PECHEDENFERのブログ

Le rayon d'action illimité. D'une véritable ruche bourdonnante.

空港ホテル(2):香港国際空港HKIA(つづき)

24時間営業

「ホテル香港国際空港」の続きです。設備の整ったラウンジにできる限り遅くまで居るのが良いと、The Wingで粘り、「お客様、大変申し訳ありませんが...」と追い出される前に立ち去ったのでした。ブログのことを考えると、本当は何時までいられるのか、試してみればよかったと思います。

 

香港を出国してこのターミナルに入場するなら、The Wingは入場してすぐ左手に位置します。正面が商業施設と飲食店が集中するエリアです。

 ちなみに出国ゲートは夜間完全閉鎖です。

 

出国ゲート出口は7階、出発のメインフロアは6階ですが、このあたりでは7階、6階とも物販店、飲食店で埋め尽くされています。いくつかは深夜営業を行っています。まずマクドナルド。

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ここは24時間営業しています。さらにその奥に隣接するのは味千ラーメン

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ここも24時間営業しています。この九州ラーメン、6階にもありますが、営業時間7:00-23:00です。他にもCafe de Coralが無休ですが、これらは全て同じフードコートを構成しています。一箇所に集まっているわけです。腹が減ったら、出国ゲート前の商業施設7階ということですね。

 

なお7階はこの商業エリアと、The Bridge付近の商業エリアにのみ設けられた建物内の設営階。あくまでも6階がメインフロア。この7階の建て増しエリアを外れたところ(21番ゲート付近)にスタバがあります。ここも24時間営業です。

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他にも24時間営業店があるかもしれません。変更もありえます。公式ウェブサイトで必要な情報を得ることができます。

Shopping, Dining & Entertainment - Dining - T1 - Hong Kong International Airport

 

メイン空間のメイン時間帯

BangkokやKuala Lumpurのように、無料の長いすが並んでいるエリアというものは見つかりません。横たわるなら、ゲート前に並ぶ待合椅子の上になりそうです。最終便が出発すると、照明は一部消えます。しかし、睡眠に適するほど暗いエリアは見つかりません。

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ターミナル1は、このタイプのチェアで埋め尽くされています。アームレストの位置は3種類。1座面の両側にあるもの、並んだ2座面の両側にあるもの、並んだ3座面の両側にあるものです。横たわるのに適しているのは、もちろん3座面がアームレストなしに並んでいるものです。

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なお、一部は充電用のコンセントを備えています。遠くからも認識できるよう看板が立っています。

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これとは別にテーブル付き充電ステーションが数多く設置されていますが、立って利用します。Free Wifiスポットということですが、他の場所でもFree Wifiは簡単に利用できます。少なくとも深夜は利用者が少ないので、接続の問題は起きにくいはずです。

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実際に夜通しして見つかった問題点は、以下の通りです。

気温:半袖シャツでは凍えます。半ズボンも同じ。上着は必要。

騒音1:恐らく5階で工事を行っていました。ドリルの音が相当なレベルでした。工事場所も移動していました。これは特殊な事例ではありません。発着がない時間帯に建物のメインテナンスを行うのは、きわめて自然です。

騒音2動く歩道は終夜営業です。終了点での”mind the gap”の注意喚起も終夜営業、延々と電子音と自動アナウンスが繰り返しています。これがどこにいても耳に入ります。

騒音3液晶テレビが終夜営業です。テレビの数はそれほど多くないのですが、人が少ないため、どこにいてもやかましい音声レベル。

騒音4:空港からの注意喚起も終夜オペレーション。適当な周期で「荷物から離れないよう」などと自動音声の全館放送が入ります。昼間と同じ音声レベルです。

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時差11時間の国でオリンピックを行っているので、深夜にもかかわらずTVを見ている人がいます。

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コンコースが巨大な割には、人はほとんどいません。空港職員が見回りを兼ねて時々移動しています。

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The Bridge周辺(W1の乗継ポイント付近)も7階設置、商業施設が集中しているエリアですが、こちらは全て閉店しているようでした。

 65番ゲート方向へ行きますが、使える設備等、特に新しいものが出現するわけではありません。

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移動は一気に行ったわけではなく、場所場所で休んでターミナルの枝部分まで歩いてきました。休んでいる時に居眠りもしています。

 

最終フェーズの救世主

そうこうしているうちに5:30。

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この直前、ラウンジThe PierにCathay Pacificの職員が降りていくのを目にしました。多分開いているはずと、エスカレーターから覗いてみます。

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営業開始したようです。使わない理由はないと、乗り込みます。今日最初の客でしょう。

 

このラウンジにはDay Suitesなるエリアがありますが、要は仮眠室。時差ぼけを調整するためにあるような構造ですが、ここを使わせてもらうことにします。

 すぐに通してもらえます。Day Suitesのセクションには、通路とカーテンで仕切られる「個室」があります。窓の外にはCathay Pacificが停泊しており、大迫力で迫ってきたのですが、厚手のスクリーンで完全にシャットアウト。ただし、照明を落とすことはできず、この部屋は暗くなりません。

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客があんまり本格的に寝ると困ることは、容易に想像できます。苦心の工夫なのでした。しかし、何も言わなくても毛布を持ってきてくれました。3時間弱休めて、助かりました。

 

搭乗開始予定時刻の1時間前にはここを立ち去り、身支度。トイレで十分。

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その後に、Denpasar行きの出発ゲートをチェック。まだ未定です。

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仕方がないので、少しここで待ちます。本来のラウンジの使い方です。このラウンジ、レストラン式の食堂が好評ですが、どうせ機内食が出るのでそれは控え、Sitting Areaへ。

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空いていますが、無人というわけではありません。もう9時になろうとしていますから、利用者もぽつぽつ出てきます。すぐ隣のエリアには、馬蹄型のバーカウンターがあります。

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さらに近接して軽食のコーナーがありますが、朝食をとるなら、このぐらいの方が軽めでよい気がします。

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そうこうしているうちにゲートが決まりました。15番です。また出国ゲート近くの商業エリアまで戻らないといけません。ほどよく運動した夜になりました。