PECHEDENFERのブログ

Le rayon d'action illimité. D'une véritable ruche bourdonnante.

新千歳空港ダイヤモンド・プレミアラウンジ

羽田以外で初

JALマイレージバンクの上級会員レベルの名を使ったラウンジ。国内線ファーストクラスラウンジとしても機能します。羽田第1ターミナルには、南北にそれぞれ作られ、すでに久しいのですが、それ以外の空港では初。

 ここは6月29日にオープン。まだまだ新しい空間です。正面カウンターは係員がいて、写真を撮るのははばかられるので、ホームページから無人のカウンターを拝借。

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思いっ切り和の趣です。現実には左右2つのカウンターにそれぞれ係員と搭乗券の読取り機が設置されています。左手がサクララウンジ、右手はダイヤモンド・プレミアラウンジです。せっかくだからこのホールの側面の壁を。

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書ではありません。モービルです。「ここで注目すべきは、影である」なんて言う外国人がいたら、ラウンジにご招待します。1人まで連れ込むことができるそうなので。

 

様々なタイプの椅子

羽田のラウンジと比べられるほど、広くありません。一方で変化に富んでいます。一人掛けのソファーは、テーブル付個人スペース。

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このテーブル下部は、機内持込可能な手荷物サイズの空間です。スペースの有効利用に機能と遊び心が加わります。

 このタイプのソファーでは、籠り過ぎ、内気過ぎると感じられる人、閉所恐怖症気味の人などには、やや開放的な個人スペースもあります。同様にサイドテーブルがあるソファーが基本で、テーブル下は機内持込手荷物の最大サイズ。

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連れがいる場合、グループの場合のソファースペースが2か所。グループと言うのは、打ち合わせて集合しないと難しいと思いますが。

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入口出口ホールにあるものと同じで、DNAの二重らせんモデルを彷彿させるオブジェ。通路からの目隠しになっています。

 さらに正統派、黒ソファーにつき、ピンボケしたスペース。

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ラウンジは窓に向かって横に長いため、天然光が十分入ります。駐機中のJALが良く見えます。

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窓側は全てカウンター席です。

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ラウンジの端にあたる壁を使ったソファースペース。

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JALのラウンジはどこへ行っても、インテリアの材質が安物ですが、このラウンジでは費用をかけずに工夫されています。いろいろな家具が品よく配置されています。また随所で和風を意識しているところも売りになります。

 JALラウンジ、美術品というかオブジェにはそこそこ金をかけていますが、インテリアのチープな感じはどうしようもありません。際限なくコストをかけるわけにもいかないので、仕方ないことです。

 

食品コーナー。羽田と同レベルですが、配置の関係か、人が少ないためか、何となく良く見えます。話題になっている焼きカレーパンもありました。

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おにぎり、味噌汁はもちろんあります。スープはミネストローネでした。ずん胴の底の方に少し残っているだけだったので、煮詰まっていました。

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キャセイカタールは鳴海、JALノリタケ。名古屋に支配される世界のテーブル。

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羽田のDPラウンジは広い空間をそのまま使っているため、変に騒々しいのですが、ここにはそういうデメリットはありません。居心地という面では、圧倒的に優れています。

 

らせんオブジェ完全版

遂に羽田以外にも展開されたDPラウンジ。次は伊丹と福岡に設けられるようですが、国内線ファーストクラス就航とセットになっているはずです。すると那覇にもできるのでしょうか。

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