PECHEDENFERのブログ

Le rayon d'action illimité. D'une véritable ruche bourdonnante.

A3 680:ATH-BCN エコノミー

ツアー客優先の入国手続き

キプロスからの客を載せてシャトルバス2台は、何も動かない空港をとことこ走って行きます。

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機体の前方出口から降りた客のバスは、後方出口から降りた客のバスの後ろ。ゲート到着も後になりました。この状況で、入国審査には長い列。ビジネスクラスの客をエコノミー後方席の客より待たせることになります。アテネの地上オペレーションは甘いというか、牧歌的です。

 

この空港でA320が沖留めになった時、タラップは機体前後に付きます。そしてバスは2台。このオペレーションがだいたい型にはまっています。停車しているバスのうち、どちらが前方か確認して乗車する必要があります。接続便がある場合の豆知識です。

 

アテネでの接続時間は75分しかありません。入国審査に着いたら残り1時間。このフライトの客は、近東移民の問題から、(Schengen域内への)微妙な入国者たち。審査に時間がかかります。しかも朝早く、係員が3名しかいません。接続に間に合わないと、翌日のBCN便へ振り替えになるはず。荷物は一晩BCNへ留め置きかと思ったところで、列が乱れてPechedenferの周囲がショートカットしてしまいました。正直な人ではなくなりましたが、運航トラブルを防止するためには、役立ったはず。そもそも係員が少ないのがいけないのです。

 

エーゲ航空だらけのATH

ラウンジ招待も意味がない接続。ゲートB09に着くと8:10。オープンは8:00でしたが、まだ皆座って待っています。静かで落ち着いており、なかなか客層は良い感じです。

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8:25に搭乗開始、8:42に搭乗完了。搭乗橋利用でしたが、やはりバスより早く済みます。

 

機内前方は空いているのに対して、後方はそこそこ混んでいました。

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A320ばかりのエーゲ航空。微妙に仕様が異なるとは言え、頻繁に乗る客にはいつも同じ機材で退屈かもしれません。

 

機内では、右を見ても

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左を見ても、エーゲ航空A320シリーズばかり目に飛び込んできます。

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キャビン内装は良くできていて、ビジネスクラスのシートの数を機動的に変えることができます。4回の搭乗したA320でしたが、少ないと2列、多いと4列ありました。どの便も三割から四割しか埋まっていないので、フライトごとに席数を調整しているわけではありません。ただ席の変更は簡単なようです。

 

ビジ、エコを隔てるカーテンはスライド式。どこかに留め具があるはずですが、探しませんでした。

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中央席背もたれはテーブルとして引き出せます。ただし一度カバーを大きく外してから留め具を外す仕組みのようです。簡単に倒れてくるわけではありません。

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中央席の肘掛は内側にスライドして、窓側席と通路側席の肘掛間を広げます。この赤いボタンが留め具です。手で押さえて簡単にスライドが可能です。

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安全のビデオは省略可?

このフライトでは、天井スクリーンが正常に動かず、安全のビデオは音声だけでした。乗務員によるデモもなし。こういう手抜きは始めて体験しましたが、航空当局から怒られないのでしょうか。

 音声にはスペイン語もありました。EU内で共通して利用しているテープのような感じです。

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朝の空港混雑時にあたり、離陸時に6機も並んで列を成していました。4機がエーゲ航空とその子会社オリンピック航空の機体です。

 

本当に安全の講習を見ることなく離陸してしまいました。

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往路でキプロスに向った時より、雪が増えています。風は強くないのか、揺れもなく20分でシートベルトサインが消えます。

 

御土産と機内食

再度grenadeが配布されます。2個お持ち帰りですね。

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日本でいうところの縁起物。機内に置いて降機するのは無粋です。宗教上の理由がない限り、重くても持ち帰らないと。

 

フライトマップの時は画面がちゃんと機能しています。

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一体何だったのでしょう。安全のビデオのスキップは。

 

朝食が出ます。キプロスのラウンジ、第一便、第二便と本日3回目の朝食。

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炭水化物が多いのは変わらず。ギリシャ風揚げパンは、中のハーブが特徴的。ヨーグルトは高密度。蜂蜜は冷えると固まってしまいます。

 

食事の片づけが遅いのですが、これは機内食の量とエコノミーの席数の関係。いちいちタイミングがどうのこうのと、目くじら立てるのは精神衛生上よくありません。

 イタリア半島のつま先部分 (CalabriaとBasilicataの間あたりですね) を横断して、ティレニア海へ出ています。

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名だたる観光地、AmalfiやNapoliの文字が見えますが、降りたくても降りられません。

 

フライトは揺れることも無く大変平和でした。2時間以上あるので、揺れない場合は機内販売のカートが出てきます。仕事熱心なクルー。

 

着陸は10:45。6分後にはB40ゲートに到着。この空港は、出発客と到着客の動線が分かれていません。到着時には免税店で買い物は出来ないでしょう。ラウンジの利用も無理なはず。乗継だったら、セキュリティチェックなしにそのままゲートに向っても良いのでしょうか?

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