と言っても、Suvarnabhumi空港の話。
皆歓迎
バンコクでは、LCCはDon Mueang空港に集中しているイメージがありますが、どっこいSuvarnabhumi にも
Cebu Pacific
Jetstar
Jeju Air
Indigo
Norwegian Air Shuttle
Spring Airlines
VetJet Air
など、多くの LCC が就航しています。年間旅客 53,000,000人、世界第 20 位の空港にしては、就航航空会社が多い気がします。
特異的に迷いやすいスポットと言えば、ここでしょう。
Suvarnabhumi空港の4階。出国するとメインビルに平行に延びている Pier D ですが、左に行くと Piers A, B, C に分かれる十字路、右に行くと Piers E, F, G に分かれる十字路があります。この分岐ポイントが鬼門中の鬼門。手書きの札を持った案内人が、立っていたり、走り回っていたり、大声で都市名を叫んでいるのもこの周辺。なかなか搭乗ゲートに現れない客を探しているわけです。
その真下、3階でも本質的には同じ問題を抱えます。このポイントには、案内所が設置されています。ラウンジが集中するフロアですが、指定ラウンジを見つける苦労なんて、旅客運送では2次的な問題。この程度で十分。
巨大像の足元
この像、迫力があるのですが、 大きいと言う以外にも理由があります。
この全体像写真でも良く見れば分かりますが、彩色しただけではありません。像やパビリオンなどの大きな作り物が大好きなお国柄。首都の玄関ともなると、張り切って本格的に作ってしまいます。
全身が花柄で覆われていますが、花びら一つ一つが手作業で塗装した木かセラミックスかプラスティックです。アメリカ文化の対極を行くような手の込んだ細工。
こんなこと、ちまちまやっているより、動き出したり、映像と融合させたりと、ダイナミックな発想へ向うのがアメリカ流でしょう。
チェックインホールには、この像が16体あったと思います。空港にこんな規模で設置するなんて、タイ以外の国では職人の層の厚さや価格の問題から不可能ではないかと思います。Suvarnabhumi=黄金の土地。国家の威信がかかっているとは言え、見事です。
日本で同じ企画を行うと、細部の仕上げがものすごいことになり、1体造った段階で、関係者全員が精根尽き果てるのではないかと思います。でかい像なのですから、細部はこの程度にしておいても大丈夫なのでした。タイで大きな作り物が多い理由は、細部が程々で済んでいるからかもしれません。
予期された出来事?不測の出来事?
Suvarnabhumi空港のアクセス鉄道は、Airport Link。空港到着前に右に大きく曲がります。その後、有料道路と共に、2本の平行滑走路の中間をターミナルに向って進みます。曲がる直前で車窓左側に見えた光景。
火事なのか、燻浄なのか。いずれにしてもこの時間は、着陸する機体の進入経路の真下。規模がもう少し大きかったら空港閉鎖の憂き目に会っていたかも。
新規開店
NOUILLE ORQUE、もとい NEW YORK は SOHO の風を運ぶ食品・惣菜・軽食店。アメリカの脱ジャンクフードの尖兵、Dean & Deluca。特筆すべき特徴があるわけではありませんが、日本でも増殖中。
ここ黄金の土地にも上陸。出発エリア(エアサイド)です。場所はKing Powerの免税手続きカウンター(中国人が列を成している一角と言う方が分かりやすいかも...)のすぐ横。
しばらく間仕切りだけDean & Delucaで、内部は工事中という状態でした。
中国正月に合わせて開店したようです。
予想通り、加工食品販売、惣菜(パン、サンドイッチ、ケーキ、サラダ、スープなど)販売、イートインコーナーからなっていました。空弁として入手することも一慮に値。先述の通り、LCCも数多く出発しますので。
量と価格の関係では、日本の半額ぐらいです。割と良いのではないでしょうか。
毒々しい色をしたケーキは、まさにアメリカン。自分では絶対に手にすることはないでしょうが、この手の多様さは好印象。
以下はバンコク市内で見かけた番外編。
住民福祉
移動トイレ。イベントには登場するバンコク市の有する特殊大型自動車。お役所らしからぬカラーリング。
タイ風の色彩。国旗があるのですが、全く目立ちません。
Pixar Animation Studios の Cars(2006)を思い起こさせます。Suvarnabhumiの巨大神像もタイ。このデコトラもタイ。文化の厚さです。