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バス代わりの飛行機

Tipps für Flugreisen

2016版ワンワールドFFP

何か忘れているなと思ったら、oneworld。私の場合、FFPの会員年度が11月から1月に集まっているので、年末に一斉見直しとなります。関連して戦略を考えることができるので、意外と便利です。Star AllianceとSkyTeamは記事にしたのに、oneworldを忘れるとはとんでもありません。

 しかしこれは、BAのExecutive Club以外はまず考えられないため。つまり改めて検討する必要がなかったため、忘れていたのでした。

 

そのExecutive Club。

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"To belong. To be recognized. To be indulged. To be proud."と、説明ビデオは始まります。血眼になって得なプログラムを探すのではなく、会員になって誇らしいかどうか、ケアされている気分になるかどうかが大切だとでも言いたげです。イギリスベースでは数値での他社との競争は難しく、精神的な部分での優位性を強調するしかないようです。

 「英国航空の会員」であることが誇らしいのかどうか、虎ノ門37森ビルの前に立つと分からなくなってきますが、日本ではイギリスが親しまれていることは確かです。馴染み深い国ランキングを個人で作ったら、ほとんどの日本人が10番以内に入れるでしょう。

 

精神的、心情的な優位は疑問ですが、私には利点が目立つFFPが今のoneworldには他に見つかりません。とりあえずBAの有利な点は以下の通り。

 

・上級会員の基準の低さ

グレートブリテンの島民を中心に、周囲の住民を対象に設計されたようです。上級会員になるための基準は、Tier pointsにより示されます。BAの格安エコノミー(Q, O, G)の利用では、欧州便近距離(<1,000 miles)で 5、その他の欧州便(LCA便など2,000 miles超の路線を含む)で10積算されます。1年間に600 pts積算して、Silver会員になるのがどれだけ難しいことかわかります。

 S7航空のDME-MAD便やAYのHEL-AGP便などは、同じような予約クラスで20 pts貯まります。

 

一方、北東~東南アジアの域内では2,000 milesを超えの路線がかなりあり、それらは格安エコノミーでもTier pointsは20積算されます。格安ビジネスだと140で、しかも航空会社間の競争が激しいため、価格が安いと来ています。JALのクラスJが一搭乗40積算されることも、無視できません。

 北東アジアのExecutive Club会員が上級会員になりやすいのは、構造的な話なのでした。

 ただし1年間にBAの4搭乗が要求され、絶対必要なのがHeathrow詣で。人によっては敷居が高そうですが、人によっては「たまにはfish and tipsを食べるか」という程度です。イギリス好きならイギリス旅行の口実となるため、お勧めのFFP
 

・Aviosの使いやすさ

無料航空券の予約は取りやすいようです。私はやったことがありませんが、JAL国内線の搭乗日当日の予約でもOKなようです。これはかなり大きいメリットです。

 通常、提携他社のファーストクラスの特典航空券は限られるのですが、まずまず予約が取れます。もちろんBAのファースト、ビジネスはかなり席が用意されている感じがします。

 Aviosが不足していてもしかるべき金額を払えば、無料航空券を予約できます。特に高いわけではありません。片道航空券が必要な場合は、大変便利な機能だと思います。

 航空券購入金額の一部をAviosで払うことができます。これは本当にわずかな部分だけですし、結構Aviosを必要とするのであまり使う人はいないでしょう。

 

・上級会員のAviosボーナス

Gold会員では、BA, AA, JLの利用時に実飛行マイルが100%ボーナスとして加わります。格安エコノミーでもファーストクラスでも同じです。積算率25%という予約クラスでは、合計125%のaviosを得られるのでかなりお得です。普通会員の5倍のマイルが、Gold会員であるという理由だけでもらえます。JALだとキャンペーン運賃を除くと、格安エコノミーは50%積算が多いのですが、これが150%。東京-香港の往復でJAL国内線片道の無料航空券分のマイルがもらえます。(羽田から島嶼部を除く各地への航空券)

 当日購入する羽田ー鹿児島の片道運賃と、東京ー香港の格安エコノミーの運賃を比較すれば優遇ぶりがわかります。

 

・英語

FFPだろうが、約款だろうが、サービスに関する規則は複雑。キャンペーンの条件も年々複雑になってきています。言語の問題はかなり大切なのでした。少なくとも書かれれば、GB, USA, AUS, NZでは英語はわかりやすく、大変良好で低ストレス。英語圏の会社はそういう意味では楽です。翻訳文は疲れるものです。香港ベースのCXの英語でさえ、意外と疲れます。

 もっともBAの場合、日本語訳もこなれており、ほぼ自然に読めます。この「ほぼ自然に」が鍵で、笑ってしまうような文章がたくさんあります。もちろん内容把握に誤解が生じるレベルの話ではありません。わかりにくいところがあれば、英語もそうなっています。

 客観的に見て日本人は英語に相当慣れ親しんでいます。少なくともフランス語のAFやドイツ語のLHより付き合いやすいはずです。

 

oneworldの中心

何だかんだ言って、oneworldはBAを中心に回っている気がします。AA+AY+BAの大西洋、JL+AY+BAのユーラシア共同事業は有名です。AA+JLの太平洋の共同事業より派手です。BA, CX, QFは空港設備の共有化で阿吽の呼吸です。そもそもoneworldは、大英帝国版図にあった地域の航空会社が半数を占めます。このことが会員にどれだけメリットがあるかというと、表現しにくいのですが、oneworldが全体としてイギリス流を続けるという点にあると思います。Executive Clubの会員が理解しやすいシステムであり続けることは、見えにくいけれど大きなメリットになります。

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空のCommonwealthという感覚が常に付きまといます。次のCommonwealth GamesはGold Coastですね。QFは新規路線を開設したり、キャンペーンをやったりするでしょうか。