同じ路線が同じ表題になるのは工夫がありません。が、気の利いたこともできないので、結局そのまま。台北線は本当に長距離バスのようです。
旅の開始は5時30分の山手線。疲れ気味の夜遊び組と、朝から気合が入ったトロリーケース組が入り乱れています。東京もいい加減カオスです。「池袋ー大塚間線路内人立入り」の結果、しばらく停止。ここ一番で信頼ならないJR東日本。現在の東京では、鉄道よりバスの方が定時性が高いのでした。
・何かあっても、スペアの車体・車両をすぐ手配できる。
・何かあっても、すぐに経路を再構成して遅延を最小にできる。
・ダイヤは遅れの9割をカバーできるように余裕を持たせて設定できる。
というシステムが構築された今、鉄道では勝負になりません。死亡事故率がやや低いことぐらいしか取り得が無いという現実を前に、JR東日本はビジネスを半分放棄しているようにも見えます。もっと工夫できないものでしょうか。
私自身は満席のスカイライナーで成田のT2へ。すぐにチェックインして、7:30から開くFast Trackをくぐり、CIのラウンジへ。
CIのチェックイン等は、JALの地上係員が対応していますが、彼女たちは誠実かつ優秀です。CIが第1ターミナルへ移らないのは、それなりに合理的です。
今年5回目のCIラウンジ。なんだかほっとします。
食料のコーナーはいつもと変わらず。
しかし今日は季節物の王者がいます。
Beaujolais Nouveau est arrivé au salon CI. 今年はcanicule(猛暑)。農家は収穫期に雨を願っていた(!)ものの、殆ど降らず、結局30~35 hl/haという低収穫量(昨年比-25%減)。価格はやや上がったものの生産量が下がったため、実入りは減りました。狼少年の「抜群の品質になった」も、今年に限って言えばウソではありません。解禁日に何種類か試した見たのですが、私が想像した味わいとは異なり、酸がしっかりしています。2015はCôte-d'Or(昨年比-10%減)が楽しみです。
朝から赤ワインを飲む気にもなれないので、コーヒーとトマトジュースだけ。何も食べません。ラウンジを後にして、ゲートへ。サテライトの一番奥の86番です。CIはここをよく当てがわれます。
この機体はoneworldに囲まれ、夜明かししているのでしょう。寝心地が悪そうです。
言うまでもなくサテライトには徒歩で向かうしかありません。
この通路は開業後すぐに利用できたので、記事にしました。
その時の写真がpinterest.comで拾って頂けたようです。建築物の画像をある視点から集めている方のようです。考えてみれば、建築に関心があるという理由で、ここを見学するのは大変困難。出国が必要ですからね。東京在住のoneworld乗りにとっては、よく通る通路なので気にも留めないのですがね。写真でもわかりますが、天井の構造物を見ている人なぞいません。
86番ゲートではほぼ予定通り、搭乗が始まります。
さっさと乗り込みますが、いつものA333。
1,350 miles、4時間の旅ですから、多少古くても気になりません。
チーフパーサーは、良く働きそうなオーラがびしびし出ている台湾人女性。ちゃんと個別挨拶に来ました。この方、離陸と着陸前はオーバーヘッドロッカーの扉の確認に、全キャビンを周っていました。
機内誌は茶の道の特集。
中華思想そのものでしたが、興味深く読めました。Dynasty Flyerのキャンペーンも見つけてしまいました。
・TPE発FRA行のプレミアムエコノミー(予約クラスW, U, E)の往復。12月31日までの旅行で、3,777 milesのボーナス。
・11月30日までのCI009(LAX発TPE行)の利用で、2,000 milesのボーナス。予約クラスX, L, Sを除く。
会員には連絡が来ているはず。よく知りませんが。
機内食は、こんな感じ。
鶏肉のフリッターを胡椒・生姜・醤油ソースで味付けたもの。ブロッコリーと人参、米が付合せです。米はたぶん台湾産。加熱する皿は台湾で用意しているのではないでしょうか。現在、他国に比べて物価が安いので、食材調達に有利ということでしょう。おかげでしっかり台湾を味わえます。
台湾時間11:40には降下を始めます。不意に横風が吹いて、流されたような軌跡。
とーえんくうこうと読む桃園空港が左手に現れた後も、しばらく海岸線沿いに飛び続けます。その後Uターンして着陸。いつものアプローチ。到着は12:15。予定より早い到着。ゲートはTerminal 1の端、B9でした。
トランジットに向かいます。