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他社FFP上級会員のあしらい

航空会社を非常に多頻度で使ったり、年間の搭乗距離が異常に長い人は、マイレージプログラムで上級会員としてマークされます。最近、多頻度・長距離利用者ではなく、搭乗も行った多額の購入者へ対象が変わってきていますが、上顧客としての扱いはそのままです。

 

上級会員への特別サービスの内容、程度は航空会社によって大きく違います。これはいろいろと語られるところ。一方で意外と見えにくいのが提携航空会社の上級会員の取り扱いです。複数のFFP会員を続け、他社も利用すると、特徴が見えてきます。

 

日本に限定すると、FFP上級会員で多いのは、JALのJMB、ANAのAMBでしょう。それぞれ20万人以上いると想像されているようです。それに続くは、おそらくデルタのSkyMiles。アメックスの専用クレジットカードが、商品として成り立つ程度に会員がいます。それ以外は、微々たるものではないでしょうか。そして、JALJGC会員はJALの利用が多く、ANASFC会員はANAの利用が圧倒的に多い気がします。また搭乗によって上級会員になる者は、デルタのアメックスカードは作りません。すると他社での「特別扱い」または「えこひいき」の経験は、意外と少ないのではないかと思います。

 

British Airways (BA) のGold会員の扱い

oneworldとしてEmerald会員という共通の最上級会員のくくりがあり、この会員向けのサービスは明示されています。明記された事項に加え、各社の判断でサービスを上乗せできるのですが、もちろん上乗せする会社はサービスが優れています。自社会員への対応は会社の勝手ですが、他社会員への特別サービスには余裕を感じます。

 

キャセイ・パシフィックの機内では、自社のダイヤモンド会員とほとんど同じ扱いをするようです。誕生日アップグレードとか、バースデーカードはないと思いますが、一般客を基準にすると、特別な扱いです。PETボトル入りミネラルウォーターや、エコノミー搭乗時でもビジネスクラスのワインをグラスで持って来たりと、かなりのえこひいき。

JALの空港でのサービスは、JMCダイヤモンド会員とほとんど同じようです。律儀な感じがします。一方、機内ではどういうわけか、やる気満々になる乗務員がいます。プロ根性に火が付いたような感じで、自社会員を相手にしている時とは、明らかに違った気合を感じることがあります。他流試合ですかね。体育会の伝統は健在のようです。BAの客は放置に慣れているので、あまり歓迎しないかもしれません。しかし優れたサービスと言わざるえません。

・何事もおおらかなマレーシア航空。あまり意識していないようです。マレー人に特別扱いされたければ、個人的に顔見知りになる必要がありそうです。フィンエアアメリカン航空では、自発的な何かは見つかりませんでした。

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Aeagean Airlines (A3) のGold会員の扱い

そのままStar Alliance内ではGold会員(*G)です。共通の上級会員向けサービスは、明記されている内容が単純かつ十分強力です。そのためなのか、それ以上のサービスや特別扱いを受けた経験はありません。これは他社でも自社でも同じです。Star Alliance全体に、システマティックな客あしらいが徹底している様です。

 A3は*Gが最上ですが、これ以上の会員レベルを持つ会社もあり、LH, NH, SQ間では最上級会員をお互いに別扱いする取り決めがあるようです。マイルも付かないエコノミーの予約で搭乗していても、パーサーが挨拶がてら、泡モノぐらい持って来るかもしれません。

 

Air France (AF) のGold会員の扱い

SkyTeamもStar Allianceと同様、2段階の共通上級会員制をとっています。上はElite Plusという名称です。SkyTeamは、どうしようもない会社が集まっている連合というイメージを持たれがちですが、どうしてどうして。上級会員へのサービスの上乗せは露骨です。

 

中華航空はチーフパーサーが挨拶に来たり、新聞を持ってきてくれたりと、キャセイの他社会員へのサービスを少し地味にしたような感じです。他社上級会員へのサービスとしては、トップレベルだとも言えます。

デルタベトナム航空では明記されている以上のことは、何もなし。アリタリアもエティハドと組んでからは、特別扱いは何もなしです。KLMは、AF並みに親しみやすくも親切。言葉を変えると少し馴れ馴れしいサービスになりますが、同じプログラムですから自社会員扱いは当然。顧客情報にFFP会社名が入るので、明確に区別されており、客としても全く別の会社を利用している感覚なのですが、サービスはそういう具合です。

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違う「他社会員」の場合

上記のように、他社上級会員も明快に特別扱いする会社CX, JL, CI, 昔のAZ)があります。次の疑問は、「BA、A3、AF以外の航空会社の上級会員だったら、これらの会社は同じように、えこひいきしてくれるか?」です。

 正直言って経験がないので、これはわかりません。以下は想像となります。キャセイではシステマテックなものを感じるので、BA以外のoneworld Emerald会員でも同じ扱いだと思います。客室乗務員(特にISM)による差の方が遙かに大きいでしょう。

 JALは、各人の心の燃え方で決まるような気がします。やっていることがバラバラだからそう感じます。するとBA、CX、AAなどの良く知る大会社の上級会員相手には、がぜん張り切る人でも、topbonus Platinumだとか、Royal Plus Platinum会員は、何となく放置などということはありそうです。むしろANAのDiamond会員が相手だと分かると、闘志の塊になるかもしれません。これはこれで面白いので、JALはこのまま突っ走ってほしいものです。