バス代わりの飛行機

Tipps für Flugreisen

AZ785:NRT-FCO プレミアムエコノミー(その2)

搭乗開始時間に行くと、18ゲートは人の山。

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こんだけ乗っていれば十分商売になるでしょう。根強いイタリア人気(+日本人気)もバカに出来ません。SkyPriority優先搭乗レーンにも列ができていました。列がきれいにできず、枝分かれしているのは、「イタリア行きだから」で説明するしかありません。

成田空港が開業した頃、もっと正確には第2ターミナルが出来る前はこんなサテライトが4つあったのですね。SkyTeamの利用では、ある意味貴重な体験が出来ます。

 

さてClassica Plusのサービスですが、Alitaliaのウェブサイトでは、

  • 無料受託手荷物(2×23 kg)
  • 専用チェックインカウンター
  • 優先搭乗
  • プライバシーの保たれた静かな個室:合計21席または24席のシートは、人間工学に基づいて設計されており、最大約120度のリクライニングが可能です。従来と比較して足元のスペースも最大40%広くなっています。
  • ナイトキット
  • アメニティキット

となっています。「上級エコノミーはここか?」と地上係員に尋ねていた中高年男性がいましたが、エコノミーの列を案内されていました。この人は高い料金を払ったのにもかかわらず、サービスの一つを省略されてしまいました。これは補償が必要なレベルの問題なのです。例えてみれば、レストランでセットメニューを頼んで、皿が一つ出てこないと同じことなのですから。

 Alitaliaに限らないし、成田に限らないのですが、優先搭乗での地上係員の案内はでたらめであることが多いのです。航空会社の請負を行う地上係員は、仕事をこなすだけの能力がありません。

 

さて搭乗すると2-4-2の配置が3列。

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B777-200ですから、PYとしては標準的です。デザインはとやかく言うような話ではなさそうです。シートピッチは、普通。

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シェル型でスライドします。電動ではありません。リクライニング角度は大きくとれません。あくまでも「座って移動するシート」です。収納場所やモノを置く場所がいろいろあるので、エコノミークラスよりは使い勝手は断然良いと思います。ちなみにエコノミークラスのシート配置は3-4-3です。やや通路が狭くなるタイプでした。

 

Alitaliaには何となく遅延のイメージがつきものですが、14:10定刻に対して、

13:40 搭乗開始

14:00 搭乗終了

14:10 プッシュバック

14:25 離陸

と、全く問題なし。機内は90%を超える搭乗率だったので、むしろ優秀です。

 

Ailtaliaのプレエコは、飲食の方の工夫が目立ちます。アルコールを含むウェルカムドリンクがあった他、2回ある機内食はエコノミークラスと大きく異なります。食器もAncapの陶磁器、特製のグラス、ステンレスの特製カトラリーです。

 

一回目の食事は、イタリアーナがラザニア、ジャッポネーゼが牛肉ご飯。ここはイタリアーナ

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茸ラザニアでした。左手にある「サラダドレッシング」は、オリーブのエクストラバージンオイルとModenaのバルサミコ酢から出来ています。こういう点はしっかり押さえています。ラザニアのトマトは甘く、塩は控えめと、熱の通し加減はイタリア風。ラザニアも表面がべとついたり、張り付くことなく、あくまで滑らか。Alitaliaならではというところでしょう。ワインは多分エコノミークラスと共通だと思います。シシリアの白と赤の1 Lボトルでワゴンサービス。

 パンとバターの間に見えるチョコレートはPâtisserie Dolciaとあったので、東京周辺の洋菓子店のものでしょう。

 

エコノミーでは絶対に考えられない皿。

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食事の最後は「温かいお飲み物」ですが、「はいコーヒー」と手渡されたのが、お茶でした。

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そつのないサービスをこなす40歳ぐらいの上品な女性客室乗務員だったので、この展開は愉快でした。さすがはイタリア。

 

6,161 miles、12時間以上のフライトです。到着1時間30分前にも食事がありました。こんなところを飛んでいる頃です。

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2度目の食事は、温かいサンドイッチ、冷たいパン、カップケーキ、冷製豚肉加工品とマッシュポテト、カットフルーツです。

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大きな顔をして鎮座するサンドイッチは、エコノミーでは出ません。コーヒーと言って茶を出した客室乗務員が持ってきたホットドリンクは、今度はきちんとコーヒーでした。

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どこかで間違いに気が付いたようです。

 

この他、食間にサンドイッチと飲み物が出ました。また最後部ギャレーではセルフサービスで飲み物のサービスがあったようです。北欧系に比べて、ラテン系は食べ物、飲み物が豊富。フライト中の腹の空き具合を心配することはありえません。

 

この便は太陽を追いかけて西へ飛びます。この季節だと日が沈みません。下降時の窓の外の風景。

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着陸は黄昏時。ターミナルの外に出るのは、日がとっぷり暮れた頃。なかなか情緒あふれる旅です。