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ワインスクール代わりの飛行機(その20):地上で見つけたBarossa Valley Shiraz

赤ワイン AUS>Barossa Valley, Shiraz

BarossaのShirazはCathayのビジネスクラスの定番ですが、8月の時点では、

 

Dandelion Vineyards Lionheart of the Barossa, Shiraz 2013

 

がありました。このカテゴリーでは良い品が適当な価格で目白押しですが、やはり現地で人気があるワインは外せません。そこで

 

Amon-Ra 2012

 

パーカーワイン(un des vins parkerisés)ですね。ほとんど光をとおさない濃い赤に紫がまざります。縁は少しレンガ色がかかっています。長い脚をもちます。スパイスの香り、特に黒胡椒の香りが顕著。黒スグリ、黒イチゴのジャムのような香りがしますが、アロマはそれほど開放的ではありません。MLFの後が、明らかな香りとして出ています。

 口蓋では「森の果実」のジャムのよう。チョコレートの香り、わずかに革の香りや森の下草の香りが混ざります。フルボディでかなりの内容を感じますが、全体としてとてもなめらかで、慎みやか。相当の古木からの果実を使っていると、推察されます。酸は強くまろやかで、余韻は十分。

 霞の中に本質が隠れているようなワインで、こちらから問いかけると、少しずつ姿を見せます。奥ゆかしいというより、謎めいています。最高級のMédocに近いものを感じますが、全てをさらけ出すことはありません。Médocが王族、貴族に例えられるなら、このワインは確かに遺跡です。有名なワインマンガでもアンコールワットに例えられていました。

 夕食に2人で開けるよりは、ワインそのものを大勢で味わう方が良さそうです。アルコール度15%。

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これはAustraliaで購入。値段は80 AUDぐらいだったと記憶しています。ファーストクラスなら無理がない価格です。しかし国外では入手が易しくないので、このカテゴリーのワインに一家言を持っていそうなCathayでも、採用は難しいでしょう。