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バス代わりの飛行機

Tipps für Flugreisen

BA7:LHR-HND ファースト(その4)

このフライトはロンドン10:45発。東に向かって約12時間飛び、羽田7:30着です。寝たければ長い睡眠をとれるし、起きていたければ短い徹夜となります。ビジネスだったら、すぐ寝るのが勝利の方程式でしょうが、到着日は休み。読書することにしました。

 FNACで買ってきたばかりの本。BAの機内でフランス語の本という神をも恐れぬ行為。それはともかく、笑いに笑いました。Firstは人口密度が低いので、多少笑っても大丈夫。

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ロンドンー東京が1冊で済むはずありません。Highlifeをあちこち丁寧に読んだり、搭乗時に確保したThe Independentを読んだり、機内販売品の相場チェックをしても、まだシベリア。

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現在3:50(JST)。まだ3時間半も残っています。朝食の時間が重なることは承知で、寝ました。ベッドメーキングしてもらうのも面倒だったので、フルフラットにはしていません。

 

そろそろ朝食も終わっただろうと思われる頃、動き始めます。静かだったので、あまり取っている人はいなかったようです。6:45(JST)ごろです。

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通路を隔てた隣の様子には変化はありません。男女ペアで搭乗している若い女性でしたが、一晩中「テレビ付けっぱなし」で寝転がっていたようです。新婚旅行のようにも見えました。

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化粧室を使った後、シートに戻ろうとすると、担当クルーに呼び止められ、「朝食は、飲み物は、何か欲しいものは」と聞かれます。この人、天然に加えて、距離感が変。いつも顔が近すぎるのですが...。

 

朝日がキャビンに入って来るのは気持ちがよいものです。

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私の列では、窓の外で富士山が輝いています。窓が汚いので、写真は綺麗に撮れません。

 

着陸の準備であわただしくなるころに、パーサーが再びやってきて、挨拶。

 

本格的に保安作業が忙しくなる前に、件の担当クルーを呼びとめ、名前をメモしてよいか尋ねました。Golden Ticketを贈るためです。「紙のカードは今もっていないから、ウェブサイトで登録するね。」と続けました。とたんに顔が輝き、「それ(ボールペンとノート)を貸して。自分で書くから。」とわざわざ、名前をメモしてくれました。

 この後、フライトはほとんど残っていなかったのですが、このクルー、うれしそうに積極的に話しかけてきます。富士山をわざわざ指して、登った話とか。現金と言えば現金。最後まで天然でした。

 

7:02には"20 min for landing."でシートベルト。羽田のD滑走路が見えてきます。7:28に着陸。

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ほぼ時間通りの到着。ゲートは147。

 

着いたら着いたで、担当クルー、「こっちから出られるはず。搭乗橋も近づいてきたわ。」と案内してくれます。「Golden Ticketって、そんなに珍しい?」と心の中でつぶやきつつ、型どおりの御礼と挨拶を告げて降機。このキャラのおかげで長いフライトを退屈しないで済んだので、感謝は当然。しかしこのキャラでは分からないでしょう。

ファーストクラスでは、搭乗客がリラックスできるのは当たり前。「このフライトに乗ったから、退屈しないで移動できた」は、かなり評価できます。

 

荷物のターンテーブルでは、私のスーツケースが一番に出てきました。噂に反して、LHRのハンドリングは非常に優秀。

 

戦利品の紹介。 まずアメニティ。外は渋め。

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中はしょぼめ。

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機内用靴下を留めてある紐が印象的です。藁で留めたように見えます。その他に特製ボールペンが2本入っていました。

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このボールペンは、BAファーストクラスに乗った証。人前で使うには勇気が必要です。書き心地は最悪。こういうところがイギリス。

 

使わなかった機内用スーツはそのうち使う機会もあるでしょう。これを着て外を歩くわけではないので、Firstのロゴも問題なし。

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キャビン専用の機内誌もありました。

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中はいきなりPatek Philippeの見開き広告から始まります。もしかしたら、お金持ちが見ているかもしれない、もしかしたら、買ってくれるかもしれないというタイプの広告。

 

帰ったらすぐにGolden Ticketを贈りました。3年目になるこの制度、2014年は一年間に7,500枚が贈られたということです。Executive Clubの会員個人ページにあります。BAの関係職員全員が対象になっているのですが、一番もらえる確率が高いのは、長距離便の客室乗務員でしょう。長距離だと何となく世話になったという感慨が強くなるでしょうから。

 どんな風に使われているかに関しては、BAのサイトに少し記述があります。

www.britishairways.com

こういう制度は、とても良いと思います。BAのクルーに親近感が持てるようになります。クルーのモーティべーションを上げるにも効果があるでしょう。BAはハードや企画では派手な中東勢に勝てません。細やかなサービスでは、素質が違うアジア勢に勝てません。心情的な部分での勝負は理にかなっています。

 

Executive Club会員になって俄然BAに興味がわいてきて、全キャビン搭乗をまず果たさねばと、思っていました。これでFirstにも無事搭乗し、BAのキャビンは全て制覇したと安心していたのですが、World Travellerに乗り損ねたままだったことに気が付きました。意外に道は困難なのでした。