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バス代わりの飛行機

Tipps für Flugreisen

BA901:FRA-LHR クラブヨーロッパ(搭乗まで)

BA

欧州便ビジネスクラスレガシーキャリア間の競争が激しいカテゴリーで、各社とも政府、地元のバックアップを受けていると考えて間違いないでしょう。

 Frankfurt/Main空港。便利なのは昔から存在するTerminal 1。拡張工事前は、開業時の成田空港と同じ構造で、母屋に4つのサテライトが接続していました。今でも鉄道駅はTerminal 1の地下。近郊路線のS-bahnの他、高速鉄道ICEも停車します。こんな便利な場所、Lufthansaが占拠するに決まっています。

 BAの利用ターミナルはTerminal 2。Terminal 1から連絡バスか、軌道シャトルのSky Lineを使います。上下の動線が無意味に大きくなるSky Line。こんなものを立案、設計、建設されたいきさつを知りたいものです。

 

Terminal 2で、ややこしいのはHallにDとEがあり、GatesにDとEの分類があることです。Hallはチェックイン業務を行う非制限エリア。Gatesは搭乗ゲートで制限エリアです。出発便案内にはこれらが同時に表示されます。我らがBritish AirwaysはHall Eにチェックインカウンターがあります。

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ホールは広く、BAのカウンターをようやく発見できました。一般のチェックインには列ができていますが、優先レーンには人はわずか。oneworld上級会員はほとんどいないということです。出発2時間前にチェックイン業務が始まります。

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もうクリスマスとは言えない時期ですが、空港関係者が気に入っているのか、ショッピングセンター風の投影がまだ活躍中です。

 Aeroflotの手によるFinnair顔負けの広告。中欧からモスクワ経由して極東に行く場合、確かに距離のロスはほとんどありません。

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タイはやや遠回りになると思いますが、大したこと無いはずです。最近、「うちはハブとして便利だよ」という宣伝する会社が増えています。他にはIceland航空が売り出し中です。Reykjavikは、北米-欧州のハブとして機能します。人口が32万人の国ですから、年間1万人も搭乗客が増えたら、えらい事です。

 

チェックインの後は、出国です。LondonはSchengen域ではないので、出国審査があります。これはBA利用の欧州旅行で面倒な点です。出国後は、大型免税店が控えています。

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Rheingau(註1)がなかなかの品揃えです。目と鼻の先(註2)だから当たり前です。そもそもFrankfurtはMainzと並んで一大消費地です。またこの地は昔からMain(註3)の物流が盛んだったためか、Frankenwein(註4)もそこそこ置いてあります。Münchenの免税店より圧倒的に品揃えが良いのでした。

 空港と市内の間にTaunusanlage(註5)という駅があり、その名前が頭から離れなかったためか、気が付いたらRauenthaler Baiken Riesling Trocken 2014, Kloster Eberbach "Crescentia"(註6)を買っていました。こういう刷り込み効果は馬鹿にできません。

ドイツワインなんて世の流行から完全に外れていますから、注釈を。

註1:ドイツワインの産地。第二次世界大戦前の感覚ではドイツ随一。

註2:S-bahnの西の終点のWiesbadenまでは、空港から30分程度。その先に産地の主要部分が広がっています。

註3:Frankfurtを流れる川の名前。ライン川に注ぎます。上流に大司教の居城Würzburgがありますが、ここはFrankenweinの生産、流通の中心地です。

註4:Frankenは地方名。そしてMainに沿って広がるワインの産地名。大まかに言ってAschaffenbergからBambergまで。Wein=ワイン。Bocksbeutelと呼ばれる瓶の形が特徴的。

註5:der Rheinは欧州でもっとも重要な国際河川の一つ。Rheingauと言うワインの産地は、Taunusと呼ばれる山塊の南斜面、Rhein北岸に沿って東西に広がります。

註6:RauenthalはTaunus南斜面のやや標高の高い自治体。Baikenは銘醸畑。Kloster Eberbachは中世からワインの生産に貢献した修道院。今はHessen国の造り酒屋(兼、醸造学研究の中心)。

 

実はまだ6:00にもなっていません。この制限エリアは5:30から入れます。ドイツでは、早朝から社会がきちんと動きます。BAはJALラウンジが指定ラウンジ。6:00からオープンとチェックイン時に説明があったのですが、5:50にはもう営業していました。

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oneworldの客を一手に引き受けているJAL。First Class LoungeとSakura Loungeの2つのラウンジがあるわけではありません。

 受付はもう正月。

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チェックインホールはクリスマスで、ラウンジが正月とは。oneworldは浮かれすぎです。

 

この桜どこかで見たことがあるのですが...。

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中の様子は、こんな感じ。

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仕切られていませんが、ワーキングスペースも2箇所にあります。窪んだ場所。

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フロアの壁際。

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雑誌、新聞は一箇所にまとめて置いてあり、まずまず充実しています。

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The Timesがありました。

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Die WeltやSüddeutsche Zeitungはあるのに、なぜかFrankfurter Allgemeineはありません。

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Financial Times, The Independentもあるので、BAの客も新聞には困りません。個人的にはThe Guardianが無いのが残念です。

 

注目の食料。普通にドイツの朝食が可能な程度には、豚肉加工品とチーズがそろっています。

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パンも2種類あれば、文句を言ってはいけません。

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せっかくだから、普通にドイツ流(除バター)で。

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このパンはFrankfurtでは何と呼ぶのでしょうか。ドイツ流に半分にカットするためにナイフを用意したのですが、よく見たら最初から切り目が入っていました。

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こういうところは日本的サービスと言うか、過剰ではないかと思う点。パン粉が各テーブルで散らからないから、業務削減法かもしれません。

 飲み物は一通りありますが、やはりありました。Bitburger。

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ビールは他に2種ありましたが、こんな朝早くから飲んでいる人はいません。

 その他に、ホットプレートが用意できます。この時間帯には何も入っていません。その向こう側にはサンドイッチがありました。

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なお、シャワーや着替え室もあります。ラウンジなんてこんなもので十分、というレベルの設備と品揃えです。

 

この空港は、ゲート別の待合ホールに入る前にセキュリティがあります。セキュリティはゲートごとではなく、少しまとまっています。BAの発着ゲートは集まっていて、セキュリティは一箇所のようでした。

 このことは予想していたので、少し早めにゲートD6に行きます。出発時間の30分前なら間に合うだろうと、35分前に出ると、ほとんどの乗客はセキュリティを終えて、待合ホールで静かに待っています。

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ドイツと言えども、ここまで余裕を持って静かに待っている人は少ないはず。よく感じるのですが、BAの客は行儀の良さが顕著です。