バス代わりの飛行機

Tipps für Flugreisen

映画館代わりの飛行機(その13):シンガポール航空実践

課題となっていたSingapore Airlines(SQ)のInflight entertainmentの利用ですが、突然チャンスがめぐってきました。全く予期していなかったので幸運でしたが、映画に集中できるエコノミークラスではなく、サービスに定評のあるビジネスクラス。しかし贅沢を言っている場合ではありません。

 

おなじみA330-300の画面。

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ヘッドホンは機内用の遮音性を考慮したタイプ。そんなことよりSQで特筆すべきは、機内誌KrisWorld。

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IFE専用に独立した機内誌。IFEでも世界一を狙うようなSQとしては当然ですが、その厚みは機内誌SilverKrisとほとんど変わりません。しかも月刊誌です。

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今月のハイライトや個別の番組の説明があるにとどまりません。それらに関する解説記事、評論めいたものもあり、これにグラビアとインタビューが加われば立派な映画雑誌になります。こういう点からして、他の航空会社と全く違います。

 

KrisWorldに4月号によると、295映画、483TVショー、531CDs、6Radio Channelsということでした。映画だけとっても、大抵の乗客に「字幕が必要ない」程度に多言語対応・多国籍対応していることはすでに紹介しました。日本映画だけで16あります。日本語吹替の洋画の数ではありません。日本人客なら日本映画だけで十分な数があるわけです。同じようにタミル人にはタミル映画、テルグ人にはテルグ映画、ベンガル人にはベンガル映画がありますが、数はそれほどではありません。

 

非常に使いやすいコントローラー。

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応答は適切、サイズはやや小さめの東アジア人仕様。取り扱い説明は、IFEの個人スクリーンで見ることができますが、必要ないほど簡単です。

 

IFEのオープニング画面。

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この画面は、最近変わっていません。Divertissement(仏語)を選び、Movies(米語)、European(英米語)と進みます。

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これも相当な数が出てきます。操作に関する用語もタイトルも英語だったり仏語だったりいろいろです。

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その中から、どうしようもない企画のコメディを一つ選びます。すると簡単な説明が表示され、予告編が自動再生。

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説明本文が英語、他の部分が仏語と完全な多言語対応にはなっていません。こういう点が今後どうなるかは、サービスの多言語化の観点からは興味深いのですが、今回は調べている時間がないのですぐ開始。

 静止画の広告が3枚出ます。

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その後は、なんとSigapore Airlinesの広告用イメージビデオ。

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サロンケバヤが(たぶん)スコットランドに行って、皮職人のアトリエで仕事の邪魔をしている(ようにしか見えない)あれです。「寒くないのか、サロンケバヤ」といつも思います。 Youtubeでも見られますので、参考に。

Singapore Airlines - Creating Around You - YouTube

 

こうした広告は、鬱陶しくならない程度の時間に納めてあります。その後、本編が自動的に始まります。

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舞台はパリとロンドン。音声は原語(仏語、ひどい仏語、英語、ひどい英語)、字幕は英語でした。

 

ヘッドホンは、たまたまノイズキャンセリングのタイプを持ち込んでいたので、機内装備のものは使いませんでした。IFEの音源は平凡です。音楽を楽しもうというレベルではありません。機材が古いからかもしれません。

 

雑誌、新聞は多種類あり、機内食のサービスも充実しているのですが、もう一本見ることができました。しかし2本が限界。

2本目は9作品(計画)からなるシリーズ7番。4~6番作品の同窓会のような趣が楽しめました。

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2本目の終わりの方は、機内アナウンスでたびたび中断されました。

 

SQのIFE。その気になって他の航空会社と比較すると、はっきり優れていることが分かります。この機材では音声の質が並みだったので、新しい機材に是非もう一度乗ってみたいところです。またビジネスクラスはサービスが多く、没頭するには向いていないことが再確認できました。その機内サービスは質が高いだけに、心が乱されるのですね。念のため。