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バス代わりの飛行機

Tipps für Flugreisen

東京発格安ビジネスクラス vs 海外発券

travels BA MH CX oneworld

マレーシア航空(MH)が大型セールを始めたようで、メールで連絡が届きました。

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キャンペーンは2種類。一つは普通の割引で、他方は1名分を購入すると、同行者1名が無料という内容です。普通の割引の方は、エコノミーだけではありません。ビジネスもあります。

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もちろん2つ目の割引では、割引運賃x2と考えられる運賃より低い値段設定がなされています。

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第2のキャンペーンは、行き先がKuala Lumpurだけですが、第一のキャンペーンはいろいろな都市が対象となっています。詳しくはMHのウェブサイトで分かります。

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購入期間こそ4月4-22日と長くはありませんが、搭乗期間が9-10月のほぼ2か月。9月の連休期間が除外されていますが、結構使えそうです。まだこの時期の航空券を購入している人は少ないだろうから、競争他社に先んじて客をとろうという意図がありそうです。私には積極的な攻勢に見えます。

 価格自体は魅力的です。ビジネスクラスですから。

 

さてここで絡めたい問題は、British Airways(BA)のExecutive Clubの上級会員資格。成田と東南アジア一都市の往復は、MHのビジネスクラスを利用すると資格ポイント(tier points)が360 points得られます。2回の東南アジア旅行を行い、それとは別にBAに4回搭乗すれば悠々シルバー会員。oneworldのフライトなら、エコノミークラス搭乗でもラウンジ利用が可能になるレベルです。

 代わりにJALのクラスJで羽田-伊丹間を15回搭乗した方が、価格的には安く済ませることができますが、それでもBA搭乗を別にして20万円ぐらい。この区間を頻繁に往復しなくてはならない人とか、旅行が嫌いな人を除くと、MHのキャンペーンは「利用しないと損」な気がします。

MHのキャンペーンを1回利用して東南アジア旅行。それに加えてクラスJで羽田-伊丹間を3往復だと、クラスJによる羽田-伊丹間を15回搭乗と変わらないはずです。こちらの方が現実的かもしれません。

 

こういうキャンペーンと比較したいのは海外発券。特にColombo(CMB)発とかTaipei(TPE)発がビジネスクラスの安値を頻出するので、常時観察が必要な「聖地」です。そこでCMBの料金も調べてみます。Cathay Pacific(CX)のビジネスクラスでCMB-HNDを往復するとして、適当な月日を入力してみました。

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この区間は月日にほとんどかかわりなく167,671 LKRなのですが、これは日本円で128,000円ぐらいです。得られるtier pointsは、MHの東南アジア往復と同じ360 points。東京発券のMHビジネスクラスによる東南アジア旅行の方が安く済むかもしれません。これでは、わざわざ海外発券する理由がありません。

 なおCMB発のチケットは、行きと帰りの月日が離れていても料金はあまり変わりません。これは海外発券を行う際の大きな強みですが、料金がもう少し下がらないと東京発の方が良い気がします。

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MHに比べて、CXの日本発はダメなのかというと、そうでもありません。

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東京(NRT)-Denpasar(DPS)往復が138,000円から買えます。この区間の往復でtier pointsは360。MHのキャンペーンに価格も匹敵します。さらに札幌(CTS)-DPS往復だと、tier pointsは560も得られますが、料金は変わりません。HND-CTSをどう移動するかにもよりますが、この便を利用するのが最も安いようです。

ちなみにCMB-CTSをCXのビジネスクラスで往復すると、560 points得られ、料金も安い時で135,000円ぐらい。料金も乗継の不便さもCTS-DPSと拮抗します。

 

旅行として考えた場合、他にもいろいろな要素が出てきます。例えばCTS-DPS往復では、香港1泊が必要です。移動時間帯も好き好きです。さらにColombo, Bali, Bangkok, Singapore, 大阪のどこが魅力的かなんてことになると、その時の気分にすら依存します。イカ焼きが食べたくなったら大阪でしょう。

 ただ一つ確実なのは、CMB発券ですら目立たないことです。特にExecutive ClubのSilver会員維持ならそうでしょう。

 

TPE発も台湾ドルがあまり安くないことや、料金自体やや上がっているので、それほど有利とは言えなくなっているようです。昨年は10万円程度だったMHビジネスクラスのTPE-BOM往復が15万円近くなっています。この区間の搭乗で560 points得られます。CTS-DPSの方が有利です。

 

海外発券の往復航空券では、開始する時、区切りをつける時にそれぞれ片道航空券が必要ですから、その分のコストも考えなくてはなりません。貯めたマイルを利用するのがマイルの良い活用法だと思いますが、税金、空港使用料が数千円以上かかるのが普通です。

 

Executive Clubの会員として今年の東南アジア便の傾向を見ると、海外発券は有利ではなくなっています。