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バス代わりの飛行機

Tipps für Flugreisen

フライングブルーの改悪(?)予告編

Air EuropaがFlying Blueと袂を分かち、独自の「マイレージ」プログラムSUMAを立ち上げました。これは昨日記事にしました。原因は「AF-KLMとの間で最近起きたこと」と正式なステートメント。たぶんこれです。

 完全に見落としていたのですが、年末(28 décembre)のLes Echosに出ていました。Flying Blueのディレクター、Frédéric Kahane氏の説明に基づく記事。Flying Blueの改革です。

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記事によると今回の改革には、いくつかステップがあるらしく、2016年の第1四半期に開始され、2018年の第1四半期までには完了するらしいのです。目的は、「プログラムの収支を保ちつつ、満足度を大幅に改善すること」だそうです。

 

最優先の変革は、規則の単純化。ここで警戒すべき発言が。

「多くの顧客が理解できないと言っている。他社(複数形)、デルタのような会社は、すでに単純化の作業を始めている。」

 このAF-KLMのパートナーのアメリカの航空会社は、実際1年前にすでにマイルの計算法を移動距離から航空券価格を基準とする新しい方法に置き換えています。

 

そして、サービスの個別化への努力も続けます。

Flying Blueが発足した2005年には、1つのメッセージに同じキャンペーン情報を載せ、6言語で配信しました。今は、1つのメッセージが12言語で書かれ、送られるキャンペーン情報は1,800種類にもなります。

 

パートナーも広げる方針です。2016年の第1四半期の終わりに、ホテル宿泊をFlying Blueのマイルで行うプラットフォームを立ち上げます。現在でも、5分に1商品はFlying Blueのマイルで購入されているとのことです。

 

それにもかかわらず、Kahane氏は無料航空券獲得を容易する改善を約束しました。現在でも一日CDG-JFKの1,000往復に相当する距離、B7773機に相当する席数が無料航空券として供給されていると反論。90%の会員がアイボリーレベルなので、無料航空券を得にくいということです。11月から、Transavia(AF-KLMグループのLCC)も無料航空券の対象になっていて、5,000 milesから交換できます。1月から、欧州内の便を8,000から10,000 milesで交換可能にするそうです。

 会員レベルの他方の端にあるプラチナ会員は数千人しかいませんが、扱いがよくなります。あらゆるサービスを扱う専用電話を開設します。一方、シルバー会員は特典の多くを失います。優先搭乗はプラチナ会員+ゴールド会員の後、受託手荷物の優先扱いの中止、セキュリティチェックと出入国ゲートでの優先扱いの中止が予定されます。

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上記は抄訳のようなものですが、いくつか興味深い数字が出てきます。25,000,000人いるFlying Blue会員中、

・90%がアイボリー会員

・数千人がプラチナ会員

・1日の無料航空券の供給量は3,600,000 milesぐらい、1,000~1,200席ぐらい

・会員向けプロモーションは個別化しており、一つが1,800種類にもなることがある。

など、いろいろ示唆的です。

 私は当初からの会員なのでそう感じないのですが、規則が複雑すぎるというのは、そうかもしれません。積算されるマイルは、資格マイルと特典マイルの2種類。無料航空券特典が、クラシック(無料航空券用に席数限定。)、フレックス(マイルで席を買うシステム。その時点で売れ残っている席があれば、交換できる。)、プロモ(プロモーション。最大でクラシックの半分の必要マイル。)と3種類。さらには、予約クラスと実飛行距離、会員ボーナスの関係、クラシックアワードの必要マイル数が旅行日で大きく変動することなど、理解が大変かもしれません。

 やはり一番心配されるのは、金額ベースへ移行することです。面白みが全くなくなります。Flying Blueはチケット価格とマイルの相関が高いプログラムなので、あまり必要性は感じられませんが、シンプルにするという強調しているからやるかもしれません。デルタが金額制にしてシンプルになったとは到底思えないので、もし実施したらこれは口実ですね。UXの脱退につぐ先月中旬のSUMA始動は、マイル/金額の割合で折り合いがつかなかったことが原因という推測もできます。SUMAの1 EURあたり2 milesは極端に低いのですが、Flying Blueはこの値からは大きく外れるでしょう。

 欧州内を15回搭乗するとなれるシルバー会員。特典は絞ってきたようです。プラチナにはホットラインを開設。内容が問題ですから、これだけでは何ともいえません。ゴールドはそのままなのかどうか。ほぼ方針は決まっているはずです。

 

Air Franceはどこに行くのでしょうか。

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