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バス代わりの飛行機

Tipps für Flugreisen

キャセイパシフィックのCTS-HKG-DPS線、ビジネスクラスまとめ

香港経由、札幌-デンパサール往復のビジネスクラス。これはBAのエクゼクティブクラブの上級会員資格維持に向いた路線の一つです。昨年に続き、今年も利用した経験を踏まえて、良い点と悪い点をまとめてみました。

 悪い点をいっぱい書いていますが、その方が面白いからであり、この路線がお薦めなのは変わりません。

 

良い点

・Tier pointsが一気に稼げる

CTS-HKG片道、HKG-DPS片道がそれぞれ140 ptsになります。往復で560 ptsにもなります。東京から行く場合、JALHND-CTS便、クラスJの往復を選択すると、80 pts加わります。合計640 pts。BA4搭乗(> 20 pts)を加えれば、シルバー会員の基準(600 pts/年)を超えます。

 

・料金が安い

日本発のビジネスクラスですが、料金は控え目。セールなしで、通常14万円ぐらいで航空券があります。HND-CTS便のクラスJの往復も安ければ2万6千円ぐらいなので、こちらもまずまずです。

 海外発券のビジネスクラスには安いチケットが見つかりますが、CTS-DPSはそれらと良い勝負です。キャセイコロンボ発札幌往復でも、12万円弱が通常期の最安値です。得られるTier pointsは共に560 ptsですが、日本発の場合は日程管理の煩わしさがありません。ちなみにコロンボ発東京往復だと、Tier pointsは360 ptsにしかなりませんが、価格は12万円強から。CTS-DPSの方は、これよりTier pointsの効率が高いのです。

 

・ゆっくり旅ができる

2,000 miles以上の2便を乗り継ぐ旅。接続が良い路線だと、早朝出て深夜到着などという体力的にきつい旅になります。ところが現行のCTS-DPS便では、乗り継ぎ時間が往路8時間30分ぐらい、復路8時間ぐらいと十分あるので、出発と到着はかなりゆったりできます。

 

・HKIAのラウンジ

キャセイは空港ラウンジに力を入れていますが、その本拠地の香港で悪いはずがありません。到着後、出発前の支度に力になります。地上スタッフの親切さは特筆ものです。ぜひワンワールドの上級会員資格を以って、利用を。

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悪い点

・便がやや少ない

CTS-HKG便、HKG-CTS便は、毎日あるとは限りません。季節によって便数が変わりますが、少ない時は週4便だったと思います。週末は必ずありますが、予定を立てる時少し不自由を感じます。一方HKG-DPS間は1日1便。それに加えてコードシェア便香港ドラゴン航空運航)が週2便あるようです。

 

・往路復路とも香港で1泊する可能性が高い

往路8時間30分、復路8時間(KA361利用)または11時間(CX784利用)という接続時間ですが、共に夜から朝にかけての時間帯です。待つ場所は、ホテルが最適なのです。問題は香港のホテルが高いことで、空港近くのホテルだと、典型的な価格で2万円。2泊香港で4万円費やしては、せっかくの低価格が相殺されてしまいます。

 節約して空港に泊まることにすると、やや体力を必要とします。ただしそれほど悪い体験ではありません。

空港ホテル(2):香港国際空港HKIA - バス代わりの飛行機

空港ホテル(2):香港国際空港HKIA(つづき) - バス代わりの飛行機

 

・北海道が魅力的すぎる

札幌素通りには未練が残ります。後髪を引かれる思いなんて、柄にもない言葉が浮かぶかもしれません。「もう薄なっとんのに、引っ張らんといてんか」などと気分ブチ壊しの同行者は置き去りにするとしても、タイプが違う観光地が連続している場合、少し決断が必要です。

 

 ・Nyepiは突然知らされる

本当は、何年も前からわかっていることです。バリの休日Nyepi。聖なる日。外出禁止。労働禁止。灯火禁止。殺生禁止。異教徒の旅行者にも適用されます。自動車の使用は政府許可が必要という日。航空機の離着陸なんてとんでもありません。この日はあらゆる定期便が運航停止となります。

 トランジットは認められているらしいのですが、真偽の確認すら困難です。

 

ところがキャセイパシフィック、毎年この日のフライトを売っているようです。例えば2017年のNyepiは3月28日火曜日。

www.bali-indonesia.com

行き札幌発3月23日、帰りデンパサール発3月28日で料金を調べると、平然と出てきます

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この日はデンパサールを離陸するわけにいきませんから、売った予約は次の日のフライトに変更される運命です。聖なる日が数か月に近づいてからですが...。

 来年の場合、Nyepiの次の日は水曜日。一日足止めを食らうだけで、翌日の便で札幌に帰って来られますが、年によっては曜日の関係で、札幌便がないこともあります。すると人気最低のフライトCX566(HKG 1:45発、KIX 6:30着)なんかに振り替えられてしまうのですね。KIXから先はJAL国内線クラスJです。Tier pointsも560から500に減少。キャセイからは不愛想な電話で一方的に告知され、理由は述べられません。最低ですね。これは去年のPechedenferの実体験でした。

 

これは予約処理の欠陥であり、問題は認識されていても放置されているのだろうと思います。暦や行事に起因する運航制限は、当局からの通知を受けて対応するというルーティーンなのでしょう。しかしながら、こんな欠陥に巻き込まれるのは馬鹿げています。ということで、Nyepiの日程には厳重な警戒が必要です。

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プライベートビーチがあっても、海岸へは出られません。とは言うものの、Nyepi自体は素晴らしい体験でした。機会があったら滞在はお勧め。