今年の11月23日から今後一年間に延長されるはずです。まだ正確な期日はわかりません。

 私の場合、エーゲ航空国内線1往復+国際線1往復、SASのNRT-CPH1往復で更新。格安エコノミー6搭乗でした。確かに大したことありません。しかし問題なしとも言えません。この6搭乗以外には、Star Allianceのエコノミークラスを利用していません。これではStar Alliance Goldはあっても無くても同じです。私にとっては、いざと言う時のための会員資格という位置づけですが、「いざと言う時」がほとんど起きない事象なら、わざわざ維持するのも効率の悪い話です。

 

これらの旅行をSkyTeamoneworldの航空会社で行い、マイル加算した方が良かったのかもしれません。

 

Miles+Bonusのもう一つの長所として、特典航空券に必要なマイル数が少ないことが指摘できます。一方、プログラムの提携先は大部分ギリシャのローカルなサービス業なので、日本在住者がマイルを増やすのは実質的に搭乗だけです。当然マイルインフレは起こりにくく、プログラムの改悪は遅れてやってきます。提携の貧弱さは良し悪しです。Miles+Bonus VISAカードも存在します。1 EUR利用=4 pts=4 milesと法外に大きな還元率ですが、これは「ハイリスク-ハイリターン」。ギリシャの銀行口座が必要でしょうから。

 

Aeroplanでは、改悪によって日本-東南アジア間の美味しい特典ルートが壊滅します。Tokyo-BKK往復、Tokyo-SIN往復ではCが30,000 → 80,000、Fが50,000 → 130,000となります。2016年、日本在住者のAeroplanへのマイル流入は、前年比-80%~-90%になるのではないでしょうか。同一区間をMiles+Bonusで見てみると、それぞれ42,000、 80,000。半分で片道発券も可能です。Aeroplanも片道発券が可能になります。

 さびしい話ですが、他がダメになったという理由で、Miles+Bonusの会員を続ける価値が高まりました。実はリスクを分散するため、続けられるなら続けた方が良いですが、これは次の機会に。