105番ゲートは国際線ターミナルの端。国際ターミナル自体が、羽田空港の旧ターミナルの位置にあるので、空港の端に位置するゲートとなっています。モノレールと環八がすぐ隣を走ります。
ガラス壁でできたターミナルでは、外れのゲートは開放感が抜群。長々と歩いてきた甲斐があります。
まだ燃料補給中の本日の機材。搭乗橋から撮影。
内部は3-3-3のシート配置。31番から始まるエコノミークラス。搭乗率は90%ぐらいでした。1週間ほど前に購入した時は、席が選び放題でした。これは出発直前に個人客の予約が殺到したわけではなく、ツアー客が多いことを意味します。
ツアー客は自分の一向が離れ離れの席になると、無料で席の交換を交渉する場合が時々ありますが、予約レベルの違いによる差額を本来補償すべきです。「席は離れましたが、席に着いてから個人で交渉すると変わってくれることがあります。」と旅行会社はとりあえず顧客を言いくるめて押し込み、人の良い個人客が窮屈な目にあいます。効率よく(質の悪い)商品を捌いて儲けるのは旅行会社、より高い航空券を買って損をしたのは個人客です。旅行会社はツアー客の無知と、個人客の人の良さに付込んで利益を確保しています。明らかにフェアではないので、こうしたことがまかり通っているのは嘆かわしいことです。個人客は支払い金額と席指定の関係をツアー客に説明し、拒否するか相当金額で権利を売るべきでしょう。私の前の席であった出来事を見ていて、そんなことを思いました。
本日の目的はIFE。予約時には先頭席も選べましたが、あえて選びません。そもそも先頭席は、乗客の構成で面倒なことも多いので、ベストとも言えません。
IFEシステムは予想通りの品。まずまず期待が持てます。
TGのウェブサイトではあまり詳しいことが分からないので、早速チェックに入ります。言語を選択し、ホームページへ行きます。
左端がエンターテイメントですから、そこを選択。
映画、TV、音楽に分かれています。ちなみに右端のUSBは、端子の説明だけです。映画を選びます。
全て表示、新作、旧作、クラシック、世界の映画という5つのカテゴリーに分かれます。全て表示を選ぶと、「表紙」、タイトル、性質のみが表示されるリストです。
全部で109タイトルあるので、まずまず。その中で新作は24、世界の映画は28です。
一つ戻って、「全て表示」の代わりに「世界の映画」を選ぶと、1ページに7つの映画が表示され、その画面が4ページあります。表示は左から
日本語、北京語・粤語、韓国朝鮮語、欧州語、欧州語、ヒンディー、アラブ
の映画がこの順に必ず並んでいます。字幕は中国映画で中国語の字幕があることを除いて、全て英語のみです。邦画は4つということですね。ちなみにタイトルは、
日 Attack on Titan: The End of the World
中 Monster Hunt
朝 Coin Locker Girl
仏 Marguerite
西 El desconocide
ヒ Bajrangi Bhaijaan
ア Al Hafla
日 Attack on Titan
中 To the Fore
朝 Assassination
仏 le Père Noël
独 The Pasta Detectives
ヒ Rahasya
ア Ghadi
日 Hero 2015
中 Only You
朝 Exo Next Door
独 Taxi
仏 Hippocrates
ヒ Detective Byomkesh Bakshy
ア Decor
日 Solomon's Perjury Part 2: Judgement
中 12 Citizens
朝 Northen Limit Line
仏 En Equilibre
伊 Sei Mai Stata Sulla Luna?
ヒ Tanu Weds Manu Returns
ア Soue Tafahom
でした。それなりに探しやすく工夫されており、TGを良く使う人なら、すぐに映画にアクセスできると思います。邦画が目的なら、「世界の映画」のどのページでも一番左側の映画を選べばよいわけです。
10:45定刻ですが、10:35には動き出していました。すんなり離陸したので、好調な滑り出しです。伊豆半島を過ぎるあたりでシートベルト着用のサインが消えたので、トイレへ直行。東京ルック(摂氏5度)から曼谷ルック(摂氏32度)へ着替えるためです。
戻るとすでにドリンクサービスのワゴンが周っています。ヘッドホンを用意し、準備万端になった時、すでに11:30でした。
一作目の途中で機内食になります。
チキンカレーということです。エコノミーでもグラスが出てくるタイ航空。ホットドリンクは、種類が聞き取れなかったので適当にもらったら、日本茶でした。映画を見ることが重要だったので、機内食の味を覚えていません。
一本目の映画が終わると、沖縄上空。残りの飛行時間は、4:17と表示されます。
当然2本目に行きます。2本目を選ぼうとすると、チャンネルの数が極端に減っています。全ての映画で4タイトルしかありません。
TV作品の方も極端に減ります。
これはコンテンツ使用に制限をかけ安上がりにする契約のためでしょうか。どういう路線、どういうキャビンで起きるのか、今後検証します。
意気込んでいたところに水を差された気分です。とりあえず2本目も「鑑賞」。途中で乾いた乗客に水を配給しに、トレイを持ったクルーが周ってきます。終わった時は台湾最南端を飛行中。残りの飛行時間は3:02。
早いような遅いような展開です。まだ時間は十分と、3本目も行きます。クルーが飲み物をトレイに乗せて周ってくる他、中断されることも無く、映画に没頭できます。そもそもキャビンの照明は落とされます。映画館のようです。完全に昼間のフライトですから、眠くない人がほとんどでしょう。時々窓を開ける人がいます。
3本目が終了すると、いよいよインドシナ半島。
ダナンに差し掛かる頃で、飛行時間の残りは1:30。さすがに4本目は難しいので、ヘッドホンを片付けます。そうこうしているうちに到着前の軽食が。
これは、細長く切ったアメリカ風ピザでした。タイ風に味付けがアレンジされているわけではありません。辛くも甘くもすっぱくもありません。
到着40分前になると、到着ゲートや乗継ゲートの案内がキャビンに表示されます。
到着予定時間はGSTですかね。14:50がスケジュールなので、少し早い到着が期待されます。ゲートがC10ということは、Cコンコースの端。この便は出発もターミナルの端、到着も端です。
Hanoïを除くと、乗継はおとなしい感じ。
HND-BKK-HANと飛ぶ人は、直前に航空券を取り、他に無かったから遠回りになったのでしょうか。それとも計画的遠回りでしょうか。Royal Orchid Plusの会員は案外多いので、そうかもしれません。TKやMS、A3の会員かもしれません。
これらの情報は、個人用画面でも見られることになっているのですが、表示されませんでした。新しいサービスでまだ十分対応しきれていないのでしょう。
到着前に調整が入りましたが、それでも着陸は15:38。ゲート到着は、ほぼスケジュールどおり。北から南に向けて着陸します。海風ですね。
単なるスターアライアンスゴールドでは、プライオリティレーンは使えません。大して混んでいなかったので、16:15には空港の地下駅にいました。ターミナル内を歩いている時間の方が、並んでいる時間より長いのでストレスにはなりません。