PECHEDENFERのブログ

Le rayon d'action illimité. D'une véritable ruche bourdonnante.

MH71:NRT-KUL ビジネス

今季の航空会社

新年から、ネタはバンチにして投下することにしました。メジャーな会社のことは関心も高いはずですが、書く方も多いので、マイナーな会社をしています。第1弾(新春)はエーゲ航空。そして第2弾(大寒)はアリタリア

 しかし、ネタ切れはすぐにやってきます。マイナーのマイナーたる所以です。しかたがないので方針転換。第3弾(節分)は、マレーシア航空に行きます。えっ、馬航(MAS)もマイナーですと?國泰(CPA)が國航(CCA)の子会社になるという噂が絶えないので、oneworldの客が流入、ビッグになりつつあると思っていました。

 昨年4月のMarco Polo Club改悪を受けて、Enrichに鞍替えした人もいると思います。Status Matchのキャンペーンはやっていなかったようですが...。

 

MH71は東京の方にはお馴染み、21:45発04:35着定刻の夜便。月金土は、JAL7093便とのコードシェア便です。不便な成田空港の第2ターミナル。そのサテライトのもっとも外れのゲート、96~99がよく使われます。多分ゲートの使用料金が安いのだと思います。離着陸もB滑走路。言われてみれば、確かにマイナー感は十分です。

 

今年から地上オペレーションが、Swissportに変わっています。この会社、世界制覇を考えているのでしょうか。ただし現実に働くスタッフは、現地周辺住民で変わり映えしません。これぞグローバル化。今日の大型国際空港では、ハンドリングの会社が変わったぐらいでは、対応の雰囲気が変わるわけではありません。

MASのサロンケバヤ柄のIDホルダーリールを首から下げている係員も見かけますが、彼は日本支社の社員?

 

ラウンジ案内はありません。本日は珍しく良いゲート。91番。サテライトの付け根近くです。

 

それでJALラウンジは止めて、ゲートに最も近いQantasのラウンジに。久しぶりに、ワインのチェック。Jacob’s Creekの泡は省略。白ワイン3種。

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そして赤も3種。

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前回とほとんど変わっていないようです。あまりウキウキする展開にはならず、PCを叩いていたら、すぐに搭乗時間。ラウンジ内放送で、マレーシア航空71便が搭乗開始云々とあります。ここはラウンジ入室時に、搭乗便のチェックがあり、その搭乗案内が館内放送されます。食べ物が少ないせいか、空いているのも良好。眺めも良好。腹が減っていないとか、体重が気になる人向け。

 

ギリギリに行くのも趣味に合わないので、受付の方に英語と日本語で挨拶して*ラウンジは脱出。

*この人、何語をしゃべるんだったけ?と一瞬迷ってしまうため。よくお見かけする方なので、ここの受付係のお一人だと思います。

 

再会は意味を持ちません

そそくさとゲートに行くと優先搭乗は開始しています。ほとんど並ぶことなく機内に。

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新聞はマイブームのNew Straits Times。

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マレーシア人による東京サラリーマン生活の先入観が記事に。かなり偏向していて、大変興味深い内容。

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日本人乗務員がやってきて、「○○様、いつもご利用ありがとうございます。」と挨拶。ところがANAのマニュアル挨拶はほど遠く、「あら、また来ている。」という気配がありありと。言い換えると、心のこもった挨拶。そこでまじまじとお顔を拝見すると、確かに見覚えがあります。それも2度目ではありません。こちらも、「また御世話になります××さん。」と名前を呼んで仕返し

 MASは、それほど多くの日本人を採用していないはずです。基本は日本便の搭乗となっているはず。同じ乗務員に会う確率は、比較的高いと思います。

 面倒なので顔を覚えないし、日本人でも英語で済ますこともあるしと、あまり積極的に馴染みの客になろうとしていないのですが、それでも何回か会った乗務員はいます。MASの日本人乗務員はべたべたしないので、気になりません。

 マレー人化している方もいますが、普通英語で仕事をして、マレーシア人とは明らかに距離感が違います。

 

それでも味方につけておくと、できる範囲でいろいろと気を使ってくれたり、有用な情報を提供してくれたりします。2度目、3度目の担当になった場合は、そうなる可能性が大きいと感じています。仕事熱心です。

 この航空会社、なじみ客になりたい願望が強い人には向いているかもしれません。でもそういう人の多くは、知り合いの数自慢が好きなタイプで、この場合、日本語環境から離れられない(自慢できる相手がいなくなりますから...)ので、MASには来ないでしょう。海外の会社のなじみ客になりやすいのは、人知れず隠れ場所を持ち、それを他人に話すのは、何となく損だと感じるような人です。

 

サービスはいつもどおり。昨年の半分になったサテ。これで十分でしょう。もう寝るわけですから。

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ワインと食事の注文を、馴染みになった日本人乗務員が聞きに来ます。いつもと同じでは癪なので、いきなりMédoc。しかしMASのことですから、客のワインの嗜好を覚えるはずありません。要らぬ気苦労。

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このほっとする感じは、Bordeaux左岸ならでは。最初の皿もスープにしました。スープのチョイスも初めて。

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そしてメインはチキンといつもと違うものばかりで構成。なじみ客になることに抵抗します。

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マレーシア航空のデザートは今時珍しく、いちいち皿に絵を描きます。普通、皿を持ってくる人が描いているようですが、絵心のない人もいるでしょう。描く人と描かない人がいるかもしれません。

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今日は、艶やかなムース。

 

いつものことながら、食事が終わると、真夜中が近くなっています。

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それで就寝。朝飯をどうするかは、夕食の前に聞かれます。食べるとしても日本時間の4時過ぎですから、一応訊かないと。

 

いずれにしても寝ます。

 

自然と目が覚めますが、起きたらもうこの辺。

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朝飯は、暗闇で食べるサンドイッチ。無理してとる必要ないかもしれません。ぎりぎりまで寝なくても、起きたらコーヒーだけという選択も良さそうです。

 

それでマレー時間3時半過ぎ(日本時間4時半過ぎ)に降下開始、4:12に着陸しました。空港は当然空いています。

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夜のサテライトビルは、天井がきれい。朝早すぎて、人がほとんどおらず良い雰囲気。