バス代わりの飛行機

Tipps für Flugreisen

MH88:KUL-NRT ビジネス

KLIA(Kuala Lumpur International Airport)サテライトターミナルの一番大きな空間はここでしょう。2月は中華新年の飾りつけでいっぱいだったのですが、いつの間にか宴は終わっています。

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外国の風習だろうが、異教徒の行事だろうが、お祭りは多い方がええわという人が増えています。グローバリゼーションの一つの帰結ですね。今年は、春節が先進国クラブで広く認知された年として記録されそうです。次は何が来るでしょうか?

 

この十字型ターミナルの中央の案内板を見ると、もうゲートは開いています。

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BUKAがOPENの意味ですね。さすがに覚えました。

 

設計は確か黒川紀章だったこのターミナル。なんとなくナウシカの世界を彷彿とさせます。

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通路の天井は、一工夫。昼間は外の木々が目に入り「ジャングルの中」、夜は星空の下に居るような感覚になるよう照明の配置がランダムです。

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C34ゲートに行くと確かにセキュリティチェックを行っています。待合室へはすぐに到着。機材のA330-300はすでに窓の外に居て、客を待っています。

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よく考えてみたらこの便の出発は、東京時間の1:35。日本在住者は、普段寝ている時間。「今から飛行機に乗るよ。」と、日本に残した大切な人に連絡すると、相手がキレルかもしれません。それで成田到着は早朝。だいたいパブリックエリアに出る時間が7:30ぐらいになるはずです。短い夜なのです。離陸後、シートベルト着用のサインが消えたら即睡眠、機内サービスは全て無視というのが正しいあり方かもしれません。

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起きていても、サテとフルーツしか出ません。後は睡眠タイムです。

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本日は唯一の日本人乗務員がビジネスクラスの担当。鶏3本、牛2本、計5本も盛ってくれました。フルーツは行きでも帰りでも、昼でも夜でもほとんど変わりません。

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それでも文句は出ないでしょう。マレーシアだとバナナが自生するから、空港の余っている土地にバナナを生やしてそれを機内で出せばいいのにというのは、恐らく素人考えです。

 それとドリンクサービスはしっかりあります。ワインリストは更新されていません。ChampagneはCanard-Duchêneに代わっています。

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東南アジアで客室乗務員やホテルの従業員として働く日本人は、日本のパスポートの保持者にはとにかく日本語を使いたがります。これは自分の存在意義がそこにある点を理解しているためだと思いますが、客からすれば良し悪しです。このキャビンでは、「新しいシャンパンの方はどうでしたか。」と墓穴を掘っていました。とっさに訊かれて「cépageは、pinot noirとpinot meunierが多いようですね。」と、味を見ればすぐわかるようなことしか言えない私も私ですが、そこで何も切り返さず、だんまりは客室乗務員としてまずい対応でした。

 マレーシアはイスラム教で、ワインの勉強はかなり困難なはず。日本の航空会社並みのことはあっさり止めるなど、現地にあったやり方が必要です。

 

日本語圏の視点そのままだと評価は厳しくなりますが、マレー人のように屈託のない女性が多いことには好感が持てます。英語(とマレー語)が苦手な人に、マレー文化の良さを伝えられる人材を多く抱えています、マレーシア航空。

 

なおCanard-Duchêneはマレー料理に合わせる場合、良い選択になると思います。Champagneの世界化、つまりアジア料理とのコンビネーションには、意外とpinot meunierが鍵ですね。

ヨーロッパとアジアの料理を制したら、つまりこれらの料理のテーブルで普通に飲まれるようになれば、ワインにとってほとんど世界制覇です。一番近いのはChampagneでしょう。

 

水が配られ、キャビンは暗くなります。水置き場が各シートに備え付けてあります。少しスタイリッシュ。

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まだこんなところを飛んでいるのでした。

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さて時間は飛んで、「朝」。朝飯なので起こされます。

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機材は沖縄を飛んでいます。

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Chef-on-callで頼んだnasi lemakが登場。

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確かにnasi lemakなのですが、少し問題があります。

 

①Chef-on-callのメニューにある写真は以下の通り。

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②機内でもnasi lemakは選択できます。その場合出てくる皿は以下の通り。

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さて問題点が浮き彫りにできたでしょうか。機内で選択する皿の方がChef-on-callのメニューに近いのです。素材等はほとんど変らないとは言え、なかなか笑わせてくれます。

 

KUL発のChef-on-callは、2戦2敗です。とは言うものの、かなり笑わせてくれたので利用して正解でした。

 

朝食はすぐに済みます。片付けられるともう九州。

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遠州灘上空では、西風が強烈。

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この342 km/hの風のおかげで、定刻より15分ほど早い到着でした。