今年5回目のBKK発KUL行。本日はフレグランスの価格チェックがあるので、変り映えしないSuvarnabhumi空港でも気合が入ります。
ここはSilom地区の一部。新しい大型ショッピングセンターがSukhumvit沿いに次々オープンしたためか、やや元気が無いように見える地区。
バンコクには哀愁も感傷もないのでそんなことはどうでも良く、いつもの通り、ドンと巨像が並ぶホールへ直行。
さっさとチェックインして、価格チェックを。男性用の売れ筋ナンバーワン、Terre d'Hermès EDT 100 mLが3,700 THB。これはだいたい100 €。パリCDGで買うと76 €なので、30 %増し。高いと見るかどうかは微妙。日本の街中で買うよりは安いでしょう。製品によって価格に濃淡があり、CDGの免税店の1割増し程度で買える商品もあります。
簡単にチェックして(=十分冷やかして)、こちらに出ます。天然光が印象的に入ってきます。
残りの時間はCathay の御世話になります。
大陸系中国人4人がカードゲームに興じていて、少々騒がしいテーブルがありました。こういう人たちは、騒音の元ですし、弛緩しすぎているのでマイナスの評価は当然です。マナーが悪すぎる、それはそうです。しかし、リアルな中国人世界が手軽に見物できるので、嫌いではありません。
もっともすぐ近くに腰かけると喧しいので、少し離れて座ります。やはり中国人がゲームを行う時は、4人が様になります。傍目で見ると無茶苦茶いやらしい観察者になっています。
ここはバーカウンターで飲料を注文します。キャセイのフライトが出たためか、客が一気に減りました。それに合わせてChampagneが登場。人が多い時は、Australiaのスパークリングで対応。少々けち臭い気がします。
値段は倍も違いません。このままChampagneの価格が推移するなら、このクラスでの提供の中止も視野に入っていると思います。
異なるワインの品質を比較することは困難ですが、
・例外ともいえる広範なブレンドを行うこと
・ブドウ以外の作物を味付けに用いること
・単位面積当たりの収穫量(rendement)の基準が緩いこと
と、相互比較可能で客観的な低品質の証がいくらでも指摘できるのがChampagneという上級ワインです。大航空会社が徐々にそっぽを向いているところを見ると、世の中から虚名の烙印を押される日が近づいているのかもしれません。
人が少なければ、居心地が良いラウンジなので、Champagneがあるかどうかなんてどうでも良いことに思えます。
さてゲートオープンは16:35となっています。
ゲートはF1。Fは短いピアです。
ゲートオープンの時間を5分過ぎて到着すると、機材がプッシュバック。掲示を見ると別の便が出発するところでした。またゲートチェンジかと思うところですが、良く見ると下のほうに小さくMH783が表示されています。目の前で出発しようとしている便は、定刻16:50のMU9834でした。次のフライトであるMH783は定刻17:05。到着から出発まで15分の無茶なゲートの運用。
実はMH783は、17:35にリスケジュールされています。前便は調整した時間が表示されているのに対して、後便は掲示が間に合っていない、訂正が面倒のどちらかでしょう。
ゲートには客がもう集まっています。列はなし。
さて機材は定刻の10分前、17:25に到着。新定刻でも出発まで10分しかありません。
清掃済みの機材が飛んできたのか、珍しいこともあるものだと思っていたら、ぞろぞろと客が降機を始めます。何のことはない再度遅延です。これもよくある話。
驚いたことに17:50には搭乗開始になります。ゲート到着から、乗客降機、機内清掃、クルーの交代全て行い25分。搭乗終了、ドアクローズは18:02ですから、ゲートを機材が使った時間はわずか40分でした。LCCと遜色ないというか、現代では非常に速い回転が可能となっています。
時計を見ていて、唖然とし、優先搭乗が無かったことはどうでも良くなりました。
タイの臭いから、Malaysia航空の香りへ。
窓側1Fなので、荷物の運搬が観察できます。夕方18:00ですが、まだ明るいSuvarnabhumi。Bangkokは、夜が明けるのが遅く、日が暮れるのも遅い標準時の設定となってます。