バス代わりの飛行機

Tipps für Flugreisen

TG677:NRT-BKK ビジネス(その2)

遅れる搭乗、素早い*G

搭乗予定時刻ちょうどにゲートに到着。神経質なのか律儀なのか、はたまた病的なのかはここでは不問ということで。

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列が少し長くなったところで、機材整備の都合による搭乗時間の変更が告げられます。15分だけ延びて、新しい搭乗時間は17:00。

 機材はA380。タイ航空では2階に上級キャビンを設置。前方がファースト。その後ろがビジネスで、最後部に少しだけエコノミーがあります。1階は全てエコノミー。

 搭乗橋は途中で2階と1階に分かれます。分岐部分はかなりのスペースがあります。

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延長予告どおり17:00に搭乗開始。列の先頭の方は、ほとんど1階に向かっていました。つまりエコノミー*G。成田や羽田の事情しかわかりませんが、優先搭乗でエコノミーの客が真っ先にぞろぞろと搭乗する傾向は、スターアライアンス便で顕著です。ワンワールドスカイチームでは、上級キャビンの客に混ざっている気がします。差があるのは何故でしょうか。

 前回のタイ航空の利用は羽田発でしたが、優先搭乗を待つ列が、どう見てもビジネスクラスの容量の倍以上になっていました。複数の客が、係員にビジネスクラスの列の場所を尋ねていたぐらいです。改めて*Gの数の多さに驚きました。その時はファーストクラスだったので、別に案内があり無問題だったのですが、TG, SQ, NHなどで羽田から出発する場合は、注意が必要かもしれません。

 

いつもの紫キャビン

乗り込むとよく知られているスタッガード配置。前後は詰まっていて、心理的には少し窮屈ですが、不快になることはありません。三点留めシートベルトは、やはり圧迫感があります。

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窓側だと席の配置がよくわかります。シートは進行方向を向いていません。

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A380の2階窓側の良い点は、壁とシートの間に収納スペースがあることです。しかもかなりの容量があります。エコノミーキャビンにもあるので、TGのA380でエコノミーなら2階窓側はお勧め。

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ウェルカムドリンクはVeuve-Clicquot。立派なグラスを使っています。そばには蘭が一輪。このテーブルの上側には、マガジンラック。真下はすぐ後方の客の足入れとなっています。とても機能的。

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このテーブルのシート側には、シート駆動とIFEのリモコンが並んでいます。肘置きが少しくたびれています。このくたびれた感じがタイ航空。

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タイ人を観察すると、掃除はそこそこ丁寧なのですが、メインテナンスが苦手だと感じます。タイ航空のシートのへタレと、バンコクの歩道のデコボコには、通じるところがあります。

 肘置きの下はIFE用のヘッドホン。

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これはキャセイビジネスクラスのヘッドホンと同じなのではないでしょうか。ノイズキャンセリングではないけれど、遮音性に優れています。

 

テーブルの前から通路に出ることができます。その前には前方の座席の背。ダイニングテーブルがついています。これはガルーダと同じタイプの跳ね上げ式。

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構造がシンプルなので、コスト的にも有利だし、メインテナンスは楽そうです。テーブルに物を載せたまま通路に出ることはできませんが、不自由を感じたことはありません。足元になりますが、安全のしおり。機内誌と別の場所に収納するのは、最近の流行。

 

座席ほぼ正面はIFEの画面。今時の水準から考えると大きいわけではありません。むやみに大きくしても解像度が伴わないのでは意味がないので、画面の大きさを気にする人はいないと思います。

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初期画面には言語の選択、座席番号、便名、出発地と目的地が表示されます。座席番号はもっと大きく表示する方が良いと思います。このモニターの下が足入れ。やはりヘタレ気味のオットマン

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シート自体が前後にスライドするので、モニターまでの距離は自分の好きなように調整できます。足が短い人でも、足入れをオットマン代わりに使えます。搭乗時にはアメニティキットと使い捨てスリッパが置いてあります。こういうものは離着陸時に窓際の物入れに入れられます。

 

テーブル利用位置はこんな感じになります。テレビを見ながら個食という、地上の生活だったら、哀愁漂う姿です。こういう視点で、ビジネスクラスのシートが語られることはありません。不思議です。写真は離陸後撮ったものです。

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ドアクローズは定刻より数分早く、プッシュバックが17:25丁度でした。15分搭乗が遅れた割には挽回しています。搭乗がすんなり済んだということを意味します。しかし出発ラッシュの時間帯。6機が離陸待ちをしているというアナウンスが入ります。しかし17:55には離陸できたので、スムーズに捌けています。優秀な成田の管制。

 

雨の離陸

いつの間にか雨になっていました。夕方の厚い雲は、憂鬱になります。

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タイ航空のA380ビジネスクラスは初めてだったので、長くなってしまいました。ANAスタッガードタイプと良く似ています。タイ航空の方がややシンプルです。内装の余分な空間を執拗に排除したANAの方が、きめ細かい設計に感じましたが、使った印象はほとんど同じです。高いレベルでの競争です。