PECHEDENFERのブログ

Le rayon d'action illimité. D'une véritable ruche bourdonnante.

AF1218:CDG-FRA エコノミー(搭乗まで)

搭乗までと題しましたが、搭乗後のことはおそらく書きません。

 

パリ東駅(Gare de l'Est)から350番のバスで出発。

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CDG空港のTerminal 2A, 2B, 2C, 2D、TGV駅、Terminal 1へのアクセスは便利です。旅客向けには4箇所のバス停があり、その直前だけ英語のアナウンスがあります。料金はパリ内移動の3倍(その場で買って6 EUR)。

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便利は便利ですが、基本的には空港関連施設や誘致企業への通勤手段であるため、その点には気を使います。

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バスは鉄道、地下鉄と異なり、上り下りがほとんどない点で楽ちん。350番は、RoissybusやAir France les Cars等のシャトルバスと違い、乗降時の混雑も皆無。加えてもっとも格安。誰にでも勧められるわけではありませんが、一考の価値があります。確かに旅客として使っている人は、住民のような感じです。

 

予約したAF1618便は10:05発。余裕を持って6:20にバス停に着いたら、ちょうどバスが出発するところでした。内部はRATPの路線バスそのものです。

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大型荷物の置き場は無いので、他の人の邪魔にならないように注意します。

 

空港まで50分ぐらいしかかかりません。Roissybusより早いぐらいです。FRA便はTerminal 2Fだろうと予想して、TGV駅のバス停で降ります。5階にバス停があり、駅のコンコースは2階です。エレベーターで降ります。さらにエスカレーターで上の階に上がると、Terminal 2のA, B, C, D側とE, F側の結節点。Terminal 2の全ての出発便が示される巨大表示板があります。

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FRA便が見つかりません。よくわからないので、Air Franceの巣窟2Fに行きます。

 

チェックインしようと予約表を取り出してみたら、ターミナルは2Gでした。面倒ですが、想定される事態。確かすぐ外でシャトルが出ているはずと、きょろきょろ探すと、簡単に見つかります。2Fも2GもAir Franceがほとんど専用で使っているので、移動は容易。バスは2F-2G間専用。

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2Gに着きましたが、7:40。搭乗までまだまだ余裕があるので、悠々とチェックイン。

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礼儀正しい中、親しみやすさがあるAFらしい地上係員でした。搭乗券をもらいます。2Gのラウンジがリノベーション中で狭くなっていることを、「一部は完成して新しくなっているけれど、まだ一部工事中。」と情報提供されます。物は言いようだなと思いつつ、搭乗券を見て愕然としました。2時間50分も遅い便になっています。

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出発案内の掲示を見ても、AF1618は表示されていません。運休+振替でした。こんな連絡あったかなと、メールボックスを見ても出てきません。見つけたところで、どうしようもないので、無駄なことは止めます。

 

2Gで5時間は無理と、2Fまで戻ることも考えましたが、戻ったところで何かあるわけでもないので、無駄なことは止めて、Paulでやけ食い。実質的な被害が出ない限り、フランスでは諦めるのが正解。Frankfurtでは、公開中の"Er ist wieder da"を見に行こうと思っていたのに、無理なようです。

この国では不条理な変更、普段可能なことが突然不可能になることが多すぎます。どこに原因があるのかと調べると、手間はかかりますがたいてい突き止められます。(grâce à 情報公開)しかしどうしようもない理由があり、ある人だけを責めるわけにもいかないことが多いのです。原因を突き止めても疲れるだけなので、じたばたするのは無駄。いちいち切れていては、長生きできません。

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品質はOK。日本でこんなものを出したらこのぐらいになるだろうと言う値段。これで10.90 EUR(=約1,400円)ですからね。中欧では当たり前ですが、framboisesが冷凍品ではないので私は満足。

 高品質、高価格のフランスの食品。日本では品質過剰で商売にならないでしょう。しかし紙コップのエスプレッソが2.1 EURは、足元を見た価格です。

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持って行き場の無い怒りはブログに。ということで、工事中のAFラウンジへ。外でも散歩していた方が良さそうですが、空港敷地内を散歩しているとテロリストとして拘束されそうなのと、そもそも今日は雨。やはりラウンジ以外の選択肢はありません。

 

こんな掘っ立て小屋のようなターミナルにもラウンジを作るAir France。

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たしかに狭いけれど、利用者も少数。

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今まで見た中で最小のラウンジです。

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朝食時ですが、2Gではこんなものでしょう。

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使い捨てのナプキンは立派。

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考えてみれば、「工事中施設の利用」にはフランスの香りがします。そういう場所の多いこと多いこと。

 

ここまで書いて搭乗までまだ2時間30分もあるのですが、どうしましょう。免税店に

Deutz, Amour de Deutz 1999

Taittinger, Comtes de Champagne (millésime 不明)

が共に115 EURとまずまずの価格であったので、散財しに行きましょうか?

 

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今年はCDGでよく待たされました。AFのSalonは、会社の都合や社会の不条理から押し付けられる負担を緩和するためにあるような気がしてきました。