PECHEDENFERのブログ

Le rayon d'action illimité. D'une véritable ruche bourdonnante.

JALのIFE:オーディオプログラムの構成

昔からこんな風になっていましたっけ?MAGICのプログラムは。

 

J-Popです。まず最近のヒット曲が並びます。

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これは普通。工夫が見られる点は、過去のヒット曲を年代別にチャンネルに収めること。

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Ch 5が60年代および70年代、Ch 6が80年代、Ch 7が90年代、Ch 8が2000年代のヒット曲。それぞれ45分間に収めています。青春の音楽を、誰しも簡単に楽しめるという趣向です。すなわち、つないでいるチャンネルで年がバレます。今後JAL国際線に搭乗すると、隣の人のチャンネルを観察しそうです。

 

洋楽も全く同じ方法で並べられています。

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一方、クラシック音楽は最近のヒットはなし。これは当然。そのかわり月替わりでテーマ設定が行われ、それに沿わないものは取り上げられません。12月のプログラムでは、「冬を描いた」名曲と「酒と乾杯にまつわる」名曲です。

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11月は「冬を描いた」名曲と「夜にまつわる」名曲。1チャンネルだけ交代していることが分かります。

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これ以外のチャンネルは無し。そもそもクラシックを機内で聴くのは、あまり一般的ではないので、チャンネル数もこんなもので十分。思い切りよくテーマで選択しても問題ないでしょう。

 

Pechedenferは J-Popがまるで分らない(=曲を知らない)のですが、これは探しやすいはずです。いろいろな世代の搭乗客を等しく扱うJALらしい配慮だと思います。

 

ちなみに1950年代のヒット曲はありません。時代を遡上するに従い、制作された作品が少なくなることは明らかです。そもそも曲がそれほどないのでしょう。その頃の曲を聴いていた人たちは、もう大方死んでいるから、そんな古い曲を取り上げるのは無駄とJALが判断したわけではありません。

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