機内食の事前リクエストサービス、Chef on call。マレーシア航空の個性的なサービス。かなり本格的な選択プランです。ビジネスクラスを予約すると、1週間前ぐらいにメールが届きます。
何はともあれ、Selamat Datang。残念ながら、普通の日本人にはBienvenueの方がまだ親しまれていることでしょう。terima kasihだって、спасибоよりも知られていないと思います。マレーシア政府は、「もうすこしがんばりましょう」スタンプですね。経済力に応じた文化の発信ができていません。
そんなことはともかく、ファーストクラスとビジネスクラスが対象のChef on call。24時間前までにリクエストを出します。Book my mealsをクリックすると、マレーシア航空のサイトが現れます。
この画面では単数形に変わっていますが、料理の選択は予約単位です。往復の予約だと、行きと帰りを同時に選択しなくてはなりません。名前や予約番号を入れると、選択画面が現れます。
朝食の選択です。夜便なのでとんでもない時間に食べることになりますが、何時にサービスされるとか言う情報までは出てきません。その区間を飛んだ経験のある客向けともいえます。機内食としては、大胆な皿が並びます。
仔羊のすね、牛のrib、牛の頬など、かなり立派な夕食用の皿もあります。
NRT-KUL間とKUL-NRT間では選べる品が違います。これは時間帯の違いではなく、現地で調達できる材料によるようです。
マレー料理と覚しき料理も見つかります。
NRT発では、何となくありふれた料理も良さそうです。
便名を選び、料理を選択します。予約の全ての便について選択が終わると、確認画面。例えばこんな風になります。NRT-KUL間は、仔羊肩肉。
KUL-NRT間はナシレマク。
ランチとか、朝食とか呼んでいますが、時間帯は深夜・早朝。”What's in a name? That which we call a tom yam kung, by any other name, would smell as piquant."というエリザベス朝の英語を思い出し、確認を押して最終決定します。機内での選択もかなり立派な皿ですから。
以後の変更は電話かメールで行うことになります。
マレーシア航空ビジネスクラスの機内食の選択は、NRT-KUL間でも3種類あったと思います。決して少なくありません。しかしChef on callを利用すると、特徴的な料理が15種類から選べます。ものぐさな性格な人以外は、絶対利用した方が良い気がします。
ビジネスクラスやファーストクラスの予約をしなくても、マレーシア航空のサイトで全メニューが見られます。
Experience - In-Flight Meal - Chef-on-Call | Malaysia Airlines
ファーストクラスとビジネスクラス別にpdfファイルが用意されて、出発地別に写真付きで紹介されています。情報提供は割と徹底しているマレーシア航空でした。
Pechedenferはものぐさなので、今までサボって機内で選んでいました。このプレオーダーシステム、面白い結果が出てきたので、おいおい記事にします。