バス代わりの飛行機

Tipps für Flugreisen

Business Traveller誌より拾ったニュース

asia-pacific版3月号はワインが表紙ですが、この主題に関しては専門誌ではないので大した情報は得られません。やはり役立つニュースは航空各社の動向です。

 

(1) ドラゴン航空の名称変更

Dragonairは機体の塗装を変えているところですが、社名もCathay Dragonへ名称変更されるようです。龍のイラストなどは変わりません。日本語でもアナウンスされています。

Cathay Dragon

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(2) LCC初の航空連合

HK-Express, Lucky Air, Urumqi Air, West Airの中国系4社で航空連合が発足します。名称はU-Fly。乗客の立場では、接続・乗継で恩恵が受けられそうです。規模は、

・17億5千万人の人口をカバー

・毎日168便

・就航地85

・保有機材75機

とのことですから、営業地域の人口を除くと、それほど大きいものではありません。世界的に新しい試みには違いないので、どうなるか注目されます。

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(3) 世界最初のA320 neoの就航路線

Lufthansaがラウンチングカスタマー。Hamburg-Frankfurt/M間で最初の運航をすると発表しました。幹線ですが、国内線なので少し地味でしょうか。ドイツも新しい機械が好きなお国柄なので、日常生活で話題になるでしょう。

 

(4) タイ航空初のA350-900の就航地

タイ航空によると、同社最初のA350の路線は、Bangkok-Melbourneになるとのことです。7月から運航開始となります。ウェブでの航空券の販売は、すでに機材がA350となっていました。なぜBKK-MELなのかは、よくわかりません。

 A350はすでにBangkok Suvarnabhumi空港ではおなじみで、FinnairがHEL-BKK間で定期運航を行っています。たぶん毎日来ては、毎日去っています。北欧-バンコクは競争が激しいため、新機材で勝負なのでしょう。ちなみにOSL発HEL経由BKK往復のAYのビジネスクラスは、あれっと思うほどの値段で買えます。乗ってみたい気もします。

 

(5) JALのボストン便機材変更

JALのNRT-BOS便は、B787の長距離飛行性能と機材規模を生かして新開設された直行路線でした。B787のラウンチングカスタマーはANAANAが騒がれたのは当然ですが、JALもついでに取材を受け、タナボタ式に宣伝された路線という気がします。

 ところでこの路線、現在はB787-800で運航されていますが、6月11日のBOS行からB787-900になります。座席数が増えますが、結構需要があるのですね。しかし客としては機材が大きくなるより、キャビンがSS9に変わることの方が重要です。ビジネスクラスは、現在のShell flat neo

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からJAL Sky Suite(フルフラット、全席通路アクセス)

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へ変わります。かなり長時間のフライトですから、この変更は有効ですね。

 

(6) シンガポール航空の首都フライト

SQがCaptial Flightと称して、Sigapore-Canberra-Wellington便を開設します。B777-200で2クラスのキャビンです。どういう位置付けかわからないのですが、単なるネーミングの問題でしょうか。

 

(7) 中華航空B777-300ERの注文

6機が最終発注されました。これは、現在JFK便で運航されている新しいキャビン。ビジネス、エコノミーともに工夫が見られます。

 

(8) ANAの新路線

成田-Phnom Penh便を9月1日から毎日運航。機材はB787-8(C42/Y198)。

NH817 NRT発10:15、PNH着15:10

NH818 PNH発22:50、NRT着6:45(+1)

これはビジネス、観光共に便利です。

 

(9) マレーシア航空のドバイ線拡充

KUL-DXB便が毎日運航になります。MHはEmiratesと包括的な提携を進めていて、欧州、アフリカは任せてしまうようです。自社運航は、現在LHR便しかありません。A380-800で運航するファーストクラスの運用のはず。6機保有するA380は売るようですが、機材を変えてもこの路線だけは維持して欲しいものです。

 Emiratesと言い、Etihadと言い、勢力拡大に熱心。それぞれの航空連合は着実に成長していますね。

 

(10) ロイヤルヨルダン航空のジャカルタ便

RJは、AMM-KUL-CGK便を開設します。BKK-HKG便と同様、以遠権フライトですね。

 

(11) ガルーダインドネシア航空のロンドン便

GAは3月31日、CGK-LHR便を運航開始します。これはインドネシアーイギリス間の最初の定期直行便になります。週5便(火水木土日)で、機材は同社自慢のキャビンを備えたB777-300ER(F8/C42/Y268)となります。

 もともとGAはAMS便を持っています。オランダは旧宗主国で人の交流も盛んなので、これは納得のいくところです。今回さらに攻めの構成。Startrax5つ星が世界の檜舞台に殴り込みをかけます。欧州-東南アジアは、ますます競争が激しくなります。

 

(12) エミレーツ航空の最長路線

Emiratesは3月1日、Auckland直行便の運航を開始しました。DXB-AKLは8,810 milesにもなり、同社の最長路線と話題になったDXB-PTY(Panama)便の8,580 milesをわずかに凌ぎます。東行が15時間55分、西行が17時間15分かかり、現在の世界最長路線のはずです。B777-200LR(F8/C42/Y216)で運航しています。

 エコノミーで17時間超のフライト。どんなものだか、搭乗記が待たれますね。誰か挑戦しませんか。

 

この3月号の一番最後のページには、こんな写真が載っていました。

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Star Alliance結成時の写真だと思います。すると1997年でしょうか。この写真で一番興味深かったこと、それは塗装がほとんど変わっていない会社があることでした。20年も同じデザインとは、優れているのか、進歩がないのか、判断に迷うところです。