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バス代わりの飛行機

Tipps für Flugreisen

AZ784:FCO-NRT ビジネスクラス(その4)

日欧間のフライトでは、フライトに飽きる頃、ロシア上空。夏は白夜、冬は極夜が体験できるので、いつの季節も何となしに気になるところです。

 残念ながらこのフライトは、白夜フライトにはなりません。夏至からかなり経っていることに加え、Romaの緯度が低いため、LondonやHelsinkiのようにずっと昼間を飛んでいるということはありません。それでも、窓の外は夜の闇から程遠い明るさ。

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この機材はIFEが古いタイプで、エコノミーとビジネスの違いは画面のサイズだけです。読書するか、あるいは素直に寝るかするのが正解。1時間ほど寝ていたら、足元が濡れて目が覚めました。「おっと、雨漏りか」と飛び起きたわけですね。機内で雨漏りは普通ではありません。前のシートのサイドテーブルに載ったプラスチック製カップが倒れて、水がこぼれたことが原因と判明。後ろの客の足元を濡らすのですね。これはこのシートの欠陥。前の座席の子連れイタリア人、ガチャガチャして落ち着きのない大男で、よく粗相をして周囲に迷惑をかける(そしてあまり憎まれない)タイプでしたが、彼に咎があるとも言えません。

 

とにかく目が覚めたので、機内散歩。

 

ビジネスクラスのセクション間のサービスエリア(業務用空間)には、セルフバー及び図書館があります。

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セルフバーには水だけ、新聞雑誌は写真の通りと、あまり利用効率は良くありません。ただし乗務員に言えば、何か持ってきてもらえると思います。

 

この脇には大型化粧室があります。大型と言っても車いすで入れるという意味以上のものではなく、流しもいたってシンプル。花などは生けてありません。

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アメニティの棚もありません。

 

戻ってもう一寝入り。起きたらバイカル湖付近を飛んでいます。ここまで来るとだいぶゴールが近い気になります。

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到着一時間前になると、照明が付き、朝食となります。

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食器が全てGinoriという点を除いて、ありふれた朝飯。見栄えは悪くありません。味は、こんなものでしょう。

 

お願いしていた免税品は朝食後、すぐに届きます。会計はさらにそれから少し経ってから。出納役がまとめて機内集金に回っているのでしょう。想像すると笑えます。

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出納役の方では、免税品カタログの表紙の商品を買う私のことを笑っていたかもしれません。単純過ぎますから。

 

ぼおっとしているとゲートに到着。窓の外はアリタリア機。Doppelngerに出くわした気分。ローマからこんなに遠いところで2機のアリタリアが並ぶなんて、不思議なことですが、ローマ便に合わせてミラノ便も毎日就航しているので、実は成田の日常なのでした。日本人ってどれだけイタリアが好きなんだと呆れます。

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それで受託手荷物の受け取りのターンテーブルも隣り合わせ。手前がローマ。奧がミラノ。イタリア以外の空港では、あまりない光景。

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荷物はプライオリティのタグの有無にかかわらず出てきます。全く順番はでたらめです。これはFCOの取り回しのせいでしょう。

 受け取りの後、キャビン持込手荷物や購入免税品の都合で、荷物の入れ替えを本格的に行ったのですが、その間にこのホールから客は消えてしまいました。空いている税関を通り、果実酒超過1本分の100円を代行業者に納税してきます。

 

第一ターミナル北の到着では、混雑に波があるようです。

 

仔細な点を除くと、アリタリアはどの搭乗クラスも意外に満足できます。エコノミークラスもシートを一新して、疲れにくくなっています。しかしビジネスクラスの食事とワインは特筆すべきで、これには圧倒されました。国の風土や文化を前面に出すところまでは、他の航空会社でも可能でしょうが、この会社のレベルには到底太刀打ちできそうにありません。

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FFP会員でもないのにほめ過ぎですが、また搭乗する機会をうかがっています。と言うと結語には良いのですが、実際には予約を入れてしまいました。