読者です 読者をやめる 読者になる 読者になる

バス代わりの飛行機

Tipps für Flugreisen

アメリカン航空アドバンテージ改悪の詳細

発表されましたね。

f:id:PECHEDENFER:20160609182901j:plain

プログラムの「今後の予定」とは、こなれていない日本語。英語はWhat's aheadで、「前途に何があるか」、「先に何が待ち受けているか」で的確。翻訳と原文の比較では仕方ありません。いつもなら英語でツアーの宣伝ばかり送ってくるAAですが、今回はなぜか日本語メール。リンクも日本語です。

f:id:PECHEDENFER:20160609183110j:plain

AAdvantageプログラムの最新情報 - 6月の最新情報 - アメリカン航空

読んでいて気が遠くなってきたので、英語版にしてしまいました。こんなわかりにくい日本文、皆さん読んでいるのでしょうか。

f:id:PECHEDENFER:20160609183221j:plain

AAdvantage program updates - AAdvantage - American Airlines

その気になって比べてみると、慎重に翻訳してあります。でも英語版の方が遙かに読みやすいのでした。

 

翻訳につきものの難しさはさておき、改悪の詳細です。まずは特典マイルの獲得。特典交換用のマイルです。これはずいぶん前に予告された通り、

AAdvantage平会員     1 USDの利用ごとに5 miles

ゴールド会員                 1 USDの利用ごとに7 miles

プラチナ会員          1 USDの利用ごとに8 miles

エグゼクティブプラチナ会員   1 USDの利用ごとに11 miles

です。航空券の値段に加え、諸税まで計算に入ります。実施は8月1日旅行分からです。

 大雑把に言って、デルタ、ユナイテッドに横並びのレートです。日本-米国のエコノミークラス往復に必要なマイルは70,000 milesなので、平会員だと航空券購入の総額が14,000 USDで、ようやく1無料航空券に届きます。かなり遠い感じです。

アメックスのスカイトラベラ―プレミアを利用するエグゼクティブプラチナという日本最強のパターンだと、1 USD利用当たり、合計16.5 miles得られます。無料航空券には、4,242 USDの航空券購入が必要です。これだと何となくそんなものかという感じですね。

 

次に上級会員制度。これは全て2017年1月1日に変わります。まず新しい会員レベルが創設されます。それはプラチナ会員とエグゼクティブプラチナ会員の間のレベルで、特典マイルが

プラチナプロ会員       1 USDの利用ごとに9 miles

で計算されます。なおプラチナプロ会員のワンワールド内での扱いは、サファイアです。

 次に上級会員資格の基準に利用金額が導入されます。1年間にアメリカン航空を4搭乗し、さらに以下の2つの組合せの内、早く基準に達した方が適用されます。

・Elite Qualifying Miles (EQMs) + Elite Qualifying Dollars (EQDs)

・Elite Qualifying Segments (EQSs) + Elite Qualifying Dollars (EQDs)

基準は以下の通り。

ゴールド会員                 EQMs   25,000, EQSs   30; EQDs   3,000

プラチナ会員          EQMs   50,000, EQSs   60; EQDs   6,000

プラチナプロ会員        EQMs   75,000, EQSs   90; EQDs   9,000

エグゼクティブプラチナ会員   EQMs 100,000, EQSs 120; EQDs 12,000

ゴールド、プラチナ、エグゼクティブプラチナでは、倍々で要求が大きくなります。プラチナプロは付足し感が強いのでした。なおEQDsの計算は、base fare plus carrier-imposed feesということで、諸税は算入されません。

 ワンワールドエメラルドであるエグゼクティブプラチナに到達するためには、諸税を含めて年間15,000 USDほど航空券を購入することになるでしょう。EQMsの方は、多くの航空会社のフライトで100%以上の加算率なので問題ありませんが、この金額はかなりなものです。2018年から上級会員は減るでしょう。

 

AAに限りませんが、北米、南米に行く機会が少ない私には米国のFFPは魅力が乏しいのです。AA, DL, UAを高頻度で利用するなら、アップグレードも小さい負担で系統的に行われるなど、大切に扱ってもらえるようです。しかし所属航空連合+提携会社という単位で考えると、AA(またはDL, UA)にだけ特別に開放されている他社無料航空券があるとは考えられません。上級会員向けサービスも共通で型にはまっています。そうなると第三の会社で、もっと有利なFFPを選んだ方が良いということになります。

 

アメリカは国内需要が巨大なので、DL, UA, AAの改悪を嫌ってFFPを替える人は思ったほど多くならないかもしれません。しかし国際線利用が多い人、外国在住の米国びいきなどのカテゴリーからは、相当移動があると思います。どのFFPが受け皿になるでしょうか。StatusMatcherが賑やかになりそうです。