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アリタリアのアップグレード・オークション

結局そうなるか、アリタリア

流行ですね。ターゲット型の有料アップグレード。Alitaliaのものは、Malaysia AirlinesのMHUpgradeと似ています。インターフェイスはほとんど同じ。

 

・エコノミークラスで規程の予約クラス以上の予約を持つ客にお知らせがある。

・客はビッドを入れる。

・その金額によってアップグレードの可否が決まる。

 

という手順で事が運びます。Alitaliaの場合、エコノミーとビジネスの間にプレミアムエコノミーがあるのですが、エコノミーから直接ビジネスにアップされます。

 

お知らせメールにはリンクがあります。手続きは、①オファー金額を入れる、②支払い情報を入力する、③確認と支払いの3段階で済みます。

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もちろん一つの航空券に記載される便の内、アップグレードの対象は限られます。キャビン構成、予約状況や営業の都合なども関係するのでしょう。

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これを見るとプレミアムエコノミーへのアップグレードもこのサイトで行うことが出来そうです。とりあえず初期値が設定されています。メーターの針がFairの中央当たりを指しています。当然高ければ高いほど、アップグレードの可能性が高くなるはずですが、アップグレードされなければ支払いは生じません。

 

一方は初期値のままにして、他方は少し高めにビッドを入れます。

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全てビッドが終え、支払い手続きを済ませると、まとめの画面に変わります。ちなみにクレジットカードはVISAとMASTERしか使えません。

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ここで販売条件に印をつけ、Submit Offerをクリックすると手続き終了です。

 

商人アリタリア

大体こういう時の終了画面は、礼を述べてから、「メールを送ったからよく見ておくように」とか、「黙って待っているように」とか書いてあるものですが、Alitaliaはそうではありませんでした。

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「ビジネスのアップグレードがダメだった場合、プレミアムエコノミーはどう?」と商売に余念がありません。感心しました。

 

確認メール

メールも届きます。

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ちなみに出発の72時間前なら、このアップグレードに関してのキャンセルや変更が可能です。アップグレードされるかどうかは、terms and conditionsに

 

”8. Accepted Offers will be chosen by Alitalia between 72 and 48 hours before departure.

9. Alitalia will inform the Passenger by email if your upgrade request has been accepted between 72 and 48 hours before departure."

 

とあるので、おそらく出発48時間から直前の間にメールが届くのでしょう。

 

さてMHと同様、ゲーム感覚で出来るのですが、誰がアップグレードの対象になるのでしょうか。FFP上級会員(+高い予約クラスの客)だと、私は思います。つまりこれは上級会員向けのサービスの低下です。

 以前なら「エコノミークラスでオーバーブッキングが生じた時、同じキャビンを予約している上級会員が会員レベルによって、上位キャビンに無償アップグレードされる。」だったのですが、無償が有償になりました。MHUpgradeを見ていても、全ての便で行われているわけではなく、特に混んでいる便だけが対象のようです。今度のAltaliaも恐らくそういう話だと思います。

 御得意様だから、会社側のヘマの解決に協力してもらえるだろうし、その分少し良い目を見せるというありがちな商取引だったのですが、有償となると、少しせこい話です。しかし会員レベルで全てが決まるのも、あまり面白くありません。その時々の支払い意志を反映させるのは合理的かもしれません。

 

調査のつもりで、2便のビッドの強さを意図的に変えてみましたが、結果はどうなることでしょうか。