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バス代わりの飛行機

Tipps für Flugreisen

航空各社のA350の状況

A350には、すでに搭乗された方もいらっしゃると思います。2015年1月に初めてQatar Airwaysが運航し、現在Finnair, Vietnam Airlines, LATAM Brasil, Singapore Airlines, Cathay Pacific, Ethiopian, Thai Airways, China Airlinesが受領しています。この機材はA380とは異なり、人気抜群。各社からは威勢の良い話が聞こえてきます。

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新聞記事から現況を調べてみました。

 

シンガポール航空

現在までに67機の注文を行い、6機を受領。

 12月13日より羽田便に導入。週21便中5便をA350-900に置き換える予定。ビジネスクラス42、プレミアムエコノミー24、エコノミー187席というキャビン構成。火・水・金・土・日に

SIN 8:05発 HND 15:35着 HND 16:40発 SIN 23:20着

というスケジュール。(註:SQ632, SQ633ですね。)月・木はB777-300ERの運航。

 さらに12月15日よりモスクワ(DME)便にも導入。週4便中2便を置き換える予定。月・木に

SIN 0:15発 DME 6:20着 HND 14:45発 SIN 6:15(+1)着

というスケジュール。火・土は引き続きB777-300ERで運航。

 

超長距離用のA350-900ULRも7機の注文があり、Airbusから顧客への引き渡しは2018年以降。これはSingapore-New Yorkの(ノンストップ)直行便に利用する予定。

Singapore Airlines envoie ses A350 à Moscou et Tokyo | Air Journal

 

ルフトハンザ

12月19日に最初のA350を受領予定。このA350-900はMünchenの基地に回送され、Lufthansa Technikがキャビン内部を実装。その後2月には飛行可能となり、セレモニーの予定も。2月10日にMünchen-New Delhi便に導入され、商業運航開始。航空券は既に販売開始。そしてA350の2番目の就航地は Bostonの予定。

 Lufthansaの場合、ビジネスクラス48、新プレミアムエコノミー21、エコノミー224席というキャビン構成。(註:SQと比較しましょう。SQのシートは余裕があります。あるいはLHは詰め込み過ぎ。数字の上ではっきりしています。)最初の10機は、全てMünchenが母港。Lufthansaは、現在25機を注文中。

 Münchenハブの責任者、Thomas WinkelmannによるとA350は全てのキャビンが多かれ少なかれ新型となり、快適さが向上するように改良。

Lufthansa recevra son 1er Airbus A350 le 19 décembre

 

タイ航空

ビジネスクラス32、エコノミー289席というキャビン構成。11月16日から2月27日まで、Bangkok-Roma線A350-900で運航。Roma Fiumicino線は毎日一便だが、月・火・水・金・日B777-200ERからA350-900に置き換え。

BKK 0:01発 FCO 5:55着、FCO 13:30発 BKK 6:05(+1) 着

というスケジュール。

11月17日から2月28日まで、Bangkok-Milano線でも運航。週5便の内、3便をB747-400からA350に置き換え。

BKK 0:35発 MXP 7:10着、MXP 13:05発 BKK 5:55(+1) 着

 Melbourne線への導入は見送り。

 

タイ航空は、現在14機のA350-900の注文中、2機を運用中。さらに5機が2017年3月から9月の間に受領予定。おそらくそれらも欧州便へ導入予定。

(註:オーストラリア路線への導入が遅れているのは、技術的な問題のようです。)

Thai Airways: l’Airbus A350 à Rome et Milan jusqu’en mars | Air Journal

 

キャセイパシフィック

10月27日よりAuckland便に、そして11月からParis便に導入。ビジネスクラス38、プレミアムエコノミー28、エコノミー214席というキャビン構成。Paris便は、週3便をB777-300ERから置き換え。

HKG 9:50発 CDG 16:05着、CDG 20:20発 HKG 15:05(+1)着

残りの週4便は、引き続きB777-300ERで運航。CDGからはTGVAirと提携しているため、フランスの10都市へ接続が可能。

 また10月31日より、Roma Fiumicino線の週2便をA350-900に置き換え。他の週2便は、B777-300ERで変わらず運航。

 

キャセイは22機発注したA350-900の内、6機を受領済み。さらに2018年以降に26機のA350-1000を受け取る予定。

 

Auckland便は、毎日

HKG 21:05 or 21:30発 AKL 12:55 or 13:20着、AKL 15:50発 HKG 21:00着

というスケジュールで運航。なお2017年3月、Düsseldorf, London-LGW, VancouverにもA350が導入される予定。

A350 de Cathay Pacific : Auckland et promotion à Paris | Air Journal

(註:A380には、関心を示さなかったCathay。A350は積極的に導入を進めます。ちゃっかりしています。)

 

エミレーツ

11月18日の時点で、B787A350も発注を進めるかどうか未決定。

(註:A380の最大運用者だけあって、方向転換にはいろいろな問題を伴うのでしょう。ちょっと想像しても、大量のパイロットの再訓練、地上設備の大幅なリストラクチャリングなど、膨大な投資、ネゴシエーションが必要です。A380は中古で引き受けてくれる会社もないでしょうし...。業界新参者のアドバンテージの期間は、終わったのかもしれません。一時代を画した後の巨大な負の遺産という、ありがちな話。)

Emirates-Pas encore de décision sur une commande A350 ou 787 - pdt, Actualité des sociétés - Investir-Les Echos Bourse

 

中華航空

A350-900を14機発注して、1機をすでに受領。最初に導入される路線は、Amsterdam, RomaまたはFrankfurt。

Nouvelle livrée pour China Airlines

(註:地味な展開に感じますが、報道自体少ない気もします。)

 

ベトナム航空

発注は全部で10機。さらに4機をAirbusより借りる予定。10月31日に5機目のA350-900をHanoi Noi Bai空港で受領。この機材は、11月1日よりHanoi-Ho Chi Minh間で運用。

 すでに受け取った4機は、Paris, Seoul, Shanghai, Osaka便で運航。

 

ベトナム航空は、世界で2番目にA350を運航開始。すでにB787-9とA350という2種の最新鋭機を運用する会社として、アジアの先頭に立つことに。

Vietnam Airlines reçoit son cinquième A350-900 XWB - Le Courrier du VietNam

(註:この会社は、そもそも長距離路線を多く持っていません。全てA350B787で運航するとなると、かなり強力。)