Euro Travellerは、英国航空(BA)のヨーロッパ便のエコノミークラス。今日からBA会員を自覚することにして、表記を変えます。
出発は大本山、LHRのターミナル5から。時間があるような無いような感じでしたが、一応Galleries Loungeに顔を出しておきます。さもえらそうに格好をつけますが、財布の中にポンドが無いだけでした。
ウミウシかナマコを想起させる飛翔体が迎えてくれます。
入口の守護は阿吽の仁王像ではなく、頭に行灯を載せた馬にまかれています。近所の寺の方が立派だと思った方、全くの正解です。サイズがやたら小さいし・・・。
さくっとダイニングでカレーを一皿。前々から思っていたのですが、メタボが多いラウンジです。エコノミーの座席で隣に迷惑をかけるほどでもない太り加減。
あとはデッキへ出て、転がっていました。
フェイクの暖炉が舞台セットのような壁にはまっています。右を見ると、窓の外はBAだけ。
今日も良い天気です。30分も居なかったので、ワインは手にせず。
このラウンジはテーブルに出ているワインと、ラックのワインが違います。出す気があるのかないのか、Clos des Ormes。今回は横を通った時にちら見しただけですが、次はじっくり観察して、暴露しましょう。
飛翔体にお別れを告げます。
幸い出発は本館のA21。サテライトだと、20分もかかりますからね。
定刻19:05ですが、搭乗ゲートが発表されるのは18:15です。他の空港に比べると圧倒的に遅く、以前のLHRに比べると圧倒的に早くなりました。
これが多分搭乗する機材。尾翼だけ見えています。
さすがに夕方です。搭乗すると、A320のEXIT ROWでした。
客室乗務員が結構うるさく、「EXIT ROW SEATSでは離着陸時、足元を完全にクリアにせよ。前方座席の下に物を置いてはならない。服も手にしていてはならず、必ず着用のこと。」と何度の注意に来ていました。大変しっかりしています。この2列は足元が大分広くなっていための代償と割り切るしかありません。他では膝が前席に当たる人でも、余裕で足が組めます。
イラストのインストラクションも見ておくよう、指導が入ります。イエス・サーの世界でした。
これらの注意事項は、該当する旅客が12名しか居ないにもかかわらず、機内放送でも行っていました。念には念を入れているというか、BAはしっかりやっています。
本日LHRは混雑のため、ヨーロッパ便全体に遅れが生じており、この便の出発は19:45と40分の遅れ。これはホテル到着が23:00だと覚悟を決めます。機内にも疲労感が充満してきます。
離陸後は順調。揺れもありません。期待の軽食は、サンドウィッチ。"Would you like a sandwich?"---"YES, SIRRR!" いつもサンドウィッチでは何なので、ham rollと称していましたが...。
念のため、中身も記録。
最終的には好みの問題ですが、このサンドイッチはAlitaliaやAir Franceの欧州便には及びません。もちろんコンビニのサンドイッチよりは、ずっとましです。食事としてうれしいかどうかは別として、比較は常に面白いのでした。
フライト時間は2時間に満たないのですが、途中で暗くなります。そこまで気を使う必要もないと思いますが、世話焼きのクルーだったのでしょう。
ベルリンはおなじみのTegel空港。本日は搭乗橋があります。
本当にこの空港は、設備が貧弱です。その欠点の裏返しですが、何もかも早いのは大変良いこと。駐機している場所から、荷物のターンテーブルまでの距離は普通100 mないと思います。
ターミナルを移動してバスを探しますが、別のターミナルの車寄せになっていることに気が付かないほど。とにかくコンパクトなのです。
夜の到着なのに飛行機は遅れるし、シャトルバスは切符を買う間に出発するし、降車バス停を間違え、夜のオフィス街をずいぶん歩くことになったしと、散々でした。しかしこの日は最後に大逆転がありました。ホテルの部屋がアップグレードされ、こちらに。
廊下の案内版に部屋番号が見つからないとか、特別感満載。広さに応じて設備も上々ですが、Mitteに位置する有名ホテルだけあり、磁器があちこちにしつらえてあります。さすがにここまで凄い部屋は初めてです。
上の写真と大きく違ったところーーー左側の花生けの横に、カップヌードル(独蘭仏3言語表記)と電気ポットが置いてありました。違和感抜群です。
夜遅い到着では、時々こういう頂上までのアップグレードがありますね。